アルファルファってどんな野菜？栄養やカロリー、おすすめレシピをご紹介！

スプラウトの一種である「アルファルファ」。シャキッとした食感が魅力の野菜ですが、どんな栄養が含まれているのでしょうか。この記事では、アルファルファの特徴やカロリー、使い方や保存方法などについて解説します。アルファルファをおいしく食べられるレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

アルファルファとは「ムラサキウマゴヤシ」というマメ科ウマゴヤシ属の多年草です。中央アジア原産で、地中海沿岸やヨーロッパ、北インドなどの国々へ広まっていきました。アルファルファとは、ペルシア語で「最良の草」を意味する言葉です。日本には江戸時代に伝わったとされていますが、食用としては普及しませんでした。明治時代以降には、おもに牧草として利用されていたようです。

生食用とされるのは、種をまいてから3～7日後のアルファルファ・スプラウトです。もやしと同じように暗い場所で水栽培され、もやしよりも細いことから「糸もやし」とも呼ばれます。日本ではあまりなじみがないかもしれませんが、アメリカではスプラウトといえばアルファルファを指すことが多いほど一般的に食べられています。

アルファルファは小さくて細く、みずみずしいパリッとした食感が特徴です。サラダやスープなどのトッピング、サンドイッチの具材などに使われます。また、特有の風味があるためハーブとしても利用されています。

茎と葉を粉砕して固めたものはサプリメントとしても用いられます。また、葉を乾燥させたものはハーブティーとして利用されているんですよ。

ここで、アルファルファの栄養価を確認してみましょう。

■アルファルファ100g当り

• エネルギー…11kcal
• たんぱく質…1.6g
• 脂質…0.1g
• 炭水化物…2.0g
• 食物繊維…1.4g
• 糖質…0.6g
• β-カロテン…56μg
• 葉酸…56μg
• カリウム…43mg

アルファルファのカロリーは100g当り11kcalで、食物繊維は100g当り1.4g含まれており、便のかさを増してスムーズな排便に役立ちます。またビタミンやミネラル類も含まれていて、抗酸化作用をもつβ-カロテンや、赤血球を作るのに欠かせない葉酸、体内の余分なナトリウムを排出するカリウムなども含まれています。

植物の新芽であるアルファルファは、小さな葉にさまざまな栄養素を含む優秀な食材なんですね。

おいしいアルファルファを選ぶためには、鮮度をチェックすることが大切です。根の部分に透明感があり、白い部分にツヤがあるものを選ぶとよいでしょう。

アルファルファは日持ちしない野菜なので、購入後はできるだけ早めに食べるようにしてください。保存する場合は、ジップ付きの保存袋に入れて空気を抜き、冷蔵庫の野菜室に保存します。

アルファルファは、よく洗って水気を切れば生のままで食べることができます。サラダにはもちろん、スープにトッピングしたり、サンドイッチの具にしたり、肉料理に添えたりとさまざまな食べ方でそのおいしさを楽しめますよ。

アルファルファをおいしく食べられるレシピをご紹介します。サラダ以外の活用法を知りたいという方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

さっぱりおいしい、アルファルファと豚バラ肉の冷しゃぶはいかがでしょうか。ジューシーでやわらかな豚バラ肉と、パリッとした食感のアルファルファが相性抜群で、とてもおいしいですよ。ポン酢ベースのタレがよく合い、香味野菜の風味も食欲をそそる一品です。

おつまみにぴったり！カツオとアルファルファのねぎ塩和えをご紹介します。旨味のあるカツオとシャキシャキのアルファルファを、長ねぎたっぷりの塩ダレでいただく一品。ごま油の香ばしい香りとニンニクの風味がアクセントになり、お箸がすすみますよ。

梅の風味が爽やかな、カツオとアルファルファの梅香味和えです。たっぷりの香味野菜と梅の酸味で、カツオがさっぱりといただけるレシピ。アルファルファの食感もよく、お酒のおつまみにぴったりですよ。切って和えるだけで簡単なので、ぜひお試しくださいね。

食べ応え抜群！アルファルファの肉巻きを作ってみませんか。旨味たっぷりの豚バラ肉で大葉とアルファルファを巻いて、フライパンでこんがりと焼きあげました。めんつゆを使った甘辛味で、ごはんにぴったり。生食以外のアルファルファの食べ方としてもおすすめですよ。

アルファルファは、パリッとしたみずみずしさがおいしいスプラウトです。サラダなどで食べるのはもちろん、スープなどの汁物にトッピングしたりお肉と合わせたりと、さまざまな食べ方で楽しむことができます。ぜひ日々の食事に取り入れてみてくださいね。