クセがなく淡泊な味わいが特徴の「ささみ」。ゆでてサラダや麺類などのトッピングにしたり、フライやソテーにするなど、活躍の幅が広い食材ですよね。そんなささみは、どんな栄養素が含まれているのでしょうか。今回は、ささみの栄養素や、おいしいささみの選び方についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね!
ささみの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」
- 目次
- そもそも「ささみ」とは?鶏胸肉との違いはあるの?
- 主要な栄養素はこちら
- ささみは低脂質高たんぱくな食材!
- おいしいささみの選び方
- おいしいささみを選んで味わおう!
そもそも「ささみ」とは?鶏胸肉との違いはあるの?
「ささみ」は、鶏の胸骨のそばにある部位です。肉の形が笹の葉に似ていることからささみと呼ばれるようになったと言われています。肉質はやわらかく、脂肪分が少ないのであっさりとした味わいでクセがありません。しかし、ささみにある白い筋はとても固く、加熱するとギュッと縮んでしまうので、白い筋を取り除いてから調理しましょう。
ささみと味や食感が似ている「鶏むね肉」ですが、こちらも鶏の胸にある部位です。ささみは鶏むね肉の一部で、鶏むね肉のなかでも上質な部位なんですよ。鶏むね肉もささみと同様に脂肪分が少なく、淡泊な味わいです。
主要な栄養素はこちら
ささみ(生)100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
・エネルギー 98kcal
・たんぱく質 23.9g
・脂質 0.8mg
・炭水化物 0.1g
・カリウム 410mg
・リン 240mg
・亜鉛 0.6mg
ささみは低脂質高たんぱくな食材!
ささみはたんぱく質を多く含み、鶏肉のほかの部位と比べて脂質が低いことが特徴です。以下で詳しく見ていきましょう。
■たんぱく質
たんぱく質は、炭水化物や脂質とあわせて三大栄養素と呼ばれています。重要なエネルギー源としてだけでなく、ホルモンや酵素の代謝の調整にも利用されます。また、筋肉や臓器、骨、皮膚、髪の毛、爪など、身体のあらゆる構成に関わるため、欠かせない栄養素と言えます。
■カリウム
カリウムには、体内の余分なナトリウムを排出する働きがあります。筋肉の収縮や神経の働きにも密接にかかわる重要なミネラルのひとつです。
■亜鉛
亜鉛は、私たちの体に欠かせないミネラルのひとつですが、体内で作ることができないため、食品から摂る必要があります。ホルモンの合成や免疫反応の調節に関わるだけでなく、味覚にも重要な働きを持つ栄養素です。
おいしいささみの選び方
おいしいささみを選ぶポイントは以下の3つです。
■身にツヤがあり、白みがかったピンク色をしている
まずは、ささみの身を見てみましょう。白~ピンク色をしていて、表面にツヤがあるものが新鮮なささみです。黄色っぽく変色していたりツヤがなかったりするものは鮮度が落ちている可能性が高いので避けてくださいね。
■身がふっくらとしていて、弾力がある
続いて、身にふっくらとした厚みがあるかをチェックしましょう。鮮度が落ちてくると身の水分が抜けて平たくつぶれて見えます。ほどよい弾力があるものが新鮮です。
■パックにドリップが出ていない
お肉を買うとき、パックに水分が溜まっているのを見たことはありませんか?これはドリップと呼び、肉の水分が流れ出たものです。このような状態のものは、パック詰めされてから時間が経っていることが多いので、できるだけ避けるようにしましょう。
おいしいささみを選んで味わおう!
ささみに含まれる栄養素と、新鮮なささみの選び方についてご紹介しました。 低脂質で高たんぱくなうえに食べ応えもある「ささみ」。日々の献立に取り入れたいですね。
クラシルでは、ささみの保存方法についてもご紹介していますので、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね!