最終更新日 2023.3.30

オマール海老とロブスターは何が違う?特徴やおすすめの食べ方をご紹介!

オマール海老とロブスターは何が違う?特徴やおすすめの食べ方をご紹介!

「オマール海老」とロブスターは、どのような違いがあるのかご存知ですか?どちらも大きなザリガニのような形をしているので、見分けがつかない方も多いのではないでしょうか。今回は、オマール海老とロブスターの違いや、おすすめの調理法などをご紹介します。記事後半でご紹介する、バラエティ豊富なエビレシピは必見ですよ!

  • 目次
  • オマール海老とは?
  • オマール海老とロブスターは同じ種類?
  • ヨーロピアン・オマール
  • アメリカン・ロブスター
  • ザリガニや伊勢海老との違いは?
  • 伊勢海老
  • ザリガニ(アメリカザリガニ)
  • おすすめの調理法は?

オマール海老とは?

オマール海老とは、エビ目(十脚目)・ザリガニ下目・アカザエビ科・ロブスター属に分類される甲殻類のこと。アメリカやヨーロッパ、南アフリカなど広い地域に生息しており、体色は生息地によって赤褐色、青、灰色、クリーム色などさまざまです。体長は50cm程で大きなザリガニのような形をしていますが、前足の1対が大きなハサミになってるのが特徴です。

オマール海老は主にヨーロッパやアメリカで食されていますが、近年は日本にも多く輸入されています。ただし、その多くはホテルやレストランで高級食材として扱われているため、スーパーの店頭に並ぶことはほとんどありません。また、オマール海老はとても獰猛な性格で仲間同士で傷付け合うこともあるため、捕獲後はすぐにハサミを固定されます。

オマール海老とロブスターは同じ種類?

オマール(homard)とはフランス語で、英語ではロブスター(lobster)と呼ばれています。つまり、オマール海老とロブスターは同じ種類で、呼び方が異なるだけなのです。また、オマールとは「ハンマー」という意味で、大きなハサミがハンマーのように見えることがその名の由来と言われています。

一般的に市場に出回っているオマール海老は「ヨーロピアン・オマール」と「アメリカン・ロブスター」の2種類です。それぞれの特徴を詳しく見てみましょう。

ヨーロピアン・オマール

ユーラシア大陸沿岸で獲れる、体長50cm程のオマール海老です。漁獲量はアメリカ産種の1/10程ですが、濃厚な旨味と甘味があり、身がしっかりと詰まっていてプリプリと弾力のある食感を楽しむことができます。アメリカン・ロブスターより美味とされており、その分価格も高めになります。

アメリカン・ロブスター

アメリカ大陸沿岸で獲れる、大ぶりのオマール海老です。市場に出回るものは30〜40cm程のものが多いですが、大きいものは体長120cm程になることもあります。ヨーロピアン・オマールに比べると味わいは劣りますが、漁獲量が多いのでリーズナブルな価格で購入することができます。

ザリガニや伊勢海老との違いは?

オマール海老はザリガニ下目の甲殻類なので、実はザリガニの仲間でもあります。伊勢海老とも見た目がよく似ていますが、これらふたつはどのような違いがあるのでしょうか。以下で詳しく見てみましょう!

伊勢海老

エビ目 (十脚目)・エビ亜目・イセエビ下目・イセエビ科・イセエビ属の甲殻類で、日本や台湾、朝鮮半島など幅広い地域に生息しています。オマール海老のように大きなハサミはありませんが、2対の太い触覚があり、体表は赤褐色でトゲの付いたかたい殻で覆われています。体長は30cm程とやや小ぶりで、身がやわらかくて上品な旨味があり、日本では古くから高級食材として親しまれています。

ザリガニ(アメリカザリガニ)

エビ目 (十脚目)・エビ亜目・ザリガニ下目・ザリガニ科・アメリカザリガニ属の甲殻類で、体長は10cmと小さなオマール海老のような形をしています。日本では食べる習慣がありませんが、実は高級食材として扱う国も多く、カニのような食感と海老のような味わいを楽しむことができます。川や田んぼで捕獲することができますが、天然のザリガニは寄生虫がいることが多いので注意が必要です。ザリガニを食べてみたいという方は、食用をネットショップで購入するのがおすすめです。

エビの種類についてもっと知りたい方はこちらもチェック!

おすすめの調理法は?

