ほうれん草をゆでるときなぜ塩を入れるのかその理由を知っていますか?この記事では、ほうれん草の上手なゆで方と塩を入れてゆでる理由について詳しく解説します。下処理を行うことで、葉も根元もちょうどよい食感に仕上げることができますよ。記事後半ではほうれん草を使ったレシピもご紹介!ぜひチェックしてみてくださいね。
「なぜ塩を入れてゆでるの?」いまさら聞けない基本のほうれん草のゆで方
- 目次
- おいしさアップ!ほうれん草のゆで方
- 塩を入れるのはなぜ?
- 根元に切り込みを入れる
- 根元からゆでる
- よく冷やしてギュッと絞る
- ほうれん草で作るおかずレシピ
- ほうれん草とちくわのごま和え
- 豚バラとほうれん草のみそマヨ炒め
おいしさアップ!ほうれん草のゆで方
シャキシャキ食感とほのかな甘みがおいしい、色鮮やかなほうれん草。ポイントを押さえることで、食感の残ったおいしいほうれん草にゆで上がりますよ。
材料(2人前)
- ほうれん草・・・200g
- お湯・・・1000ml
- 塩・・・小さじ1
作り方
1.ほうれん草の根元を少し切り取り、ほうれん草の根元を上にして持ち、包丁で茎の中心に1cm程度の深さで十文字に切り込みを入れます。
2.たっぷり水が入ったボウルの中で、根元を手で擦りながらふり洗いし、水を取り替え、反対側の葉も洗い、全体の汚れを落として水気を切ります。
3.沸騰したお湯に塩を入れます。
4.ほうれん草の葉の部分を手で持ち、茎の部分だけ30秒ほど茹でます。
5.全体をお湯の中に入れ、30秒ほど茹でます。途中箸で上下を一度ひっくり返します。
6.氷水に入れ、冷まします。
7.しっかり絞り、水気を切り、4等分に切り分けます。
塩を入れるのはなぜ?
たっぷりのお湯でゆでるのは、アクをぬくためです。では、塩を加える理由を知っていますか?ほうれん草の緑色はクロロフィルという色素で、熱に弱い成分です。ゆでるときに塩を加えると、塩が色素を安定させて退色を防いでくれるんです。
根元に切り込みを入れる
ほうれん草は、水っぽくならないように根元をつけたまま、切らずにゆでるのが基本です。深く切り込みを入れ過ぎないように気をつけながら、ほうれん草の根元に切り込みを入れます。中に入り込んだ土を洗い流しやすくなりますし、硬い根元に火が通りやすくなりますよ。
根元からゆでる
さらに気をつけたいのは、ゆでムラです。ほうれん草は茎が硬く、葉の方がやわらかいですよね。根元からお湯に入れて、葉のゆで時間と差をつけると均一にゆでられます。
よく冷やしてギュッと絞る
ゆであがったら、すぐに冷水にさらすのが肝心です。余熱で火が通りすぎないので、シャキシャキ食感を残せます。すぐに冷やすことは色止めにもなり、きれいな緑色を保つことができますよ。
冷水でよく冷ましたら、ギュッと力を込めて水気を絞りましょう。和え物やお浸しにするときや、炒め物にするときでも、よく水気をきることが大事です。料理が水っぽくならずに、ほうれん草をおいしく召し上がれます。
ほうれん草で作るおかずレシピ
ほうれん草をおいしくゆでるポイントをおさえたら、おかずレシピに挑戦してみましょう!毎日の献立作りに重宝しますよ。
ほうれん草とちくわのごま和え
定番おかず、ほうれん草のごま和えをアレンジしてみませんか?いつものごま和えにちくわを入れて、魚介の旨味と食感をプラスしました。めんつゆだけで味が決まり、シャキシャキのほうれん草が手軽に味わえます。ごはんにも、お酒のおつまみにも合うので、毎日の献立に重宝しますよ。
豚バラとほうれん草のみそマヨ炒め
豚バラ肉とほうれん草を合わせた炒め物はいかがでしょうか。味つけに使うのはみそとマヨネーズ!意外な組み合わせですが、ほうれん草と相性抜群なんです。濃厚な味わいの豚バラ肉とみそ、マヨネーズの組み合わせに、ほうれん草のさわやかな風味がよく合います。副菜になりがちなほうれん草が、主菜で楽しめますよ。
色鮮やかでシャキシャキ食感のほうれん草を楽しむ!
今回は。ほうれん草のゆで方と塩を入れてゆでる理由についてご紹介しました。和え物やお浸しだけでなく、炒め物やスープに入れるときにも下ゆでをすると、味わいがぐっとアップしますよ。ご紹介したレシピもお試しいただき、シャキシャキおいしいほうれん草を楽しんでくださいね。