青く美しい色がSNSなどで人気の「バタフライピー」をご存知ですか?この記事ではバタフライピーの味や特徴、青い色を作るアントシアニンとは何かについて解説します。記事後半ではバタフライピーティーやバタフライピーを使ったレアチーズケーキといった絶品レシピや、飲み物以外の活用方法もご紹介!ぜひチェックしてみてくださいね。
青いハーブティー「バタフライピー」とは?味や特徴について解説!
- 目次
- バタフライピーとは?マロウブルーとは何が違う?
- バタフライピーとは?
- バタフライピーの使い方
- バタフライピーとマロウブルーの違い
- バタフライピーの味や香りは?
- バタフライピーの青いカラーの秘密
- バタフライピーのおすすめの楽しみ方
- 飲み物以外の活用法とは?
バタフライピーとは?マロウブルーとは何が違う?
まずはバタフライピーの特徴や、よく似たハーブ「マロウブルー」との違いをチェックしてみましょう!
バタフライピーとは?
バタフライピーとは、赤道付近の熱帯地域に生息するマメ科のつる性の植物です。大きく開いた花びらの形が蝶々(Butterfly)に似ていることから、この名前で呼ばれるようになりました。日本では蝶々と豆をくっつけて、「チョウマメ」とも呼ばれているんですよ。バタフライピーは暑さに強く、夏場にはぐんぐんとつるを伸ばし、6~9月にかけてコバルトブルーの美しい花をたくさん咲かせます。ただし、一日花で夕方にはしぼんでしまうので、その日のうちに摘み取らなくてはいけません。
バタフライピーの使い方
バタフライピーの花はそのまま使ったり、ドライハーブにして使うことが可能です。花は非常に美しい色をしているため、ハーブティーやカクテルなどの飲み物をはじめ、スイーツやコスメなどさまざまなものに活用されています。とくにバタフライピーを使ったハーブティーは鮮やかな青色が美しく、SNS映えすることから近年たいへん注目されているんですよ。
バタフライピーとマロウブルーの違い
バタフライピーとよく似たハーブにマロウブルーというものがあります。マロウブルーはヨーロッパやアジア原産のアオイ科の植物です。花が淡いピンク色をしているため、日本では「ウスベニアオイ」とも呼ばれています。
マロウブルーを使ったハーブティーもたいへん美しい青色をしていますが、バタフライピーと比べると紫がかったやわらかい色合いです。バタフライピーのほうがビビッドなくっきりとした色合いが出るという違いがあります。また、マロウブルーは蒸らし時間によっては黒っぽくなったり透明になったりすることもありますが、バタフライピーはきれいなカラーが出やすく色味が持続しやすいのが特徴です。
バタフライピーの味や香りは?
ハーブティーの多くは香りや味が強いですが、バタフライピーティーは、とてもあっさりしていてほとんど味がありません。かすかな豆の香りがする以外にほとんど特徴がないのです。ちなみによく似ているマロウブルーも味は薄く、人によってはほとんど味を感じないほど。バタフライピーの鮮やかな色合いからすると個性的な力強いフレーバーを連想しますが、意外にも素朴であっさりとした味わいなんですよ。
バタフライピーやマロウブルーそのものにはほとんど味がないため、ハーブティーにする際はアレンジを加えるのが一般的です。はちみつやシロップ、ドライフルーツなどを加えてほんのり甘くして飲んだり、レモンやライムで酸味を加えたりすることも。
また、香りの強いほかのハーブティーと組み合わせて楽しむ方法もあります。カモミールやレモングラス、ラベンダーなどのハーブとブレンドすることで、ハーブ特有の香りとバタフライピーの美しいカラーを同時に楽しむことができるんです。ぜひお好みのハーブやフルーツとの組み合わせを見つけて楽しんでみてくださいね!
