最終更新日 2024.5.2

きゅうりの‌選‌び‌方‌と‌栄‌養‌素‌|‌買‌い‌物‌で‌役‌立‌つ‌基‌本‌の‌「き」‌

きゅうりの‌選‌び‌方‌と‌栄‌養‌素‌|‌買‌い‌物‌で‌役‌立‌つ‌基‌本‌の‌「き」‌

みずみずしい食感がおいしい「きゅうり」。サラダや漬物、酢の物などサイドメニューや箸休めにあると嬉しい食材でもあり、一年中楽しめるのも魅力です。

きゅうりは全体のうち95.4%が水分で、野菜の中で最もカロリーが低いとされています。そのため栄養素がないと思われがちですが、実はビタミンKやビタミンC、カリウム、皮の部分にはβカロテンも含まれているんですよ。今回は、きゅうりに含まれる栄養素と選び方についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

きゅうりの保存方法について知りたい方はこちらをチェック
  • 目次
  • ‌主要な栄養素はこちら
  • 抗酸化力がある「βカロテン」に注目
  • βカロテン
  • カリウム
  • ビタミンK
  • 新鮮なきゅうりを選ぶポイント
  • 太さが均一
  • 緑色が濃く、全体にハリとツヤがある

‌主要な栄養素はこちら

水分量が多いだけでなく、体に必要なミネラルやビタミンをバランスよく含んでいるのも嬉しいポイント。

きゅうり(生)100gに含まれる主要な栄養素は以下の通りです。

栄養素 数値
エネルギー 13kcal
たんぱく質 1.0g
脂質 0.1g
炭水化物 3.0g
カルシウム 26mg
リン 36mg
マグネシウム 15mg
カリウム 200mg
βカロテン 330μg
ビタミンC 14mg
※参照:「日本食品標準成分表(八訂)増補2023年」

抗酸化力がある「βカロテン」に注目

きゅうりに含まれる栄養素の中でも、とくに注目したいのが以下の3項目。淡色野菜なのにβカロテンを含んでいるのが特徴的です。

βカロテン

皮の部分に含まれるβカロテンには、免疫力を高める働きがあります。また、体内でビタミンAに変換され、皮膚や粘膜、視力、目の角膜を保護します。

カリウム

体液の浸透圧を調整したり、余分なナトリウムの排泄を促す働きがあります。 カリウムは水に溶け出す性質があり、調理することで失われやすくなるので、生で食べられるきゅうりはおすすめです。不足すると夏バテをしやすくなるので、特に夏場は積極的に摂取しましょう。

ビタミンK

血液の凝固因子の育成を助ける働きがあるため、欠乏すると止血がしづらくなります。また、骨の形成に必要なたんぱく質を活性化させる働きもあります。

新鮮なきゅうりを選ぶポイント

95%も水分を含んでいるきゅうりは、みずみずしい味わいと歯触りの良さが魅力です。水分が抜けたきゅうりは食感や味が落ちるので、水分をたっぷり含んだ新鮮なものを選ぶようにしましょう。おいしいきゅうりを見分けるポイントは大きく分けて以下の4つです。

太さが均一

先細りせずに太さが均一なものほど新鮮です。曲がっていても品質に問題はありません。曲がっているものは見栄えが悪いだけであって、味や食感に違いはなく、むしろ安くなっている場合が多いのでお得です。

緑色が濃く、全体にハリとツヤがある

ツヤがある濃い緑色で、全体的にハリがあるものが鮮度が高くて良品です。また、時間と共に両端から水分が抜けていくので、端がしわになっていたり、やわらかくなっていないかもチェックしましょう。

表面のイボが尖っている

表面のイボが鋭く尖っているものが新鮮です。鮮度が落ちるとイボも水分が抜けて元気がなくなります。(イボがない品種もあります)

重量感がある

手に持ったときに、しっかりと重みを感じるものを選びましょう。重いものほど水分がたっぷりと含まれているので新鮮です。

きゅうりのおいしさを楽しもう!

今回はきゅうりに含まれる栄養素と、新鮮なきゅうりの選び方についてご紹介しました。6~9月の暑い夏の時期に旬を迎えるきゅうりは、私たちの体に必要な水分やミネラルを補給してくれるので、汗をかいて水分が失われる夏にはぴったりの食材です。

体を冷やしたくない冬場などは、炒め物がおすすめ。油分と一緒に摂ることでβカロテンを効率よく摂ることができ、免疫力を維持するのに効果が期待できます。クラシルではきゅうりを使ったおかずやおつまみレシピもご紹介しています。ぜひ参考にしてみてくださいね。

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