メソポタミア原産のマメ科ヒラマメ属の植物である「レンズ豆」。日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではスープやカレーなどの煮込み料理、サラダなどにも使われるメジャーな食材です。この記事では、そんなレンズ豆の特徴や種類、食べ方などを解説します。記事後半で紹介しているおすすめレシピもぜひ試してみてくださいね。
レンズ豆ってどんな豆?特徴や活用レシピをご紹介!
- 目次
- レンズ豆とは?
- レンズ豆の種類は?
- レンズ豆の食べ方は?
- 皮付きタイプ
- 皮なしタイプ
- レンズ豆を活用した絶品レシピ
- レンズ豆のココナッツカレー
- レンズ豆と鶏むね肉のトマト煮
レンズ豆とは?
レンズ豆とはメソポタミア地域を原産とするマメ科ヒラマメ属の一年草から採れる種子のこと。レンズ豆の歴史は古く、石器時代から食べられていたという記述もあるほどです。原産のメソポタミア地域から地中海沿岸や西南アジアへと広がり、現在では世界中で食べられるようになりました。
レンズ豆は光学レンズのような、丸くて平べったい形が特徴です。扁平な形をしていることから、日本では「ヒラマメ」とも呼ばれています。平たい形状のため、火が通りやすく時短料理にも最適です。水で戻したり下ゆでしたりする必要もありません。
豆特有の風味と香りが豊かで、枝豆のような甘みがあります。また、じゃがいものようなホクホクとした食感も魅力です。やさしい味わいでさまざまな料理に幅広く活用できます。
レンズ豆の種類は?
レンズ豆の色や大きさは地域によって異なります。一般的には直径4~8mmほどで、厚さが2~3mmほどです。皮付きと皮なしのもの、乾燥タイプと水煮タイプなどさまざまな種類があります。
皮付きのものをブラウンレンティルと呼び、褐色や緑褐色、黒褐色の色味が特徴です。皮なしのものはレッドレンティルと呼ばれていて、黄色やオレンジ色をしています。
レンズ豆の食べ方は?
レンズ豆は煮込み料理やカレー、スープやサラダ、肉料理の付け合わせなどに使われます。皮付きタイプと皮なしタイプ、それぞれの特徴を活かした調理をすることで、よりおいしくいただけますよ。
ここでは、それぞれの特徴と、おすすめの食べ方についてみてみましょう。
皮付きタイプ
皮付きタイプは煮崩れしにくいのが特徴です。ゆでてサラダや付け合わせなどにそのまま使い、皮の食感を楽しむのに向いています。
皮なしタイプ
皮なしのレンズ豆は煮崩れしやすく、加熱するとホロホロと溶けるような食感に。スープや煮込み料理に加えるのがおすすめです。煮込むととろみがついておいしいですよ。また、きれいなオレンジ色を活かしてサラダに加えるとよく映えます。
レンズ豆を活用した絶品レシピ
レンズ豆の特徴や食べ方がわかったところで、ここからはレンズ豆を活用した絶品レシピをご紹介します。主食から副菜まで幅広いレシピをピックアップしているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
レンズ豆のココナッツカレー
レンズ豆のココナッツカレーのご紹介です。こちらのレシピではカレールーを使わず、スパイスをミックスさせて香りよく仕上げました。スパイシーなカレーとホクホクのレンズ豆は相性抜群!野菜やレンズ豆の旨味とトマトとココナッツミルクの甘酸っぱさがクセになる味わいですよ!とてもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね。
レンズ豆と鶏むね肉のトマト煮
今夜のおかずにレンズ豆と鶏むね肉のトマト煮はいかがでしょうか?ズッキーニや黄パプリカなどの夏野菜に鶏むね肉とレンズ豆をたっぷり加えた、ボリューム満点の一品です。トマトとレンズ豆の旨味が凝縮された濃厚なおいしさで、お箸が止まらなくなりますよ!ごはんにもパスタにもよく合う一品です。ぜひ一度お試しくださいね。
白身魚とたっぷりレンズ豆のカルパッチョ
白身魚とたっぷりレンズ豆のカルパッチョのレシピです。皮なしのレンズ豆にレモンたっぷりの爽やかなドレッシングをかけて、鯛のカルパッチョの付け合わせにしました。少し意外な組み合わせですが、あっさりとした鯛に旨味たっぷりのレンズ豆を組み合わせることで、コクと満足感がアップしますよ!いつもとひと味違うカルパッチョを食べたいときに、ぜひ召し上がってみてくださいね。
具だくさん 鶏肉とレンズ豆のカレースープ
もう一品がほしいときに、鶏肉とレンズ豆の具だくさんなカレースープを作ってみませんか?鶏もも肉と野菜の旨味がたっぷり溶け出したスープは、ニンニクやカレー粉の風味が効いてクセになるおいしさです!皮なしのレンズ豆を煮込むので、全体にとろみがついて食べごたえも満点に。レンズ豆ならではのホロホロとした食感をお楽しみくださいね。
レンズ豆と彩り野菜のチョップドサラダ
おもてなしにもぴったり!見た目も美しいレンズ豆と彩り野菜のチョップドサラダのレシピです。きゅうりやミニトマト、パプリカなどの野菜を角切りにしてアーモンドやレンズ豆と和えました。ホクホクのレンズ豆やアーモンドのカリカリとした食感が楽しいサラダです。レモンの酸味が効いたマヨネーズドレッシングが爽やかで、野菜をもりもり食べられますよ。ぜひ、作ってみてくださいね!
簡単調理でおいしく食べられるレンズ豆!食卓の定番食材にしよう
いかがでしたか?レンズ豆の特徴やおすすめの食べ方に加え、レンズ豆を使った絶品レシピなどをご紹介しました。日本ではまだ定番ではありませんが、レンズ豆を使うと簡単においしく豆料理を食べられることがおわかりいただけたのではないでしょうか?今までレンズ豆を使ったことがないという方も、今回ご紹介したレシピなどを参考にしていただき、ぜひ食卓に取り入れてみてくださいね。
クラシルでは今回ご紹介したもの以外にも、レンズ豆を使ったさまざまなレシピを掲載しています。そちらも合わせて参考にしてみてくださいね。