バタフライピーの青いカラーの秘密
バタフライピーの青いカラーを生み出しているのは、バタフライピーの花びらに含まれるアントシアニンという成分です。このアントシアニンは赤ワインやブルーベリーなどに含まれるものと同じ、抗酸化物質ポリフェノールの一種。
ちなみにこの美しい青いカラーは、レモンやライムの果汁を加えると、クエン酸に反応して変化します。コバルトブルーから、鮮やかな紫色に変わるんですよ!入れる果汁の量によって変わる色の変化もお楽しみいただけます。ぜひ美しいグラデーションを体験してみてくださいね。
バタフライピーのおすすめの楽しみ方
バタフライピーを楽しむなら、まずはハーブティーで味わってみましょう。バタフライピーはフレッシュハーブとドライハーブのどちらでも楽しめます。
熱湯500mlに対してバタフライピー5gを目安に抽出しましょう。青色がしっかりと出て好みの濃さになったら、ハーブを除いてできあがりです。アイスティーにする場合は少し濃いめに抽出し、たっぷりと氷の入ったグラスに注ぎましょう。
ちなみに、タイなど現地ではマイボトルに水とバタフライピーを入れて水で抽出するのも一般的なようです。フルーツやシロップ、レモンなどを入れるとさらにおいしく召し上がれます。ぜひ、お好みでアレンジを加えてみてくださいね。
ハーブティーにミルクを加えたバタフライピーラテにするのもおすすめの楽しみ方です。真っ青なバタフライティーと純白のミルクのコントラストがとても美しく、爽やかな印象のドリンクに仕上がります。ミルクをカルピスやアーモンドミルクなどにアレンジしてもおいしいですよ!
飲み物以外の活用法とは?
バタフライピーは、飲み物以外にもさまざまなシーンで大活躍してくれます!美しいコバルトブルーのカラーを活かしてお菓子の色づけに使われることも少なくありません。ゼリーやアイスに使うと、涼しげで美しい仕上がりになります。チーズケーキの上にのせるゼリーに使用したり、シフォンケーキに混ぜ込んで青い色合いが楽しめるケーキを作ったりするレシピなどもあります。とても個性的かつ華やかで、パーティーにもぴったりの一品ができあがりますよ。
タイなどでは、バタフライピーを石けんやシャンプーなどに混ぜて使用することもあるそうです。美しいコバルトブルーの色合いを日常的に楽しめるのはうれしいですね。
バタフライピーを使った絶品レシピ
バタフライピーの特徴や味わい、おすすめの活用法などがわかったところで、ここからはバタフライピーを使った絶品レシピをご紹介します。ハーブティーやスイーツなど見た目も美しいレシピをピックアップしているのでぜひ参考にしてみてくださいね。
バタフライピーティー
今日のティータイムに華やかなバタフライピーティーはいかがでしょうか?やさしい甘さとほのかな豆の香りに、コバルトブルーの美しい色合いが楽しい一品です。レモンを加えて鮮やかな紫色へと変化するグラデーションは必見!ぜひお試しくださいね。
バタフライピーのレアチーズケーキ
バタフライピーを使ったレアチーズケーキのご紹介です。レアチーズケーキの上にバタフライピーティーのゼリーを重ねて、カラフルなアラザンで飾りました!バタフライピーの鮮やかなブルーがとても涼しげで美しく、パーティーにもぴったりのデザートです。おもてなしにも喜ばれるので、ぜひ作ってみてくださいね。
ドリンクだけじゃない!華やかなバタフライピーをどんどん活用しよう
いかがでしたか?バタフライピーの特徴や味、マロウブルーとの違いに加え、バタフライピーの活用法や絶品レシピなどもご紹介しました。鮮やかなブルーが美しいバタフライピーは、ハーブティーはもちろん、スイーツにも活用できます。今までバタフライピーを使ったことがなかったという方も、今回ご紹介したレシピや活用法などを参考にしていただき、どんどん活用してみてくださいね。