2025.3.15

【2025年】春のお彼岸はいつ?お供えする食べ物についても解説!

【2025年】春のお彼岸はいつ?お供えする食べ物についても解説!

「お彼岸」とは春分の日を含む7日間のことで、春、秋と年に2回あります。2025年の春のお彼岸は3月17日(月)〜23日(日)までです。この記事では、お彼岸の日にちの決め方や、お彼岸でお供えするものなどについて解説!記事の後半では、お彼岸におすすめのレシピをご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

  • 目次
  • 2025年の春のお彼岸はいつ?
  • そもそもお彼岸とは?
  • お彼岸にお供えするものを解説!
  • おはぎ・ぼたもち
  • 彼岸団子
  • 故人が好きだった食べ物
  • お彼岸に食べるものは?
  • 精進料理

2025年の春のお彼岸はいつ?

お彼岸は、毎年

「春分の日」を中日として、その前後3日間、計7日間

に設定されます。

2025年(令和7年)の春分の日が3月20日(木)のため、春のお彼岸は、

3月17日(月)から3月23日(日)までの7日間

です。

また、お彼岸初日を「彼岸入り」、お彼岸最終日を「彼岸明け」といい、2025年においては3月17日と3月23日がそれらにあたります。

秋のお彼岸についても同様で、秋分の日を中日とした7日間に設定され、2025年は秋分の日が9月23日(火)なので、秋のお彼岸は9月20日(土)から9月26日(金)となります。

  彼岸入り 中日(祝日) 彼岸明け
2025年【春】 3月17日(月) 3月20日(木) 3月23日(日)
2025年【秋】 9月20日(土) 9月23日(火) 9月26日(金)

そもそもお彼岸とは?

ここで、お彼岸についても確認しておきましょう。お彼岸とは、この世とあの世の距離が最も近くなる期間と考えられているのだそうです。そのため、お墓参りやお供えものをして先祖の冥福を祈ったり、感謝を伝えたりするようになったとされています。

お彼岸にお供えするものを解説!

先ほども少しご説明しましたが、お彼岸には先祖の仏壇やお墓を手入れしたり、お供えものをして感謝の気持ちを伝えます。一般的にどのようなものをお供えするのか、以下で確認してみましょう。

おはぎ・ぼたもち

よくお供えされるのは、おはぎやぼたもちです。蒸したもち米をあんこで包んだ和菓子のことで、小豆の赤色が魔除けになるといわれているそうです。

また一般的におはぎには粒あんぼたもちにはこしあんが使われ、あんこの種類にも違いがあります。

💡ワンポイント豆知識
おはぎとぼたもちはどちらも同じものですが、お供えする季節によって呼び方が変わります。萩の花が咲く時期である秋のお彼岸でお供えされるのが「おはぎ」で、牡丹の花が咲く時期である春のお彼岸にお供えされるのが「ぼたもち」とと呼ばれているんですよ。

彼岸団子

地域やご家庭によっては、おはぎやぼたもちではなく、彼岸団子をお供えすることも。彼岸団子とは上新粉で作った白くて丸いお団子で、数は宗派や地域によって異なりますが、積み重ねてお供えします。

丸い形をした団子には「ご先祖様の魂がこの世に宿る」といった意味があるそうです。

故人が好きだった食べ物

お彼岸は故人を偲ぶ期間なので、故人が好きだった食べ物をお供えするのもよいでしょう。ただし、仏教では殺生や飲酒が禁じられていたという背景もあるので、肉や魚介類、アルコールは避けましょう

お彼岸に食べるものは?

お彼岸で家族や親戚で集まって食事をすることもありますよね。その際は、どのようなものを食べたらよいのでしょうか。以下でお彼岸で食べるものも見てみましょう。

精進料理

精進料理とは肉や魚を使わずに作る料理で、殺生禁止の仏教の考えに基づくものです。

野菜や豆腐といった植物性の食材だけで作られた和食で、ごはんや汁物、漬物に加えておかずが何品か添えられます。食事でいただくだけでなく、お供えの料理として使われることもあります。

そば・うどん

お彼岸に「彼岸そば」や「彼岸うどん」を食べる地域もあります。

動物性のものは使わず、山菜そばや山菜の天ぷらなどを添えていただくことが多いようです。

💡ワンポイント豆知識
お彼岸の時期は季節の変わり目で、体調を崩しやすい季節ですよね。そのため、胃腸にやさしいと考えられていたそばやうどんを食べることで、内臓を清めようとしたといわれています。

