フードプロセッサーとは？ミキサーとの違いや代用方法もご紹介

料理の下ごしらえに役立つキッチン家電「フードプロセッサー」。1台で切る、混ぜる、すりおろすなど、手間や時間がかかる料理の下ごしらえが効率よくこなせます。今回はそんなフードプロセッサーの特徴を詳しく解説！ミキサーとの違いや代用方法、フードプロセッサーを使った時短レシピもご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

フードプロセッサーは、料理の下ごしらえに役立つキッチン家電です。メーカーによって仕様は異なりますが、食材を切る、混ぜる、すりおろすなど、さまざまな機能を搭載しています。

肉や魚をミンチにする、野菜を切る、大根や長芋をすりおろす、ナッツを砕く、クッキーやケーキの生地を混ぜ合わせるといった手間のかかる作業が効率よくこなすことができるのです。

また、撹拌時間を加減することで、仕上がりの大きさを細かく調節できます。包丁では時間のかかるみじん切りも時短かつ均一の大きさにすることができるのもうれしいポイント！料理の下準備にかかる手間と時間が大幅に軽減します。

「ミキサー」とは、野菜や果物などを細かくカットしながらかき混ぜて、液体に仕上げるキッチン家電のことを指します。

底面のカッターを高速回転させ、食材を細かく刻むところまではフードプロセッサーと同じですが、ミキサーの方がさらに細かく、なめらかに仕上がるため、ジュースやスムージー、スープ、ソース作りに向いています。

料理の下ごしらえに使うならフードプロセッサー、ジュースやスムージーを作るならミキサーなどと、用途によって使い分けるのがおすすめです！

ミキサーは英語で「ブレンダー」と呼ばれているため、両者に明確な違いはありません。一般的に、日本では置き型タイプを「ミキサー」、ハンディタイプを「ハンドブレンダー」と呼ぶことが多いです。

フードプロセッサーがなくても、用途に合った道具さえあれば、手作業で行うことができます。ただし、フードプロセッサーよりも手間がかかるので、時間に余裕のあるときがおすすめです。

フードプロセッサーがない場合は「みじん切りにする」「肉や魚をミンチにする」作業はやはり包丁が適しています。 少し手間と時間がかかりますが、粗みじん切りや細かいみじん切りなどの調節も可能です。肉や魚をミンチにする場合は、少し強めに叩くことでしっかりとミンチ状にすることができますよ。

フードプロセッサーの「混ぜる」作業は、泡立て器やハンドミキサーで代用することができます。

泡立て器は手で混ぜるため、労力はかかりますが、静かに作業できるところが魅力。スピーディーに済ませたいときは、電動のハンドミキサーがおすすめです。フードプロセッサーよりもムラなく、きめ細やかに仕上がります。

「すりおろす」「すりつぶす」作業を代用したいときは、すり鉢かおろし金を使いましょう。

フードプロセッサーのように一度に大量に調理することはできませんが、粘り気の強い長芋や少量のいりごまなど、フードプロセッサーに不向きな食材もきれいに仕上がりますよ。

「つぶす」「ペースト状にする」作業は、マッシャーやフォークで代用します。フードプロセッサーは食材が少量だと撹拌できないこともあるので、そんなときは手作業で行いましょう。

ここからは「フードプロセッサー」を使ったおすすめレシピをご紹介します。手作業だと手間や時間がかかる作業もフードプロセッサーを活用すれば、あっという間にできあがりますよ！ぜひ挑戦してみてくださいね。

一口食べるとほっと温まる、鶏肉と白菜の雪見鍋です。フードプロセッサーを使えば、なにかと面倒な大根のすりおろし作業も、時間をかけずに済ませることができます。撹拌する時間を調節すれば、お好みのなめらかさに仕上げられるのもうれしいポイント！たっぷりの大根おろしに出汁の効いたつゆが染み込んで、飲み干したくなるおいしさですよ。

いつもとひと味違うからあげを作ってみませんか？外はカリッと、中はふんわりやわらか。フードプロセッサーで鶏むね肉をミンチにして、そのまま調味料を加えて撹拌するので、揉み込んだり、衣をつける手間が要りません。肉だねに加えたマヨネーズのおかげで、ふんわりとジューシーに仕上がりますよ。

フードプロセッサーを使って作る、お手軽クッキーのご紹介です。フードプロセッサーに材料5つを入れて撹拌するだけで生地のできあがり。均等に混ぜ合わせることができるので、サクサクと心地よい食感に仕上がりますよ。お菓子作り初心者の方も、ぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか？

一口サイズがかわいらしい、さつまいもタルトはいかがですか？さつまいもを電子レンジで加熱して、生クリームやグラニュー糖と一緒にフードプロセッサーで撹拌し、市販のタルト台に絞り出すだけ！フードプロセッサーを活用すれば、さつまいもを裏ごしせずともなめらかな食感に仕上がりますよ。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。様子を確認しながら完全に火が通るまで、必要に応じて加熱時間を調整しながら加熱してください。

今回はフードプロセッサーの特徴や代用方法、おすすめレシピなどをご紹介しました。

フードプロセッサーは、忙しいときの強い味方！調理時間を短縮するのはもちろん、手作業では手間がかかる下ごしらえなども一気にこなせます。忙しくて時間に追われているときこそ、フードプロセッサーを上手く活用して、ゆとりある生活を送りましょう。

クラシルでは、今回ご紹介した以外にもフードプロセッサーを使ったレシピをたくさん掲載しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。