「肉じゃが」といえば、日本の家庭料理を代表する料理のひとつ。しょうゆやみりん、砂糖で作るのが定番ですが、シンプルだからこそアレンジも楽しめるんです!今回は肉じゃがにおすすめの具材や味つけを定番からアレンジまで幅広く13選ご紹介します。後半では、変わり肉じゃがのレシピもご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
肉じゃがのおすすめ具材13選!定番から変わり種の具材やアレンジ味付けもご紹介!
- 目次
- 肉じゃがの定番具材【野菜編】
- じゃがいも
- 玉ねぎ
- にんじん
- グリンピース・絹さや
- 肉じゃがの定番具材【肉編】
- 牛肉・豚肉
- 肉じゃがの変わり種具材
肉じゃがの定番具材【野菜編】
はじめに、一般的な肉じゃがについておさらいしておきましょう。まずは、肉じゃがによく使われる野菜をご紹介します。
じゃがいも
肉じゃが作りに欠かせないメインの野菜が「じゃがいも」です。肉じゃがに使用するじゃがいもは一般的に、煮崩れしづらく、しっとりときめ細かい食感の「メークイン」が適しているとされていますが、仕上げたい食感に合わせて品種を変えてみるのもおすすめですよ!煮崩れに気を付ける必要があるものの、ホクホク系に仕上げたいなら「男爵」や甘味の強い「キタアカリ」を。また、煮崩れしづらく「しっとり」「ホクホク」両方の食感を楽しめる「インカのめざめ」や「ホッカイコガネ」も試してみてほしい品種です。
玉ねぎ
脇役ながら、甘味ととろけるような食感で存在感を放ち、肉じゃがに欠かせないのが「玉ねぎ」です。味が染み込んだ玉ねぎは、まるでソースのように食材に絡みます。玉ねぎは縦半分に切ったあと、繊維に沿って放射線状に切る「くし切り」が一般的です。
にんじん
彩りとしてぜひ加えておきたいのが「にんじん」です。色味だけでなく、にんじん特有の甘みもアクセントになります。そんなにんじんですが、肉じゃがに加えるときに気を付けたいのが切り方です。にんじんに合わせて煮込んでしまうと、じゃがいもの煮崩れにつながってしまう可能性があります。少し小さめに切っておくことで火の通りも早くなり、じゃがいもも煮崩れることなく上手に作ることができますよ。
グリンピース・絹さや
肉じゃがは全体的に茶色くなりがちなので、彩りにグリンピースや絹さやを加えるという方も多いですよね。グリンピースや絹さやは、仕上げに加えてサッと煮るか、別のお鍋でゆでたものを使うことで鮮やかなグリーンのまま添えることができますよ。
肉じゃがの定番具材【肉編】
じゃがいもとともに肉じゃがの主役となるのがお肉です。おうちで作るときには、豚肉と牛肉のどちらを使っていますか?ご家庭やシーンによって異なるかとは思いますが、実は選ぶお肉の種類は地域によって違うとも言われているんです。東日本では豚肉、西日本では牛肉を選ぶ傾向があるそうですよ!
