ひき肉やチキンなどのお肉をたっぷり使った、アメリカ南部ルイジアナ州の郷土料理「ジャンバラヤ」。そのスパイシーな味わいが世界中で親しまれています。今回は「ジャンバラヤ」の特徴のほか、フライパンや炊飯器を使ってパパッと作れるアレンジレシピもご紹介します。
「ジャンバラヤ」ってどんな料理?特徴やお手軽レシピをご紹介
- 目次
- 「ジャンバラヤ」とは
- 原点はパエリア!?ジャンバラヤのルーツとは
- 地域によって異なる作り方
- ジャンバラヤのアレンジレシピ
- お手軽 ウインナーでジャンバラヤ
- ベーコンとピーマンのスパイシージャンバラヤ
- フライパンでつくる 玄米ジャンバラヤ風
- 炊飯器で スパイシージャンバラヤ
「ジャンバラヤ」とは
ジャンバラヤとは、アメリカ南部ルイジアナ州発祥の炊き込みご飯のこと。肉や魚介類、野菜を香ばしく炒めて、米や水、調味料、ケイジャンスパイスやチリペッパーなどの香辛料を加えて炊き上げ、ピリッと刺激的な味わいに仕上げます。
そんなジャンバラヤですが、日本でいうところの焼きそばやお好み焼きのように親しまれていて、普段の食事だけでなく、バーベキューやお祭りなど、大勢の人が集まるイベントでも非常に重宝されています。大きな鍋を使い、多いときには一度に千人分以上のジャンバラヤを作ることもあるそうです!
原点はパエリア!?ジャンバラヤのルーツとは
東はミシシッピ川、南はメキシコ湾に隣接するルイジアナ州は昔から移民が多く、アメリカ先住民やフランス、スペイン、カリブなど多種多様な民族の影響を受けてきました。
もちろんジャンバラヤも例外ではなく、原点こそ18世紀に伝わってきたスペイン料理の「パエリア」だといわれていますが、実際には作る人の数だけレシピがあるといっても過言ではありません。
地域によって異なる作り方
一番メジャーなのは、州最大の都市ニューオーリンズ付近で親しまれている「クレオール風」。トマトをたっぷり使った、赤い見た目が特徴です。ほかにも、州南西部アケイディアナ地方発祥の「ケイジャン風」ではトマトは使わず、そのとき手に入る食材を使って素朴な味わいに仕上げるなど、アレンジはさまざま。
季節によって使う食材がガラッと変わることもある、自由なスタイルがジャンバラヤの魅力といえるでしょう。
同じくアメリカ南部が発祥の家庭料理「チリコンカン」について知りたい方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね!
ジャンバラヤのアレンジレシピ
ここからは、ジャンバラヤのアレンジレシピをご紹介します。今回はフライパンや炊飯器を使って作る簡単なレシピをピックアップしましたので、ぜひお試しくださいね。
お手軽 ウインナーでジャンバラヤ
ジャンバラヤをおうちで作るのは難しそうなイメージですが、こちらのレシピは、ウインナーやケチャップ、カレー粉などの身近な材料を使って簡単に作ることができますよ。火が通りやすい食材ばかりなので、フライパンでさっと炒めるだけです。ジャンバラヤを手軽に味わいたいときに、ぜひお試しくださいね。
ベーコンとピーマンのスパイシージャンバラヤ
スパイシーな香りが食欲そそる、ベーコンとピーマンのジャンバラヤのご紹介です。こちらのレシピのポイントはタイ米を使うこと!特有の香りとパラパラとした食感が特徴のタイ米に、スパイシーな味つけがよく合い、エスニックな雰囲気をお楽しみいただけますよ。ペッパーソースの量は、お好みで調節してみてくださいね。
フライパンでつくる 玄米ジャンバラヤ風
玄米で作るジャンバラヤ風の一品です。玄米とジャンバラヤ、意外な組み合わせかと思いきや相性抜群!玄米ならではの心地よい歯ごたえと、ピリッと刺激的な味わいが口いっぱいに広がり、あと引くおいしさです。フライパンで炒めるだけでパパッと手軽に作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
炊飯器で スパイシージャンバラヤ
炊飯器を使って簡単に作れる、ジャンバラヤはいかがですか?作り方はとにかく簡単で、米と調味料を入れて水を注ぎ、具材をのせてスイッチを押すだけ!こちらのレシピではカレー粉を使いましたが、ケイジャンスパイスやメキシカンシーズニングなどで作ると、よりスパイシーで風味豊かに仕上がりますよ。
ジャンバラヤをレパートリーに加えてみよう!
アメリカ南部・ルイジアナ州発祥の郷土料理「ジャンバラヤ」。スパイシーな香りが食欲をそそり、一度食べるとクセになるおいしさです。一見、作るのに手間がかかりそうですが、今回ご紹介したレシピなら簡単ですよ。ジャンバラヤを献立のレパートリーに加えて、料理の幅を広げてみてはいかがでしょうか?
クラシルでは、ほかにもたくさんのレシピを掲載しています。ぜひ、お好みのレシピを見つけてみてくださいね。