赤飯

慶事で食べるイメージのある赤飯ですが、お彼岸で食べる地域もあります。

お彼岸におはぎやぼたもちをお供えする理由と同じように、赤飯に使う小豆の赤い色にも魔除けや厄除けの効果があると考えられていたためです。

いなり寿司・五目寿司

いなり寿司や五目寿司も、お彼岸で食べる定番のメニューです。

仏教の考えに基づき、肉や魚介類は避けて作るので、具材には山菜や根菜が使われます

天ぷら

お彼岸で食べる天ぷらは

「精進揚げ(しょうじんあげ)」

といい、肉や魚を使わず野菜を使って作るのが特徴です。

使う野菜に決まりはなく、定番のレンコンやにんじん、かぼちゃなどのほかに、春には菜の花やたけのこ、秋にはきのこやナスなど、季節に合わせた食材が使われます。

春分の日の日付はなぜ変わる?

お彼岸の中日でもある春分の日や秋分の日は、毎年微妙に日付が変わりますよね。だいたい、春分の日は3月20日から21日ごろ、秋分の日は9月22日から23日ごろになることが多いですが、どのように日付が決められているのでしょうか。今回は、テーマでもある春分の日にフォーカスして見てみましょう。

春分点とは

春分の日は、太陽がちょうど「春分点」を通過する瞬間を含む日のことを指すのだそうです。これだけだとよくわかりませんが、この春分点というのは地球から見た太陽の位置が基準となっています。

春分の日から、次の春分の日まではおよそ365日ありますよね。しかし、地球が太陽のまわりを回るのには、平均

365日+6時間弱

かかるのだそうです。毎年6時間のズレが生じるため、春分の日の日付も変わるということになります。です。

春分の日の日付が大幅に変わらないワケ

ただ、そんなにズレがあるのになぜ毎年同じくらいの時期になるのか疑問が浮かびますよね?勘のよい人はもうわかっているかもしれませんが、4年に一度やってくるうるう年で調整されているため、春分の日がズレ続けたり、大幅に日付が変わることはないのです。

💡ワンポイント豆知識
春分の日は一般的に昼と夜の時間が同じになるといわれていますが、厳密には昼のほうが少しだけ長いのだそうです。

お彼岸におすすめのレシピをご紹介!

さてここからは、お彼岸におすすめのレシピをご紹介します。電子レンジで作れるぼたもちや、お好みの野菜で作れる天ぷらなど、お手軽レシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。

炊飯器でつくる 2色おはぎ

炊飯器でお米を炊いて、おはぎを作ってみましょう。もち米だけで作ったものはかたくなってしまいがちですが、このレシピではうるち米も混ぜたので、時間が経っても作り立てのやわらかさをキープしやすいですよ!ぜひ作ってみてくださいね。

電子レンジで簡単つぶあんぼたもち

電子レンジを使って時短で仕上げるぼたもちをご紹介します。米ともち米をあらかじめ水に浸けておくのが、短時間でやわらかく炊き上げるポイントです!とても簡単なので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

炊飯器で作れるもちもち赤飯

赤飯を炊くのには蒸し器を使うレシピも多いですが、炊飯器を使えば手軽に作れますよ!もち米とうるち米を合わせて作ったお赤飯はふっくらもちもちとした食感で、冷めてもおいしくいただけます。

ごま香る簡単いなり寿司

パパッと作れる、いなり寿司のご紹介です。市販のお稲荷さんの皮を使うことで、簡単に作れます。酢飯に加えたいりごまの香ばしさとプチプチ食感がクセになるおいしさ!ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

サクサク 天ぷらの盛り合わせ

衣のサクサク食感が魅力の、天ぷら盛り合わせはいかがでしょうか。天ぷら粉を活用することで、失敗なく手軽に作れます。お彼岸用なら、季節の野菜やきのこなどを使うのがおすすめですよ!

先祖を偲ぶ、お彼岸のごはんを作ろう

今回は、お彼岸の日にちやお供え、食事について解説し、おすすめレシピをご紹介しました。お彼岸は、故人を偲ぶとともに、家族や親戚の絆を深める大事な行事です。一緒に食卓を囲むことでコミュニケーションも深まるので、今回ご紹介したレシピも参考に、ぜひお彼岸用のごはんを作ってみてくださいね。

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2025.2.19 最終更新

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