クッキーやケーキなど、定番のお菓子作りでは必ずと言っていいほど登場する「バター」と「卵」ですが、うまく混ざらずに分離してしまったことはありませんか?
上手にお菓子を焼くために!バターと卵を分離させないコツ
- 目次
- お菓子作りに必須であるバターと卵の分離を防ぐには?
- 分離の原因は?どうしたら分離しないの?
- 分離してしまったときの対処法
- バターと卵を使った焼き菓子のおすすめレシピ
- 洋菓子の基本!パウンドケーキ
- パイナップルとココナッツのパウンドケーキ
- ザクザク食感板チョコでマフィン
- ポイントを押さえればパウンドケーキも失敗知らず!
お菓子作りに必須であるバターと卵の分離を防ぐには?
今回はバターと卵が分離する原因と、分離してしまったときの対処法をご紹介します。ポイントを押さえれば、分離することなく、おいしいお菓子を作ることができますよ!ぜひ、参考にして、お菓子作りを楽しんでくださいね。
分離の原因は?どうしたら分離しないの?
バターと卵は分離すると、ザラザラとした生地になり、仕上がりの食感も悪くなってしまいます。こうした分離を避けるためには、バターと卵、それぞれの性質に注目することがポイントです。以下で2つのポイントを確認してみましょう。
■卵を常温に戻す
冷蔵庫で保存している卵は、バターと混ぜる前に常温に戻しておきましょう。冷蔵庫から出したばかりの冷えた卵を投入すると、やわらかくしたバターが固まってしまい、混ざりにくくなります。冬場など、常温に戻りにくい場合は湯せんなどを使って調整してください。
■卵を分けて投入する
油分と水分という、もともと混ざりにくい性質を持つバターと卵は、一度に混ぜるとうまく混ざらずに分離してしまいます。スプーンなどを使って少量ずつ卵を加え、都度混ぜるようにしましょう。こまめに混ぜることで、しっかり混ぜ合わせることが出来ます。
分離してしまったときの対処法
注意しながら卵を加えても、うまく混ざらずに分離してしまうこともあるかもしれません。そうなってしまったときは、湯せんすることで解消できる可能性があります。表面がザラザラし、分離し始めたことが分かった時点で、湯せんにかけましょう。軽く湯せんにかけることでバターの油脂が溶け、卵と混ざりやすくなります。
温めすぎてしまうと、溶けた油脂の影響で焼き上がりがかたくなることもあるので、様子を見ながら調整してくださいね。
バターと卵を使った焼き菓子のおすすめレシピ
ここからはシンプルでおいしい、バターと卵を使った焼き菓子レシピをご紹介します。しっとりふわふわ食感のパウンドケーキやマフィンなど、毎日のおやつにぴったりです。ぜひチャレンジしてみてくださいね。
洋菓子の基本!パウンドケーキ
バターと卵を使った、シンプルなパウンドケーキのレシピです。分離せず、しっかりと混ぜ合わせることが、ふわふわの食感を生み出すコツ!基本のパウンドケーキを覚えれば、ココアや抹茶を加えたアレンジも簡単に作ることが出来ますよ。
パイナップルとココナッツのパウンドケーキ
見た目のインパクト抜群のパウンドケーキレシピをご紹介します。甘酸っぱいパイナップルに優しいココナッツの香りがよく合い、絶妙なおいしさです。溶き卵は、白っぽくなるまで混ぜ合わせたバターと砂糖に加える度に、しっかりと混ぜ合わせてくださいね。
ザクザク食感板チョコでマフィン
材料を混ぜ合わせて焼くだけで簡単に作れるチョコレートマフィンです。刻んだ板チョコとを生地に加え、表面にも散らしているのでザクザクとした食感をお楽しみいただけます。ふわふわの生地との食感の違いがクセになる、お子さまのおやつにもぴったりの一品です。
ポイントを押さえればパウンドケーキも失敗知らず!
今回は、「バターと卵の分離」について、原因と対処法をご紹介しました。パウンドケーキやマフィン、クッキーなど、さまざまなお菓子作りで使うバターと卵。それぞれの性質を知り、ポイントを押さえることで分離する可能性が低くなり、失敗も少なくなりますよ。ぜひ今回ご紹介した内容をチェックして、お菓子作りを楽しんでくださいね。
また、クラシルでは、この他にもバターと卵を混ぜ合わせて作るスイーツレシピを多数ご紹介していますので、そちらも参考にして、レパートリーを広げてみてください。