ピーマンといえば、独特の香りと苦味が特徴。唐辛子の仲間ですが辛味はなく、炒めものや肉詰めなどで食べられることが多いです。苦味の元となる成分はポリフェノールの一種で、血流改善や免疫低下の予防などが期待できます。また、ビタミンCも豊富で、ピーマンに含まれるビタミンCは加熱しても壊れにくいのが魅力です。
ピーマンの栄養とは?おいしいピーマンの選び方についても解説!
今回は、そんなピーマンに含まれる栄養素とおいしいピーマンの選び方についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 目次
- ピーマンの栄養とは
- ピラジン
- ビタミンC
- 主要な栄養素はこちら
- 青ピーマン
- 赤ピーマン
- おいしいピーマンの選び方
- 濃い緑色で光沢がある
ピーマンの栄養とは
ピーマンには香りのもとになっているのは「ピラジン」という成分やβカロテン、ビタミンCなどの栄養素も豊富に含んでいます。注目したい成分について解説します。
ピラジン
ピーマンに含まれる香り成分で、種とわたの部分に多く含まれています。血液をさらさらにする働きがあるため、血流が悪くなって起こる症状の改善にも効果が期待できます。
ビタミンC
皮膚や血管、軟骨などを構成するたんぱく質「コラーゲン」の生成を促します。また、過酸化物質の生成を抑える働きがあるため、免疫機能の低下を予防する効果が期待できます。ビタミンCは熱に弱いという性質をもっていますが、ピーマンの場合は組織が頑丈なため、加熱しても壊れないのが特徴です。
主要な栄養素はこちら
ピーマンといえば鮮やかな緑色を思い浮かべますが、実は緑色のピーマンはまだ未熟な状態なんです。完熟すると赤くなり、ビタミンCを始めとする様々な栄養価が高くなります。ここではそれぞれの栄養価を比較してご紹介します。
青ピーマン
青ピーマン100gに含まれる主要な栄養素は以下の通りです。
栄養素 | 数値 | |
---|---|---|
エネルギー | 20kcal | |
たんぱく質 | 0.9g | |
脂質 | 0.2g | |
炭水化物 | 5.1g | |
カリウム | 190mg | |
カルシウム | 11mg | |
リン | 22mg | |
マグネシウム | 11mg | |
ビタミンC | 76mg |
赤ピーマン
赤ピーマン100gに含まれる主要な栄養素は以下の通りです。
栄養素 | 数値 | |
---|---|---|
エネルギー | 28kcal | |
たんぱく質 | 1.0g | |
脂質 | 0.2g | |
炭水化物 | 7.2g | |
カリウム | 210mg | |
カルシウム | 7mg | |
リン | 22mg | |
マグネシウム | 10mg | |
ビタミンC | 170mg |
おいしいピーマンの選び方
おいしいピーマンを見分けるポイントは以下の3つです。この3点に気を付ければ、おいしいピーマンを選ぶことができますよ。
濃い緑色で光沢がある
表面にハリとツヤがあり、濃い緑色のものを選びましょう。
肉厚で弾力がある
手に持ったときに重みがあり、軽く触って弾力があるものは肉厚なので良品です。
ヘタの切り口がみずみずしい
ヘタの切り口がみずみずしいものは新鮮な証拠です。黒く変色しているものは時間が経っているので避けることをおすすめします。
調理法を工夫しておいしく食べよう!
ピーマンに含まれる栄養素と、おいしいピーマンの選び方をご紹介しました。独特の苦みが特徴ですが、チンジャオロースやピーマンの肉詰め、無限ピーマンなど、好みに合わせた調理法や味付けを選ぶことで、おいしくいただくことができます。
どうしても苦味が気になる方は、甘味が増した赤ピーマンや、苦味を抑えた品種のものを使ってみるのもおすすめです。お好みのレシピで試してみてくださいね。またクラシルでは、ピーマンの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。