みずみずしくポリポリとした食感がたまらない「きゅうり」は、夏の食卓には欠かせない野菜ですよね。でも、「きゅうりには栄養がない」なんて言われることも。あれは本当なのでしょうか…?そこで今回は、きゅうりが「栄養がない野菜」と言われている理由や、きゅうりに含まれる栄養素についてご紹介します。記事の後半にはきゅうりを使った5分でできる副菜のレシピもありますので、ぜひ最後までお楽しみくださいね。
「きゅうりには栄養がない」はウソ?誤解されがちな“きゅうり”について簡単解説!
なぜ「栄養がない野菜」と思われているの?
きゅうりに「栄養がない野菜」のイメージが広がったのは、ギネス世界記録に「カロリーが最も低い果実」として登録されたことが大きな一因とされています。
きゅうりは、可食部100g中、なんと95.4gが水分!可食部100gあたりのエネルギーはわずか13kcalです。「低カロリー=栄養がない」というわけではないのですが、そのように受け取られて広まってしまったんですね。
実はさまざまな栄養素が含まれています!
カロリーが低いことで、栄養のない野菜だと誤解されがちなきゅうりですが、じつはさまざまな栄養素が含まれているんです。さっそくどのような栄養素が含まれているのかを見ていきましょう。
▼きゅうりに含まれる主要な栄養素(可食部100gあたり)
・エネルギー 13kcal
・たんぱく質 1.0g
・脂質 0.1g
・炭水化物 3.0g
・カルシウム 26mg
・リン 36mg
・マグネシウム 15mg
・カリウム 200mg
・βカロテン 330μg
・ビタミンC 14mg
きゅうりの皮の部分にはβカロテンが多く含まれています。βカロテンは免疫力を高める働きや、体内でビタミンAに変換されて、皮膚や粘膜、視力、目の角膜などを保護する役割を果たしてくれます。
カリウムは、体液の浸透圧を調整したり、余分なナトリウムの排泄を促したりする働きを担っており、健康維持のためには欠かせない栄養素。 カリウムが不足すると夏バテをしやすくなる傾向があるため、特に夏場は積極的に摂取するのがおすすめです。夏が旬のきゅうりにカリウムが含まれているのはうれしいですよね!
ビタミンCにも注目したいところ。ビタミンCは、皮膚や血管、軟骨などを構成するたんぱく質「コラーゲン」の生成を促し、皮膚を健康に保つ役割を果たしています。また、過酸化物質の生成を抑える働きがあるため、免疫機能の低下を予防する効果が期待できます。
体にうれしいさまざまな栄養素が含まれている「きゅうり」。ぜひ夏の献立に積極的に取り入れてみてくださいね!
きゅうりを使った副菜をご紹介!
ここからは、きゅうりを使った5分でできる副菜をご紹介します。きゅうりとアボカドの塩ダレ和えや、かまぼこときゅうりのごま和えなど、きゅうりをおいしく食べられる夏にぴったりのレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.5分で作れる きゅうりとアボカドの塩ダレ和え
副菜に迷ったときに!5分で作れる「きゅうりとアボカドの塩ダレ和え」をご紹介します。ごま油の風味が効いた旨みたっぷりの塩ダレが具材によく絡んだ、やみつきになる味わいの一品です。きゅうりのポリポリとした食感とアボカドのクリーミーな食感は相性抜群で、お箸がついつい進みますよ。お酒にもよく合うので、スピードおつまみをお探しのときにもぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- きゅうり (100g)・・・1本
- アボカド (正味量100g)・・・1個
- (A)ごま油・・・大さじ1
- (A)鶏ガラスープの素・・・小さじ1/2
- (A)レモン汁・・・小さじ1
- (A)塩・・・ふたつまみ
- (A)粗挽き黒こしょう・・・ふたつまみ
- (A)砂糖・・・小さじ1/4
トッピング
- 白いりごま・・・適量
- のり (刻み)・・・適量
作り方
準備.きゅうりはヘタを切り落としておきます。 アボカドは種を取り除き、皮をむいておきます。
1.きゅうりは乱切りにします。
2.アボカドは2cm角に切ります。
3.ボウルに(A)を入れて混ぜ合わせ、1、2を入れて和えます。
4.器に盛り付け、白いりごまを散らし、のりをのせて完成です。
2.5分で簡単 かまぼこときゅうりのごま和え
和えるだけで完成!かまぼこときゅうりのごま和えを作ってみませんか?みずみずしいきゅうりと、旨みの詰まったかまぼこの組み合わせがたまらない、あと引く味わいの一品です。少ない材料でお作りいただけて、味つけもめんつゆのみで決まるので、お料理初心者の方にもおすすめですよ。副菜に迷ったら、ぜひ挑戦してみてくださいね。
材料(2人前)
- きゅうり (100g)・・・1本
- かまぼこ・・・50g
- (A)白すりごま・・・大さじ2
- (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ1/2
作り方
準備.きゅうりはヘタを切り落としておきます。
1.きゅうりは細切りにします。
2.かまぼこは横に半分に切って、5mm幅に切ります。
3.ボウルに1、2、(A)を入れ和えたら器に盛り付けて完成です。
3.コチュマヨとツナの無限きゅうり
旨辛味がたまらない、コチュマヨとツナの無限きゅうりをご紹介します。ごはんのお供にはもちろん、お酒のおつまみにもぴったり!辛さとまろやかさのバランスがよいコチュマヨの味わいがクセになり、思わずリピートしたくなりますよ。ごま油の風味がアクセントになり、あっという間に食べ切ってしまうこと間違いなしです。ぜひお試しくださいね。
材料(2人前)
- きゅうり・・・1本
- ツナ油漬け・・・50g
- (A)マヨネーズ・・・大さじ1
- (A)ごま油・・・小さじ1
- (A)コチュジャン・・・小さじ1
- 白いりごま・・・適量
作り方
準備.ツナ油漬けは油を切っておきます。
1.きゅうりはヘタを切り落とし、縦半分に切り、斜め薄切りにします。
2.ボウルに(A)を入れよく混ぜ合わせ、1、ツナ油漬けを入れ全体に味がなじむように和えます。
3.器に盛り付け、白いりごまをふりかけたら出来上がりです。
夏の献立にはきゅうりを!
いかがでしたか?今回は、きゅうりの栄養についてのお話と、5分で作れるきゅうりを使った副菜レシピをご紹介しました。キッチンに立ちたくないほど暑い日でも、今回ご紹介した簡単副菜ならパパッと作れるので、覚えておくと便利ですよ。ぜひきゅうりを使ったレシピのレパートリーを広げてみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。