ジューシーな甘みの中に広がる、さわやかな酸味とほのかな苦味がおいしい「グレープフルーツ」。そのまま食べるのはもちろん、サラダやスイーツに活用したり、絞ってジュースにしてもおいしいですよね。
グレープフルーツの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」
そんなグレープフルーツは、おいしいだけでなく美容や健康維持に欠かせないビタミンCがたっぷり含まれているのも魅力。今回は、グレープフルーツに含まれる栄養素と、正しい選び方についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 目次
- グレープフルーツの種類
- 主要な栄養素はこちら
- 豊富な「ビタミンC」に注目
- おいしいグレープフルーツを選ぶ3つのポイント
- グレープフルーツのおいしさを味わおう!
グレープフルーツの種類
グレープフルーツにはさまざまな種類がありますが、一般的に出回っているものは下記の3つです。
・ホワイト・マーシュ
果肉が白っぽい薄黄色で、果皮が鮮やかな黄色をしています。普段よく目にするグレープフルーツはこの品種で、果汁が多く、さわやかな酸味とほろ苦さが特徴です。
・ルビー(ピンク・マーシュ)
果肉が赤みのあるピンク色で、果皮はホワイトとあまり変わらない鮮やかな黄色です。ホワイトに比べ、酸味が少ないのが特徴です。
・スタールビー
果肉の赤みが強く、果皮は濃いオレンジ色をしています。苦味が少なく、甘みが強いのが特徴です。
主要な栄養素はこちら
グレープフルーツ(可食部)100gに含まれる主要な栄養素は以下の通りです。
‐ 38キロカロリー
‐ たんぱく質 0.9g
‐ 脂質 0.1g
‐ 炭水化物 9.6g
‐ カルシウム 15mg
‐ リン 17mg
‐ マグネシウム 9mg
‐ カリウム 140mg
‐ ビタミンC 36mg
豊富な「ビタミンC」に注目
1日に必要なビタミンCの摂取量は、成人では約100mg(年齢によって異なる)と設定されています。グレープフルーツ100gにはビタミンC36mgが含まれているので、グレープフルーツ大(可食部約320g)1個を食べると、1日に必要なビタミンCを摂取することができます。
■ビタミンC
ビタミンCにはコラーゲンを生成するという働きがあります。コラーゲンとはたんぱく質の一種で、人体のたんぱく質の約3分の1を占めており、細胞と細胞を繋ぎ合わせる接着剤のような役割を果たしています。
ビタミンCが不足すると、コラーゲンの生成が円滑に行われないため、細胞の繋ぎ目がもろくなり、壊血症、色素沈着、疲労感、脱力感、貧血などの症状が現れることがあります。 ビタミンCは体内で合成できないため、食物から摂らなければなりません。
■リモネン
柑橘系特有の爽やかな香りは、果皮に多く含まれる「リモネン」という香り成分です。リラックス効果があり、安眠やストレスの緩和にも効果が期待できます。
■ペクチン
果皮や袋の部分に多く含まれている成分で、ジャムやゼリーなどのとろみづけにも使われています。ペクチンには整腸作用があり、下痢や便秘の予防・改善に効果が期待できます。
ただし、グレープフルーツ(ジュースや加工したものも含む)と一緒に摂ってはいけない薬があるので、薬を服用している方は医師や薬剤師に確認してから摂るようにしましょう。
おいしいグレープフルーツを選ぶ3つのポイント
グレープフルーツを選ぶポイントは以下の3項目。この3つのポイントに気を付ければ、おいしいグレープフルーツを選ぶことができますよ。
①表面にハリ・ツヤがある
表面が滑らかでハリ・ツヤがあるものを選びましょう。
②形がよくデコボコしていない
形がいびつなものや、表面に凸凹があるものは、十分に栄養が行き届いていない可能性があります。きれいな丸い形のものを選びましょう。
③ずっしりと重みがある
手に取ってずっしりと重みを感じるものは実がぎっしりと詰まって、果汁もたっぷり含まれています。購入する際は重さもチェックしましょう。
グレープフルーツのおいしさを味わおう!
グレープフルーツに含まれる栄養素と、おいしいグレープフルーツの選び方をご紹介しました。甘み、酸味、苦味のバランスがよく、みずみずしい味わいがおいしいグレープフルーツ。そのまま食べても、絞ってジュースやゼリーにしてもおいしいですよね。
クラシルでは、グレープフルーツの保存方法についてもご紹介しています。ぜひ合わせて参考にしてみてくださいね。