最終更新日 2023.3.30

さわやかな風味で料理をワンランクアップ!ローズマリーの使い方と活用レシピ6選

さわやかな風味で料理をワンランクアップ!ローズマリーの使い方と活用レシピ6選

若返りのハーブの異名を持つ「ローズマリー」。その魅力とは?

「若返りのハーブ」と呼ばれ、古くから多くの人を魅了してきてきた「ローズマリー」。ご家庭で使ったことはなくても、レストランで一度は口にしたことがあるという方が多いのではないでしょうか。

今回は、そんなローズマリーの魅力や活用方法、おすすめのレシピをご紹介します。日々の料理にローズマリーを取り入れて、さわやかな風味を楽しんでみましょう!

「ローズマリー」とは?

ローズマリーとは、地中海沿岸地方原産のシソ科のハーブ。聖母マリアにちなんで「ロース・オブ・マリー」と呼ばれたことが、その名の由来だと言われています。

葉にすっきりとした強い香りがあり、古くから料理や薬用、香水などに幅広く使われてきました。中世ヨーロッパでは、ローズマリーの成分をアルコールで蒸留した「ハンガリアンウォーター」が医薬品や香水として珍重されたり、乾燥させても香りが損なわれないことから「変わらぬ愛」の象徴として結婚などの儀式に用いられてきたり。近年では主に料理の風味付けに使われる他、アロマオイルやポプリ、ガーデニング用のハーブとしても人気がありますよね。

料理に使うとどんな効果があるの?

ローズマリーは、主に肉や魚の臭み消しとして使われます。特にラムやジビエなど少しクセのあるお肉と合わせると、特有の風味がおいしさを引き立ててくれます。また、じゃがいもなどたんぱくな食材の風味付けとして使うと、さわやかな風味がアクセントになります。

他には、料理の飾り付けに添えると見た目がグンとおしゃれになったり、ハーブティーに加えるとすっきりとした風味に仕上がったり、キッチンに飾っておくと消臭剤の代わりになったりと、さまざまな効果があります。

ローズマリーの活用方法をご紹介!

ローズマリーの活用方法はとても幅広く、肉や魚の臭み消しをはじめ、煮込み料理の風味付けや、パンのトッピング、ハーブティーなどにも使うことができます。また、ローズマリーには生と乾燥の2種類があり、乾燥したものの方が香りが強く出ます。すがすがしい香りがほしいときや飾り付けには生のものを、強い香りがほしいときには乾燥したものと、それぞれの特徴に合わせて使い分けるようにしましょう。

◼︎お肉の下ごしらえに
強い香りがあるローズマリーは、お肉の臭み消しに最適です。使うタイミングはお肉の下ごしらえのとき。乾燥したものをお肉に振りかけたり、生のものをこすりつけたりして香りを移します。より手軽に使いたい場合は、フライパンで焼くときにお肉の上にのせたり、オーブンで焼くときに耐熱皿に敷き詰めるだけでもOK。また、枝の食感が気になる場合は、葉だけをちぎって使うようにしましょう。

◼︎魚の臭み消しに
ローズマリーは、魚の臭み消しや風味付けとしても大活躍!クセの強いイワシやサバなどの他、マグロやカツオなどの赤身魚にもよく合います。使うタイミングは、魚に下味を付けるときやフライパンに油を入れて加熱するとき。魚を丸ごとオーブンで焼く場合は、お腹の中に詰めてもいいでしょう。また、エビやイカをゆでるときに、お湯にローズマリーを入れるとさわやかな風味が移っておいしいですよ。

◼︎煮込み料理に
ローズマリーは、カレーやシチュー、ポトフなどの煮込み料理にもよく合います。葉が柔らかくなるように、他の具材と同じタイミングで加えてコトコトと煮込みます。しかし、ローズマリーは風味が強いので入れすぎには注意しましょう。

◼︎野菜料理のアクセントに
ローズマリーは野菜料理の風味付けにもおすすめです。じゃがいもと一緒に炒めたり、ズッキーニやきのこのマリネに加えると、グンと上品な風味に仕上がります。また、具材を揚げるときに油に加えると、ほんのりと香りが移っておいしいですよ。

◼︎パンや焼き菓子の風味付けに
フォカッチャやクッキーにローズマリーを加えると、さわやかな風味がアクセントになっておいしく仕上がります。チーズとの相性もいいので、ピザやチーズトーストにトッピングすのもおすすめ!香りを楽しみたい場合は乾燥したものを、トッピングとして目立たせたい場合は生のものを大きめにちぎって使いましょう。

◼︎ハーブオイルやハーブビネガーに
ローズマリーをオリーブオイルに漬けておくと、さわやかな風味の「ローズマリーオイル」になります。肉や魚を焼くときに使ったり、そのままパンにつけて楽しむことができます。また、ローズマリーをビネガーに漬けて「ローズマリービネガー」にするものおすすめ。ドレッシングやマリネの風味付けに最適です。

◼︎ハーブティーに
ローズマリーはハーブティーにすることもできます。ローズマリーのみだと風味が強く出すぎるので、レモングラスやミントなどさわやかな風味のハーブティーに少しブレンドするのがおすすめです。

ローズマリー香る!おすすめレシピ

ここからは、ローズマリーを使ったおすすめのレシピをご紹介します。普段の料理にローズマリーをプラスすることで、グンと上品な風味に仕上がりますよ。

チキンとゴボウのローズマリー焼き

ふわっとローズマリーが香る、チキンとゴボウのソテーです。ローズマリーのさわやかな風味がジューシーな鶏肉と相性抜群でとてもおいしいですよ。

贅沢に!小鯛の香草焼

パーティーのメインディッシュにぴったりな、小鯛の香草焼きです。魚を丸ごと焼く場合は、ローズマリーをお腹や切り込みに詰めると香りがしっかりと移り、見た目もおしゃれに仕上がります。

ローズマリー香る 赤唐辛子オイル

さわやかな風味のローズマリーオイルはいかがでしょうか。瓶にローズマリー、にんにく、赤唐辛子、オリーブオイルを入れ、冷蔵庫で半日寝かせるだけで出来上がり。ピザやパスタにサッとかけて、さわやかな風味をお楽しみください!

新じゃがでローズマリーポテト

新じゃがのおいしさをシンプルに味わう、ローズマリーポテトです。ローズマリーは生のものを使うことで、フレッシュな風味が楽しめます。ワインのお供やステーキの付け合わせにもおすすめです。

焼きズッキーニとミニトマトのローズマリーマリネ

さっぱりとした味わいの、焼きズッキーニとミニトマトのローズマリーマリネです。シンプルなマリネにローズマリーの風味を効かせることで、ワインによく合う大人な味わいに仕上がります。

ローズマリー香る カマンベールのまるごと焼き

チーズをとろりと絡めていただく、カマンベールのまるごと焼きです。カマンベールチーズに乾燥ローズマリーやはちみつをのせて焼くだけで、まるでチーズフォンデュのような絶品おつまみが出来上がります。

ローズマリーを料理に取り入れてみよう!

今回は、ローズマリーの魅力や活用方法、おすすめのレシピをご紹介しました。ローズマリーは肉や魚の臭み消しだけではなく、野菜料理やハーブティーにも活用できる万能ハーブ。使い切れないときは乾燥させたり、オイルやビネガー漬けにしておけば、いつでも必要なだけ使うことができて便利ですよ。

クラシルでは、他にもローズマリーを使ったレシピを掲載しています。ぜひ参考にして、お気に入りの一品を見つけてみてくださいね。

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