一味唐辛子と七味唐辛子の違いとは？使い分けてもっとおいしいピリ辛レシピ5選

料理のアクセントに重宝する「一味唐辛子」や「七味唐辛子」ですが、それぞれどのような違いがあるかご存知ですか？今回は、刺激がクセになる調味料「一味唐辛子」と「七味唐辛子」の違いをご紹介します。それぞれの原料や味の違いだけでなく、料理に合わせた上手な使い分け方についても解説していますので、ぜひチェックしてみてくださいね。

一味唐辛子と七味唐辛子。知っているようであまり知られていない2つの違いですが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか。その特徴や違いを詳しくを見てみましょう。

名前の通り、一種類の唐辛子が原料となっている調味料です。赤唐辛子の実を乾燥させてすりつぶし、粉末にして作られます。唐辛子の辛さをそのまま感じることができるので、シンプルに刺激を感じられるのが特徴です。ただし、唐辛子によっても辛さが異なるため、同じメーカーの唐辛子を使っていても辛さに違いが出る可能性もあります。唐辛子本来の味を楽しんでみてくださいね。

一味唐辛子に他の香辛料を混ぜて作られる調味料です。一般的には唐辛子の他に山椒、生姜、ごま、陳皮、けしの実、麻の実などが配合されています。
メーカーにより使われる原料が異なるため、それぞれ味わいが違うのも七味唐辛子の特徴です。中には、6種類や8種類などの原料で作られるものもありますが、縁起がよいという理由で「七味」という名称に統一しています。
しかしこちらも一味唐辛子同様に、唐辛子そのものの辛さや原料の配合が異なるので、色々試してお好みの七味唐辛子を見つけてみてくださいね。

一種類のみの唐辛子が使われている一味唐辛子に対し、七味唐辛子は唐辛子に加えて他の原料が混ざっているので辛さは控えめです。パンチのある唐辛子の辛さをダイレクトにプラスできる一味唐辛子とは異なり、七味唐辛子は料理の仕上げとして振りかけてほどよい刺激と香りを楽しめます。一味唐辛子や七味唐辛子をうまく加えることで、好みの辛さに仕上げられますよ。

お店によっては、一味唐辛子と七味唐辛子の両方が用意されているところもありますが、どのように使い分けたらよいのでしょうか？以下で確認してみましょう。

上述の通り、一味唐辛子は唐辛子の辛さをそのまま感じることができるので、強い刺激が欲しいときにおすすめです。特に麻婆豆腐やエビチリなど、辛味のある中華料理にプラスすると、より刺激のある味わいに仕上がります。 世界共通の調味料であるため、各国すべての料理に対応できます。

七味唐辛子は、さまざまな原料が使われていることから、辛さにプラスして香りづけをする効果があります。うどんや豚汁、牛丼などといった和食に使うのがおすすめです。ほどよい刺激が加わり、風味がアップしますよ。
一味唐辛子とは異なり、調味料に分類されず、薬味として使用されます。

一味唐辛子と七味唐辛子、それぞれの違いを知ったところで、ここからはピリ辛な味わいがクセになる絶品レシピをご紹介します。まずは、ガツンと唐辛子の辛さを堪能できる一味唐辛子を使ったレシピをチェックしてみましょう！

一味唐辛子をたっぷり入れて仕上げた激辛タッカルビはいかがでしょうか？まわりでとろけているチーズを絡めることで、辛さもマイルドになりますよ。ひと口食べれば、やみつきになること間違いなしのおいしさです。スキレットで作ってアツアツの状態で食べるのがおすすめです。

一味唐辛子で激辛に仕上げた麻婆豆腐焼きそばです。とろみのある麻婆豆腐が麺によく絡み、とてもおいしいですよ。一味唐辛子の他に豆板醤やコチュジャンなども使っているので、旨みのある辛さをお楽しみいただけます。辛いものがお好きな方は、ぜひお試しください。

さっと炒めるだけで簡単に作れる、ピリ辛のみそチャーハンです。濃厚なみその風味と一味唐辛子のピリッとした辛味が効いていて、とてもおいしいですよ。卵を加えることでまろやかさがプラスされ、後引く味わいに仕上がっています。お好みで糸唐辛子をトッピングしてください。

続いて、ピリッと刺激的な唐辛子と薬味の香り豊かな風味を楽しめる七味唐辛子を使ったレシピをご紹介します。七味唐辛子の量を調節して、お好みの辛さに仕上げてみてくださいね。

マヨネーズと七味で味付けした、間違いないおいしさのイカ焼きです。歯ごたえのあるイカは香ばしく、噛めば噛むほどうまみを感じられます！コクのあるマヨネーズに七味唐辛子の風味がアクセントになった、箸が止まらなくなる一品です。

見た目から食欲をそそる甘辛豚丼のレシピです。角切りにして甘辛く炒めた豚肉に卵黄が絡んで絶品ですよ！仕上げに七味唐辛子をふりかけることでより風味が増します。ガッツリ食べたいときにおすすめの一品です。

今回は、一味唐辛子と七味唐辛子の違いや使い分けについてご紹介しました。似ているようで異なりますが、どちらも料理にアクセントを与えてくれる便利な調味料です。違いを知ることで、どんな料理に合うのかがわかり、より食事が楽しくなりますよ。

クラシルでは、今回ご紹介した以外にも一味唐辛子、七味唐辛子を使ったレシピを多数掲載しています。ぜひ、参考にしてください。