癖がなくみずみずしい味わいが魅力の「水菜」は、生のままサラダにして食べるのはもちろん、炒め物や鍋物など加熱してもシャキシャキとした食感が楽しめておいしいですよね。
水菜の保存方法|長持ちのコツ|カットして冷蔵・冷凍使い分け
そんな使い勝手の良い水菜ですが、日持ちがしないのが難点。袋に入ったまま野菜室に入れておくと葉先がすぐしなしなになってしまいます。鮮度が落ちると味や食感が失われることになるので、正しい保存の仕方で長持ちさせることが大切です。
今回は、水菜の食感をキープしながら長持ちさせる保存方法をご紹介します。
カットして鮮度をキープ!
水菜は袋に入って販売されていますが、そのまま冷蔵庫に入れて保存すると長持ちしません。購入したその日のうちに食べない場合や使い切れずに余った水菜は、カットしてから保存することでおいしさが長持ちします。
■すぐ使うなら切らずに保存
①新聞紙かキッチンペーパーで、乾燥しないように水菜を包む
②ポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で立てて保存する
購入して翌日くらいまでに食べ切る場合は、カットせずに保存しても大丈夫です。露地栽培や家庭菜園などで収穫した水菜には土がたくさんついているので、土汚れをきれいに洗い流して、水分をよく拭き取ってから保存しましょう。
■すぐに食べない場合はカットして保存
①水菜をきれいに洗う
②食べやすい長さにカットする
③水に1分程さらして、水分を茎に含ませる
④ざるにあげて水気を切り、キッチンペーパーで水分を拭き取る
⑤保存容器にキッチンペーパーを敷いて、水菜をのせる
⑥上からキッチンペーパーをかぶせたら蓋をして、冷蔵庫の野菜室で保存する
【ポイント】
・キッチンペーパーが濡れてきたら、その都度取り替えるのがポイントです。
・③でさらしすぎると、栄養素が水に溶け出してしまうので注意しましょう。
すぐに食べない場合はカットして保存するのがおすすめです。カットしておくことで、使いたい分だけ使えて便利。サラダはもちろん、汁物や炒め物など、さまざまな料理に活用できます。買ったまま保存するよりも、ぐんと長持ちしますよ。
■冷凍保存で鮮度をキープ!
①水菜をきれいに洗って、キッチンペーパーで水分を丁寧に拭き取る
②食べやすい長さにカットする
③冷凍用保存袋に入れたら、空気を抜いて冷凍庫で保存する
【ポイント】
・凍らせた水菜はパラパラとほぐせるので、使いたい分だけ使うことができます。
・水分が残ったまま保存すると、水菜同士がくっついてほぐしにくくなるので、丁寧に水分を拭き取りましょう。
・大量に購入したときにも便利です。
水菜に含まれるビタミンCやカリウムは水に溶ける性質があるので、カットした部分から水と接触することで栄養素が溶け出してしまいます。栄養素をキープしたい、長く保存したいという場合は冷凍保存がおすすめです。
新鮮なうちに冷凍保存することで、鮮度を保ちながら栄養素が逃げていくのを遅らせることができますよ。ただし、凍らせた水菜は生食には向きません。
冷凍保存した水菜の調理方法
凍った水菜は解凍せずにそのまま汁物や炒め物に使いましょう。冷凍すると生のときよりも食感が落ちるのでサラダには向きません。必ず加熱調理をしてからお召し上がりくださいね。
ビタミンCやカリウムを効率的に摂るには、汁ごといただける汁物がおすすめです。また、βカロテンは油と一緒に摂ることで吸収が良くなるので、炒め物など油を使った調理法がおすすめです。
上手に保存して毎日の献立に取り入れよう
冷蔵・冷凍どちらで保存しても、鮮度を保っておいしく食べられる「水菜」。毎日の味噌汁やサラダなどに少しずつ使いたい場合は、カットして冷蔵保存しておくと手軽に使えて便利です。また、冷凍保存も必要な分だけ使えるので、ストックしておくと野菜がなにもないときや彩りが足りないときにも役立ちます。ぜひ参考にしてみてくださいね。
※食材の状態や気温、冷蔵庫の機種になどにより、保存可能な期間が異なりますため、期間に関してはお答えできかねます。 なるべくお早めに、新鮮な状態のものをお召し上がりいただくことをおすすめします。風味や色などに少しでも異変を感じたらご使用はおやめください。