牛肉・豚肉
お肉は先に炒めると、後から加える具材にも旨みが移り、おいしい肉じゃがに仕上がります。薄切り肉や切り落とし肉を使う場合は1枚ずつ広げながら入れて炒めるのがポイントです。ちなみに、肉じゃがに使用するお肉のカットには決まりがないので、ブロック肉などお好みのものを使って変化をつけてみるのもおすすめです。
肉じゃがの変わり種具材
肉じゃがは使う材料も調味料もシンプルなので、変わり種の具材を追加してアレンジしやすい料理です。そこでここからは、肉じゃがの定番具材以外におすすめな具材をご紹介します。
白菜キムチ
肉じゃがに旨味をプラスしたいなら、「グルタミン酸」や「イノシン酸」、「グアニル酸」といった旨味成分を含む食材がおすすめです。そして旨味成分は、単体で使うよりも組み合わせることでおいしさがアップするといわれています。白菜キムチはグルタミン酸を含み、豚肉にはイノシン酸が含まれます。豚肉の肉じゃがの時に加えると、相乗効果で旨みがアップするので、是非試してみてくださいね。キムチのピリ辛味が食欲をそそり、韓国風肉じゃがに仕上がりますよ。
トマト、トマト缶
トマトはキムチと同様、グルタミン酸を豊富に含むといわれているので、煮汁の旨みがアップしますよ。洋風に合う具材もさらに一緒に加えればいつもと違った肉じゃがに仕上がりますよ。煮汁のベースをトマト缶にしたり、ミニトマトや普通のトマトを加えるなど、お好みのものをお使いくださいね。
しいたけ、しめじ、えのき、舞茸などのきのこ類
きのこにも旨味成分であるグアニル酸が含まれていますので、肉じゃがの旨みをさらにアップしてくれますよ。食べ応えのある大きめのサイズにカットするのもおすすめです。ぜひ1種類だけではなく、何種類か組み合わせて加えてみてくださいね。
さつまいも
じゃがいもの代わりに、さつまいももおすすめ具材のひとつです。肉じゃがの甘い煮汁と相性もよく、皮つきのまま加えてみてくださいね。煮込むほどほくほく、ねっとりとした食感がおいしいですよ。
なす
なすは肉じゃがの煮汁をたっぷり吸い込むため、噛むたびになすの旨みと煮汁が口の中に広がります。乱切りにし、アクが出ないよう水にさらしてから炒めるのがポイントです。
こんにゃく
定番具材のしらたきの代わりに、こんにゃくを使うのはいかがでしょうか。しらたきとは違う食感が味わえますよ。普通のこんにゃくや、食べやすい玉こんにゃくなど、お好みのものをお使いくださいね。こんにゃくを入れる場合は下茹でしてから加えてください。
鶏肉
牛肉と豚肉にはない、さっぱりとした脂の旨みを含む鶏肉は、肉じゃがにもおすすめです。最初にこんがり焼くことで、香ばしい風味が残りますよ。一口大にカットしたり、ひき肉を加えてもおいしくいただけます。
厚揚げ、がんもどき、高野豆腐などの大豆の加工品
肉じゃがをボリュームアップさせたいときは、厚揚げ、がんもどき、高野豆腐などの大豆の加工品を加えるのがおすすめ!どれも定番の甘辛い味つけにぴったりの食材で、味も染みやすいのでおいしくいただけます。
肉じゃがのアレンジ味付け【調味料編】
肉じゃがは一般的に、しょうゆやみりん、砂糖などシンプルな調味料で味つけするため、アレンジがしやすいのも魅力のひとつです!ほかの調味料を少し加えるだけでいつもと違う味わいを楽しめますよ。
コチュジャンや豆板醤、ブラックペッパーなどを加えて辛味をプラスしてみたり、カレー粉を加えてスパイシーに仕上げるのもおすすめです!このあと、バラエティ豊富な肉じゃがレシピをご紹介するので、どうぞ最後までご覧くださいね。
定番の肉じゃがやアレンジレシピをご紹介!