「オマール海老はハサミが1番おいしい」と言われるように、その大きなハサミには身がぎっしりと詰まっています。身はプリプリと弾力のある食感、ハサミはカニのような肉質、みそは濃厚な旨味、そして殻からもいいだしが出るので、調理の際は余すことなく、そのおいしさを食べつくしましょう!

ただし、オマール海老は殻がとても硬いので、生きたオマール海老をご家庭で調理するのは少し難しいかもしれません。もしオマール海老が手に入ったら、丸ごと蒸してから手で殻を取り外していただくのがおすすめです。

また、身を取り出した後の殻にも旨味がたっぷりと含まれているので、ぜひスープを作ってみてください。腕に自信のある方は、オマール海老でビスクやブイヤベースなどを作ると、格別のおいしさを楽しむことができますよ!

オマール海老はどこで買える?

オマール海老がスーパーの店頭に並ぶことはほとんどありませんが、近年はネットショップで生きたものを購入することができます。より手軽に楽しみたい方は、半分にカットしたものや、オマール海老のグラタンなど調理済みのものもあるので、用途に合わせて選んでみるとよいでしょう。

気になるお値段は1kg10,000円程と高めですが、伊勢海老はその2倍程のお値段になります。決して安くはありませんが、オマール海老はとてもおいしくて豪華に見えるので、記念日やホームパーティーで大活躍すること間違いありませんよ!

海老を使ったおすすめレシピ

オマール海老を調理するのはハードルが高いと感じる方は、ほかの海老で代用してみましょう。もちろん、オマール海老で作ってもとてもおいしいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

基本のエビマヨ

中華料理で人気の一品、エビマヨネーズです。プリプリのエビに卵黄入りのマヨネーズソースが絡む、まったりと濃厚な味わいはまさに絶品!エビを揚げて調味料で和えるだけと簡単に作ることができるので、ぜひお試しくださいね。

※ご高齢の方や、2才以下の乳幼児、妊娠中の女性、免疫機能が低下している方は、卵の生食を避けてください。

サクフワ海老カツ

むきエビとはんぺんで作る、サクサクふわふわの海老カツはいかがでしょうか。干しエビを加えるとエビの風味が引き立ち、旨味たっぷりで香ばしい風味に仕上げることができますよ!

エビの生春巻き

サラダ感覚で楽しめる、エビの生春巻きです。エビ、キュウリやもやしなど、さまざまな食材の食感が楽しめる、さっぱりとした味わいでお箸がすすみます!ぜひお好みの具材で作ってみてくださいね。

バッター液でサクサク エビフライ

エビを使った料理といえば、やはりエビフライ!パン粉をつけるときにバッター液を使うと、エビの旨味を逃さずサクサクとした食感に仕上げることができます。エビの下ごしらえの方法も動画でご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

濃厚 海老のビスク

ビスクとは、エビを丸ごと煮込んで作るスープのこと。こちらのレシピでは、手に入りやすい赤エビを使っていますが、オマール海老で作るとより香り高く濃厚な味わいに仕上げることができますよ。そのままいただくのはもちろん、魚料理やパスタのソースにアレンジするのもおすすめです。

エビだしで炊くエビのパエリヤ

エビのだしで炊いた、豪華なパエリアはいかがでしょうか。エビの旨味がギュッと詰まった香ばしい味わいは、一度食べたらやみつきになること間違いなし!具材はエビのみなので、複数の具材を揃える必要がなく手軽に作れるのもうれしいポイントです。

※こちらのレシピは白ワインを使用しております。加熱の状態によってはアルコールが含まれる可能性がありますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。

※アルミホイルは直火に触れると溶けてしまう可能性があるため、蓋として使用する際はフライパンからはみ出ないように内側に折り曲げてください。料理によっては調味料などに含まれる塩分によってホイルが溶ける可能性もございますので、ご使用の際は十分にご注意ください。

オマール海老とロブスターは同じ種類

今回はオマール海老とロブスターの違いや、おすすめの調理法、バラエティ豊富なエビレシピなどをご紹介しました。オマール海老とロブスターは同じ種類であり、ホテルやレストランで用いられる高級食材です。ご家庭で調理する機会は少ないかもしれませんが、プリプリと弾力のある食感と濃厚な旨味は格別ですよ!もし手に入る機会があったら、ぜひそのおいしさを堪能してみてくださいね。

人気のカテゴリ