2025.3.24

ジェノベーゼってどんなソース?特徴やバジルとの違い、おすすめの食べ方もご紹介!

ジェノベーゼってどんなソース?特徴やバジルとの違い、おすすめの食べ方もご紹介!

ジェノベーゼ」は、イタリア料理の中でも伝統的なソースの一つです。その鮮やかな緑色とバジルの独特の香りが特徴で、パスタやピザなどさまざまな料理に使われます。この記事では、ジェノベーゼの特徴やバジルソースとの違いについて解説!さらに、おすすめの食べ方や絶品レシピもご紹介しますので、せひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • ジェノベーゼとは?味や特徴を知りたい
  • シンプルだからこそ素材の質が重要
  • 味だけでなく色も魅力!
  • バジルソースと何が違う?ジェノベーゼの意味
  • 日本と欧米異なる「ジェノベーゼ」の意味
  • 本場のジェノベーゼは茶色いパスタ!?
  • ジェノベーゼを使ったおすすめの食べ方
  • パスタに絡めて

ジェノベーゼとは?味や特徴を知りたい

ジェノベーゼとは

  • バジル
  • 松の実
  • ニンニク
  • パルミジャーノ・レッジャーノ
  • ペコリーノ・ロマーノ
  • オリーブオイル

などをすり潰して作られる、

イタリアのリグーリア州ジェノヴァ発祥のソース

のことです。

フレッシュなバジルをたっぷり使った香り高い風味が特徴で、一般的にはパスタソースとして使われます。

シンプルだからこそ素材の質が重要

ジェノベーゼの材料は比較的シンプルですが、だからこそ素材選びにこだわりたいソースです。新鮮なバジルの葉と質のよいオリーブオイルを使うことで、風味豊かなソースができあがりますよ。

また、松の実とパルメザンチーズのコクが、ジェノベーゼならではの深い味わいアクセントになっています。                 

味だけでなく色も魅力!

そんな爽やかでコクのある味わいだけでなく、料理を華やかにする鮮やかな緑色も魅力的です。

そのままパスタに絡めたり、パンに塗ったりして楽しむほか、肉や魚と合わせたり、野菜にも合う万能なソースなんですよ。

バジルソースと何が違う?ジェノベーゼの意味

ところで、日本ではジェノベーゼのほかに「バジルソース」と呼ばれるものもありますが、これらは一体何が違うのでしょうか。

バジルソースというのは「バジルを使ったソース」を指します。そのため、

ジェノベーゼもバジルソースに含まれる

ということになるのです。

ただ、実は「ジェノベーゼ」と言ってバジルを使った緑色のソースが出てくるのは日本だけなんですよ。一体どういうことなのか、以下で確認してみましょう。

日本と欧米異なる「ジェノベーゼ」の意味

ジェノベーゼ発祥の国であるイタリアを含む欧米では、日本でジェノベーゼと言われているソースのことを「ペスト(pesto)」、さらに

そのソースの材料にジェノヴァ産のバジルを使ったものに関しては「ペスト・ジェノベーゼ(pesto genovese)」と呼んでいます。


※「ペスト・アッラ・ジェノヴェーゼ(pesto alla genovese)」とも呼ばれます。

ペストというのはすりつぶしたもの全般を指しますが、イタリアではバジルを使ったものが主流で「ペストと言ったらバジルを使ったもの」とされることが多いようです。日本ではジェノベーゼというとバジルを使ったソースが出てきますが、イタリアでジェノベーゼというのは単純に産地を指しているだけのため、私たちが想像する緑色のソースが使われた料理は出てきません。

本場のジェノベーゼは茶色いパスタ!?

ちなみに、イタリアやその他の国で「ジェノベーゼ」を注文すると、緑色ではなく、茶色いソースのパスタが出てきます。実は本場イタリアにおいてジェノベーゼというのは「牛肉や玉ねぎなどの香味野菜を赤ワインで煮込んだパスタ」を指すのだそうです。

もしイタリアやその他欧米でバジルソースのパスタを食べたい場合は「ペスト・ジェノベーゼ」と注文してくださいね。

💡ワンポイント豆知識
そもそもジェノベーゼという名前はイタリアの都市ジェノヴァに由来しています。イタリア語で「ジェノヴァの」という意味なのです。この「ジェノヴァを起源とするソースのこと」をイタリアをはじめ、海外では「ジェノベーゼ」と呼んでいます。

ジェノベーゼを使ったおすすめの食べ方

風味豊かなジェノベーゼソースは、肉料理や魚料理、パスタなど、幅広い料理に使える万能なソースです。以下で、ジェノベーゼソースがよく合うおすすめの食べ方をご紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

パスタに絡めて

ジェノベーゼソースといえばやはりパスタ!日本ではゆでたパスタに絡めて食べるのが定番ですよね。バジルの爽やかな香りと松の実やパルメザンチーズのコクで、最後まで飽きずに食べられます。

ショートパスタを使ったりトマトなどの具材をプラスしたりと、アレンジも幅広いのがうれしいポイントです。暑い季節は、冷製パスタで楽しむのもおすすめですよ!

