クリスマスの定番ケーキ「ブッシュドノエル」。木を横に倒したような見た目をした、フランスの伝統的なクリスマスケーキです。この記事ではそんなブッシュドノエルの意味や由来などを解説します。記事後半では、ご家庭で作れるブッシュドノエルのレシピもご紹介しているので、ぜひ最後までチェックしてみてくださいね!
クリスマスケーキの“ブッシュドノエル”ってどういう意味?つい話したくなるクリスマス雑学!
- 目次
- ブッシュドノエルってどういう意味?
- 切り株の形になった理由
- ビスケットで簡単に!ブッシュドノエルの作り方
- 材料(1個分)
- 作り方
- ブッシュドノエルのレシピをご紹介!
- クリスマスの夜に 大人リッチなブッシュドノエル
- フライパンで簡単 ブッシュドノエル
ブッシュドノエルってどういう意味?
ブッシュドノエルとは、フランスの伝統的なクリスマスケーキのこと。フランス語では「ビュッシュ・ド・ノエル(Bûche de Noël)」と書きます。
ビュッシュ(Bûche)が「薪」「丸太」「切り株」、ノエル(Noël)が「クリスマス」を指し、直訳すると「クリスマスの丸太」という意味になるのです。たしかに、ブッシュドノエルはどれも切り株の形をしていますよね。
切り株の形になった理由
それではなぜ、クリスマスケーキが木や薪を横にしたような切り株の形になったのでしょうか。この形になった由来はいくつかあるようなので、以下で確認してみましょう。
1つ目は「キリストの誕生を祝って夜通し暖炉に薪をくべて燃やしていたから」という説。2つ目が「クリスマスに燃やした薪の灰が厄除けになったから」という説。そして、3つ目が「樫の薪を暖炉で燃やすと無病息災になるという北欧の言い伝えがあったから」という説があるようです。この3つがクリスマスケーキが切り株の形になった一般的な理由だと言われています。
このほかにも「恋人へのクリスマスプレゼントが買えなかった貧しい青年が薪をプレゼントしたから」というロマンチックな説もあるのだとか!どの由来であったとしても、それがクリスマスのケーキとして定着していったのはとてもおもしろいですよね。
ビスケットで簡単に!ブッシュドノエルの作り方
なんとなく難しいイメージのあるブッシュドノエルですが、とっても簡単においしく作れる方法があるんです!工程は多く見えますが、スポンジ生地を作るよりも簡単に作れるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
材料(1個分)
- ビスケット (計110g)・・・20枚
- 牛乳・・・50ml
- 生クリーム・・・200ml
- ミルクチョコレート (2枚)・・・100g
- 氷水 (冷やす用)・・・適量
■トッピング
- ココアパウダー・・・適量
- アラザン・・・適量
- フリーズドライラズベリー・・・適量
- ミント・・・適量
作り方
①まずミルクチョコレートを割ってボウルに入れます。このとき、少し小さめのサイズに割っておくと溶けやすいですよ。
②鍋を用意し、そこに生クリームを入れて中火にかけ、沸騰直前まで熱します。
③鍋のふちあたりに小さい泡が出てきたら火から下ろし、1に入れて耐熱性のゴムベラで混ぜ合わせましょう。
④しっかりミルクチョコレートが溶けたら、ハンドミキサーを使って全体的に馴染むまで軽く混ぜます。
⑤別のボウルに氷水を用意して、そこに④を当てながらハンドミキサーで8分立て程度になるまで泡立てたら、クリームは完成です。
⑥新たにボウルを用意して牛乳を入れ、ビスケットを1枚ずつ牛乳にくぐらせます。
⑦⑥をバットやお皿の上に置き、⑤のチョコレートクリームを薄く塗ります。⑥と⑦の工程を3回繰り返し、ビスケットを重ねてください。この4枚のビスケットが切り株の部分となります。
⑧残りのビスケットも⑥〜⑦と同様の工程で重ねていきます。
⑨重ねて横にした⑧に⑦で作った切り株部分をのせ、残りのチョコレートクリームを塗りましょう。
⑩全体的にチョコクリームが塗れたら、フォークで木目の模様をつけ、ビスケットがしっとりするまで冷蔵庫で2時間ほど冷やしてください。
⑪⑩を冷蔵庫から取り出し、茶漉しでココアパウダーをふりかけます。
⑫お好みでアラザンやフリーズドライラズベリーなどをトッピングして、ミントを添えたらできあがりです。
ブッシュドノエルのレシピをご紹介!
さて、「ブッシュドノエル」の意味がわかったところで、ここからはおすすめのブッシュドノエルのレシピをご紹介します。オーブンを使った定番のものから、フライパンで作れる簡単レシピ、雪が積もった切り株のようなホワイトブッシュドノエルなど、思わず作りたくなる見栄えのよいレシピを集めました。ぜひ、今年のクリスマスの参考にしてみてくださいね!
クリスマスの夜に 大人リッチなブッシュドノエル
オーブンで生地から作る、大人リッチなブッシュドノエルをご紹介します。生地にはココアパウダーを、生クリームにはビターチョコレートを加え、濃厚で贅沢なケーキに仕上げました。丸太状にした生地にチョコレートクリームを塗って、フォークで木目の模様をつければできあがり。今年のクリスマスは少し頑張って、満足感たっぷりなブッシュドノエルを手作りしてみませんか?
フライパンで簡単 ブッシュドノエル
オーブンいらずで簡単なブッシュドノエルのレシピです。ケーキ作りは生地を焼くのが大変なイメージですが、こちらのレシピではフライパンを使うので気軽にお作りいただけますよ。生地にクリームを塗ったら、くるみを入れてロールケーキ状に巻くことで、食感も楽しく仕上がります。お好みのフルーツやチョコレートペンでデコレーションしてみてくださいね。
ふわふわミルククリームのホワイトブッシュドノエル
練乳クリームで作る、ホワイトブッシュドノエルはいかがでしょうか?生地にココアパウダーやビターチョコレートを加え、練乳クリームを塗って仕上げます。このレシピでは、練乳クリームと相性のよい、いちごジャムやいちごを使用しました。まるで雪を被った丸太のようでかわいらしいケーキです。ぜひお試しくださいね。
今年のクリスマスケーキはブッシュドノエルに挑戦!
いかがでしたか?今回は、ブッシュドノエルの意味と、おすすめレシピをご紹介しました。クリスマスの夜は、家族でケーキを囲んで楽しみたいですよね。ぜひ今回のレシピを参考にして、おうちでクリスマスケーキ作りに挑戦してみてくださいね!