スポンジケーキを作るときの卵の泡立て方には「共立て」と「別立て」という2種類の工程があります。似ているようで、実は仕上がりに大きく違いが出る泡立て方法なんですよ。今回は「共立て」の方法やポイントについてご紹介します。
キメ細かいしっとりした生地作りに必要な【共立て】とは?
- 目次
- お菓子作りを基本のひとつ「共立て」とは
- 「共立て」とは?
- 動画で確認!「共立て」の方法
- 共立てで作る基本のスポンジケーキとアレンジレシピ
- 共立てで作る基本のスポンジケーキ
- かわいいまんまるケーキ イチゴのズコット
- 丸ごとイチジクロールケーキ
- コツを押さえて失敗知らず!ケーキ作りを楽しもう
お菓子作りを基本のひとつ「共立て」とは
さらに、「別立て」との使い分けも合わせて解説していきます。ぜひ、参考にしてくださいね。
「共立て」とは?
共立てとは、卵黄と卵白を分けず、共に泡立てる方法です。卵黄と卵白を同時に混ぜることが出来るため、簡単に、そしてボウル1つで作業を行えるのがメリット!キメ細かく、しっとりとした生地に焼き上がるので、スポンジケーキなどを作る際によく使われる工程です。また、共立てで作るスポンジケーキは「ジェノワーズ」と呼ばれ、ほどよく弾力のある口当たりが特徴です。
一方で、卵黄と卵白を分けて泡立てる方法を「別立て」と呼びます。別立てについてもポイントをご紹介しています。参考にしてくださいね。
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動画で確認!「共立て」の方法
ボウルひとつで出来る共立ての方法を見ていきましょう。温度調整がポイントです。
①ボウルに入れた卵を溶きほぐし、グラニュー糖を加える
②湯せんにかけて人肌程度まで温まったら湯せんからおろし、ハンドミキサーで混ぜる
③生地を垂らし、10秒程度跡が消えなくなるような状態になるまで泡立てたら共立て完了
共立ては、卵白だけを混ぜて作るメレンゲと比較すると泡立ちにくい方法です。そのため、人肌程度に温めておくことで、泡立ちやすくなります。
共立てで作る基本のスポンジケーキとアレンジレシピ
ここからは、共立てで作るスイーツレシピをご紹介します。きめ細やかな生地は程よく弾力があり、きれいな見た目に仕上がりますよ。ぜひチェックしてみてくださいね。
共立てで作る基本のスポンジケーキ
基本の「共立て」で作るスポンジケーキのレシピです。生地を上から垂らしたときに、10秒ほど跡が残るまで泡立てるのがポイント!しっかりと泡立てて、キメの細かいしっとりとした土台を作りましょう。1つのボウルで材料を混ぜ合わせるので、洗い物が少なく済むのも嬉しいですね。
かわいいまんまるケーキ イチゴのズコット
まんまるなフォルムがかわいい、いちごのズコットです。共立てしたふわふわの生地に、たっぷりの生クリームと酸味のあるいちごを加え、贅沢な一品に仕上げました。お好みのフルーツで作るなど、アレンジもお楽しみください。
丸ごとイチジクロールケーキ
共立てで簡単に作れる、食感楽しいロールケーキです。ふわふわな生地に、さっぱりとしたヨーグルトクリームとイチジクが絶妙にマッチしていて、絶品ですよ!イチジクを丸ごと入るので、断面もかわいく仕上がります。
コツを押さえて失敗知らず!ケーキ作りを楽しもう
今回は、共立ての方法と、共立てで作るスイーツレシピをご紹介しました。共立ては、温めながらしっかりと泡立てるのがポイントです。別立てと比べると泡立ちが少なく、少し手間もかかりますが、キメ細かく、弾力のある生地に仕上がるので、スポンジケーキを作る際にはぜひ取り入れてみてください。
クラシルでは、この他にも共立てで作るスイーツレシピをご紹介しています。ぜひ、参考にしてくださいね。