ピザソースとして

ピザのソースとして使うのもおすすめです。ピザの記事にジェノベーゼソースを塗り拡げて、具材をのせて焼きます。

ジェノベーゼソースとモッツァレラチーズだけ使ってシンプルに仕上げたり、トマトやエビ、生ハムなどをトッピングして食べ応えのある一品に仕上げるなど、お好みの具材をのせて楽しんでみてくださいね。

サンドイッチのアクセントに

サンドイッチのソースにすれば一気におしゃれに!パンにジェノベーゼソースを塗ってチーズや野菜を挟むだけと手軽に作れるのもうれしいポイントです。

パンは食パンでもバゲットでもお好みのもので楽しめます。具材を工夫することで、バリエーションも広がりますよ!

サラダのドレッシングとして

ジェノベーゼソースをドレッシングのように使うことも可能です。バジルが爽やかに香る、フレッシュなサラダに仕上がりますよ。トマトやセロリ、パプリカ、マッシュルームなど、イタリア料理でよく使うような野菜と相性抜群です!

お好みでタコやエビなどを加えてジェノベーゼソースで和えれば、手軽にデパ地下のデリ風サラダが完成!ボリュームを出したいときは、ゆでたジャガイモやショートパスタを加えるのもおすすめです。

肉・魚料理のソースとして

肉や魚のソテーなどのソースとして使うのもおすすめです。旨味たっぷりの肉・魚に爽やかなバジルの風味がよく合います。

肉だったらソテーだけでなく、カツレツなどにしてもOK!魚であればソテーのほかにカルパッチョのソースとして使うのもよいでしょう。ソースのかけ方や盛り付けを工夫すれば、まるでレストランのようにおしゃれな一品ができあがりますよ。

ジェノベーゼソースを使ったおいしいレシピをご紹介!

ジェノベーゼについて知ったところで、ここからはおすすめレシピをご紹介します。手作りジェノベーゼソースや定番のパスタ、ピザなど、さまざまなレシピをピックアップしました。ぜひ参考にして、作ってみてくださいね。

ピーナッツで作る 手作りジェノベーゼソース

一般的に松の実を加えて作るジェノベーゼソースですが、このレシピではより身近で安価なピーナッツを使ってコクをプラスしました。フードプロセッサーがあれば、材料を準備するだけで簡単に作れますよ!お好みで粉チーズを加えるのもおすすめです。パスタやサラダ、肉料理にぜひ合わせてみてくださいね。

アボカドとクリームチーズのジェノベーゼスパゲティ

アボカドとクリームチーズを使ったジェノベーゼスパゲティは、クリーミーで濃厚な味わいが魅力。市販のジェノベーゼソースを使って手軽に作れますよ!トッピングにのせたフレッシュバジルの香りもお楽しみくださいね。

じゃがいもとエビのジェノベーゼポテトピザ

じゃがいもとエビをゴロっとのせて具沢山に!カリッとした焼けた手作りのピザ生地とほくほくのじゃがいもに、ジェノベーゼソースがよく合い絶品!エビのプリプリとした食感と旨味もアクセントになった贅沢な一品です。

ジェノベーゼソースのクリームポテト

フードプロセッサーでなめらかに仕上げたポテトに香り高いジェノベーゼソースをのせて、リッチな味わいの一品に仕上げました。メインのサイドディッシュやバゲットにつけて食べるなど、さまざまな楽しみ方ができます。おもてなしやパーティにもおすすめなので、ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。

とろーりチーズ アボカドのジェノベーゼソースグリル

テーブルがパッと明るくなる、風味豊かな一品をご紹介します。アボカドをスキレットに並べ、生クリームを合わせた濃厚なジェノベーゼソースとチーズをのせてこんがり焼き上げました。おいしいだけでなく見た目も華やかで、ワインのお供に最適ですよ!ぜひ、試してみてくださいね。

ジェノベーゼソースを使って味も見た目も華やかに!

今回はジェノベーゼソースについて解説しました。ジェノベーゼソースは、簡単に作れるだけでなく、さまざまな使い方で楽しめて、家庭料理にも取り入れやすいのがうれしいポイントです。ぜひ、さまざまな料理に活用して、ジェノベーゼの魅力を存分に味わってみてくださいね。

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