肉じゃがに合う具材や味つけを確認したところで、ここからは肉じゃがレシピを定番からアレンジまで幅広くご紹介します。今まで出会ったことのない、新たな肉じゃがを見つけることができること間違いありませんよ!ぜひチェックしてみてくださいね。
和食の定番 シンプルな肉じゃが
まずは基本的な肉じゃがのレシピからご紹介します。煮物をおいしく作るポイントは味つけの順番。砂糖を先に入れて少し煮込み、そのあとにしょうゆを入れましょう。そうすることで、しっかりと具材に味が染み込みますよ。肉じゃがは、おうちによくある食材で作れて、ごはんも進むおかずなので、ぜひレパートリーに加えてくださいね。
白だしで手軽に ほっこり肉じゃが
味つけは白だしだけ!フライパンひとつで簡単に作れる肉じゃがのご紹介です。具材はいつもの肉じゃがと変わりませんが、白だしを使うことで、どこかほっとする味わいに仕上がります。豚肉の旨味が溶け出すので、白だしだけでも十分おいしく仕上がりますよ。アクセントに枝豆を散らして、彩りも楽しんでくださいね。
サツマイモでほくほく肉じゃが
じゃがいもの代わりにさつまいもを使って肉じゃがを作ってみませんか?ほっくり甘いさつまいもの味わいが、だしやしょうゆの味つけによく合います。いつもとはひと味違う肉じゃがを楽しめるので、ぜひさつまいもがおいしい季節に試してみてくださいね。
鶏ひき肉であっさり肉じゃが
肉じゃがというと牛肉や豚肉のこま切れなどを使うイメージがありますが、ひき肉で作るのもおすすめです!このレシピでは、鶏ひき肉を使ってあっさりとした味わいに仕上げました。そぼろ状になった鶏ひき肉が食材に絡んで、どこを食べても旨味をしっかりと感じられます。ひき肉を使うことでお子様でも食べやすくなるので、覚えておくと便利ですよ。
トマト缶で 洋風肉じゃが
カットトマト缶と豚こま切れ肉、じゃがいもを使って作るミネストローネのような味わいの肉じゃがはいかがでしょうか。コンソメやバターなどを使って洋風に味つけしているので、ごはんだけでなく、パンとも相性抜群!コク深く風味豊かな味わいをお楽しみください。
タイ風 トムヤム肉じゃが
肉じゃがの面影を残しながらも、一口食べればエスニックな味わいに驚くこと間違いなし!トムヤムクン風の肉じゃがは、ぜひ試していただきたい一品です。トムヤムペーストやナンプラー、レモン汁にパクチーなど、タイ料理で使われることの多い調味料で作りました。牛乳を加えることで、コクが出てまろやかさが増しますよ。一度食べたらクセになる、リピート間違いなしのレシピです。
ラム肉ですき焼き風肉じゃが
ラム肉で作る肉じゃがのご紹介です。しょうゆや砂糖の甘辛い味つけが特有の旨味を持つラム肉とよく合い、ごはんが進みますよ!このレシピでは仕上げに温泉卵をのせているので、すき焼きのような味わいを楽しめます。ぜひ試してみてくださいね。
材料5つで 豚キムチ肉じゃが
定番おかずの肉じゃがと人気おかずの豚キムチを組み合わせた、ごはんのおかわり必至の一品!旨味たっぷりのキムチを使うのでほかの調味料は必要なく、とても簡単にお作りいただけますよ。具材をごま油で炒めることで、より風味が増します。ぜひレパートリーに加えていただきたいレシピです。
韓国風 プルコギ肉じゃが
続いてもピリッと辛味を効かせたアレンジ肉じゃがをご紹介します。このレシピでは、肉じゃがの定番具材にニラを加え、コチュジャンで味つけしてプルコギ風に仕上げました。旨味の強い牛肉に、ニンニクの風味も効いていてパンチのある味わいを楽しめます。ごはんとの相性はもちろん、お酒にもよく合いますよ。
ゴロゴロ肉のカレー肉じゃが
間違いない組み合わせ!肉じゃがをカレー粉で味つけしました。しょうゆとみりんの和風な味つけに、カレーのスパイシーな風味が驚くほどよく合います!ブロック肉を使用することで食べ応えもアップし、満足度の高い肉じゃがに仕上がりますよ。普段の肉じゃがの味つけにカレー粉をプラスするだけで作れる手軽さもうれしい一品です。
基本からアレンジまで肉じゃがのレパートリーを広げよう!
家庭料理の定番である肉じゃが。オーソドックスな甘辛い味つけはもちろん、具材や味つけを変えることでさまざまなアレンジが可能です。今回ご紹介したレシピを参考にいつもと違う肉じゃがを楽しんでみてくださいね。