みずみずしさとほんのりと感じる甘みがたまらなくおいしい「梨」。
バラ科の果物で、中国が原産と言われています。梨のしつこくない甘さは、デザートとしてはもちろん、フルーツサラダやお酒のお供としても楽しむことができるので、老若男女問わず人気の高いフルーツですよね。
今回は、そんな梨の正しい選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
みずみずしさとほんのりと感じる甘みがたまらなくおいしい「梨」。
バラ科の果物で、中国が原産と言われています。梨のしつこくない甘さは、デザートとしてはもちろん、フルーツサラダやお酒のお供としても楽しむことができるので、老若男女問わず人気の高いフルーツですよね。
今回は、そんな梨の正しい選び方についてご紹介します。ぜひ、参考にしてみてくださいね!
梨は大きく分けると、和梨・中国梨・洋ナシという3つの種類に分けられます。中国梨は日本ではあまり流通していませんが、「ラ・フランス」や「ル・レクチェ」といった洋ナシは日本でも多く流通していますね。そんな3つの分類のなかで最も多く流通しているのが和梨です。
和梨は青梨と赤梨に分類されます。皮の色が薄い緑色で表面がつるっとしているのが青梨。皮が薄い赤色をしており、青梨に比べて表面がざらっとしているのが赤梨です。
青梨の代表格ともいえる品種が、「二十世紀梨」。赤梨の代表的な品種は、「幸水梨」や「豊水梨」などが挙げられます。
和梨は品種によって収穫の時期が若干異なり、早いもので7月頃から、遅いものは11月頃に出回ります。この収穫時期については、青梨・赤梨によって分けられているのではなく、品種によって異なりますが、おおむね夏頃から秋にかけて食べごろを迎える品種がほとんどです。
また洋ナシの収穫時期は9月から12月頃ですが、収穫してから1週間~1ヶ月ほど追熟させると食べごろを迎えるため、11月から1月の冬の時期がもっともおいしい時期といえます。
梨100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
「和梨」
・エネルギー 38kcal
・水分 88g
・たんぱく質 0.3g
・脂質 0.1g
・炭水化物 11.3g
・カリウム 140mg
・食物繊維 0.9g
「洋ナシ」
・エネルギー 48kcal
・水分 84.9g
・たんぱく質 0.3g
・脂質 0.1g
・炭水化物 14.4g
・カリウム 140mg
・食物繊維 1.9g
梨に含まれる栄養素のなかでも特に注目していただきたいのが以下の2つです。
■カリウム
カリウムは体内のナトリウムを排出してくれる働きがあるため、むくみ予防にも効果が期待できますよ。塩分を摂りすぎた日のデザートや翌日の朝食などで梨を食べるのもおすすめです。
■水分
和梨の約88%、洋ナシの約85%は水分です。梨を食べたときに感じるジューシーなみずみずしさの理由は、梨に含まれる水分量が多いことがあげられます。手軽に水分補給ができるので、梨が出回り始める残暑が厳しい季節にも嬉しい果物ですね。
新鮮でおいしい梨を選ぶポイントは以下の3つです。
■梨全体の形と重量
和梨の場合は、全体的に丸みを帯びていて、しっかりとハリのあるものを選びましょう。持ったときに重量感のあるものがおすすめですよ。また軸の反対側のお尻の部分がどっしりとしたものが甘みが強いと言われています。
洋ナシの場合も、全体的にふっくらとしていて持ったときに重量感のあるものがおすすめです。
■各種の色味
和梨の場合は、青梨と赤梨によって色味が異なります。青梨の場合、緑色から黄色に変化していきますが、緑色の場合シャキシャキとしたみずみずしさが感じられ、黄色になるにつれて甘みが増していきます。赤梨の場合は、薄い茶色からどんどんと赤みを帯びていきます。少し赤みを感じられるようになってきたら食べごろのサインです。
洋ナシの場合は色味ではなく、表面に傷がないものや柔らかくなっていないものを選ぶことをおすすめします。
■軸の状態
和梨の場合、軸がしなびておらずしっかりとしたものがおすすめです。
洋ナシの場合は、軸がシワっぽくなっているのは完熟した証拠です。軸がしっかりとしている時は、追熟させてからお召し上がりになるのがおすすめですよ。
今回は梨の栄養素やおいしい梨の選び方をご紹介しました。
梨はジューシーなみずみずしさとほんのりとした甘さが特徴の果物。せっかくなら鮮度がよくておいしいものを選びたいですよね!
梨の種類によっても選び方は異なりますが、それぞれポイントを押さえておいしい梨を選び、余すことなく楽しんでください。
クラシルでは、梨のレシピもご紹介しています。こちらも参考にしてみてくださいね。