シャリっとした独特の食感とみずみずしさ、そして爽やかな風味が魅力の梨。梨といえば、日本では和梨と洋梨が有名ですが、もう一つ「中国ナシ」という種類もあるのをご存知でしょうか。
中国ナシの保存方法|長持ちのコツ|上手に追熟
見た目は洋梨に、そして食感は和梨に似ている中国ナシ。多く出回る時期は10月~12月ですが、流通する量が少なく、お目にかかる機会はあまり多くはないかもしれません。程よい酸味と爽やかな甘みに加え、そしてジューシーな食感が楽しめるため、生食の他、缶詰や瓶詰等の加工品としてもよく使われているんですよ。
今回は、そんな中国ナシの正しい保存方法をご紹介します。旬の時期の中国ナシのおいしさをしっかりキープして楽しみましょう!
保存のポイントは「追熟」と「食べごろの見極め」
■常温で追熟
①常温で保存する
②果皮が黄色く色づき、香りが強くなって来るのを待つ
③十分に熟したら、冷蔵庫で2〜3時間冷やしてから食べる
【ポイント】
・まだ実が固く、未熟な状態の中国ナシは、常温で追熟させましょう。
・完熟したあとは傷むのが早いため、なるべく早く食べきるようにしましょう。
■冷蔵庫で保存
①乾燥しないよう、ポリ袋などに入れる
②冷蔵庫の野菜室で保存する
【ポイント】
・すでに熟しているものは、冷蔵庫で保存しましょう。
・完熟した中国ナシは傷みが早いため、なるべく早く食べきるようにしましょう。
■加工して冷凍保存
①皮をむいて食べやすい大きさに切り、水、砂糖、レモン汁を入れてやわらかくなるまで煮る
②火からおろし、冷めたら清潔な冷凍用ジッパー付き保存袋などに入れ、空気を抜いて閉じる
③冷凍庫に入れて保存する
【ポイント】
・生のまま食べきれないときには、コンポートなどに加工してから冷凍保存するのもおすすめです。
・パウンドケーキなどの洋菓子に入れたり、ヨーグルトなどにのせたり、もちろんそのまま食べてもおいしくお召し上がりいただけます。
・冷凍したコンポートは、必ず再加熱してから召し上がるようにしてください。
※冷凍前、調理する環境は必ず清潔な場所で行ってください。
旬の時期の中国ナシを楽しもう!
今回は、中国ナシの保存方法をご紹介しました。中国ナシは出回る時期も地域も限られていますので、もし手に入ったらとてもラッキー!上手に保存して、長くフレッシュなおいしさを楽しみたいですよね。
クラシルでは、中国ナシの選び方についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。