ベトナムを代表するソウルフード「フォー」のアイデアレシピ6選

ベトナムを代表する料理といえば、米粉で作った平たい麺「フォー」です。特にフォーを鶏ガラスープでいただく「フォー・ガー」はツルッと滑らかな喉ごしのフォーに、ナンプラーやハーブが香るあっさりとしたスープが相性抜群で、じんわりと染みわたるようなやさしい味わいが女性にとても人気がありますよね。

ベトナムではフォーを焼きそばのよう炒めたり、茹でたフォーをカレーに浸してつけ麺のようにしたりとさまざまなアレンジを楽しみます。今まで定番のフォー・ガーしか食べたことがないという方も、この機会にフォーを使った新しい料理に挑戦してみませんか？

野菜の切れ端をじっくり煮出して作る「ベジブロス」は、野菜の甘みが染み出たやさしい味わいのスープです。ベジブロスで具材の鶏もも肉を煮ることでスープに旨味が加わり、鶏もも肉も風味豊かに仕上がります。塩こしょうやナンプラーで味を調えれば、フォーによく合うエスニックなスープの完成！こちらのレシピではシンプルに小ネギをトッピングしていますが、パクチーやチリソースを加えてお好みのアレンジを楽しんでくださいね。

ラオスのローカルフード「カオソーイ」は、あっさりとした鶏ガラスープのフォーにピリ辛の肉みそをたっぷりのせた麺料理です。肉みそにはトマトが入るのが特徴で、爽やかな風味がフォーにとてもよく合います。一口目はすっきりとした味わいですが、食べるほどに肉みその旨味がスープに染みわたり、まるでラオス風の担々麺のようなピリ辛でコクのある味わいが楽しめます。普段とは一味違うフォーが食べたいときに、ぜひお試しください。

ココナッツミルクがふわっと香るエスニックなカレーともちもちのフォーは相性抜群！エビの旨味とトマトの酸味が効いた濃厚なカレーがフォーにまったりと絡み、クセになる美味しさです。お好みでパクチーやレモンを加えて爽やかな風味をプラスすれば、食欲がないときでもスルスルと食べられますよ。辛いものがお好きな方は、唐辛子の量を増やしてより刺激的な辛さを楽しんでくださいね。

鶏ひき肉と野菜がたっぷり入ったとろとろの卵とじにもちもちのフォーを絡めていただく、汁なしフォーはいかがでしょうか。ナンプラーの旨味と牛乳の甘みにカレー粉がほんのり香る、エスニックな味わいがやみつきになること間違いありません！あらかじめ卵に調味料を合わせてから具材と炒め合わせるだけなので、とても簡単に作ることができますよ。鶏ひき肉はエビやイカなどの魚介でアレンジしても美味しいので、ぜひお試しください。

続いてご紹介するのは、ベトナムで定番の屋台料理「炒めフォー」です。フォーはゆでてから炒めることで、香ばしくもっちりとした食感が楽しめます。フライパンで具材を軽く炒めたらゆでたフォーを加え、しょうゆ油やオイスターソースで味を調えれば出来上がり！牛肉の旨味にトマトの酸味、オイスターソースのコクがフォーに絡んでやみつきになる美味しさです。シャキシャキとした小松菜の食感を活かすために、サッと手早く炒め合わせることがポイントですよ。

フォーはゆでてから片栗粉をまぶし、揚げ焼きにすることでカリッモチッとした食感が楽しめます。フォーを揚げるとは意外ですが、ベトナムではフォーのあんかけ焼きそばもとても人気があるメニューなんですよ。ナンプラーやオイスターソースの旨味が効いたピリ辛のあんかけが、揚げたてのフォーにジュワッと絡み、食欲をそそります。主食としてだけではなく、おつまみとしていただくのもおすすめです。

いかがでしたか？あっさりとしたスープでいただくイメージのフォーもいろいろな楽しみ方があり、どの料理も美味しそうなものばかりですね。フォーは日本のうどんのようにさまざまな食材と相性がよく、多彩なアレンジを楽しむことができます。今回ご紹介したレシピを参考に、ぜひフォーを使った新しい料理に挑戦してみてくださいね。