■保存期間
冷蔵4日/冷凍1か月※
■紹介文
今日は、ぶりの照り焼きのレシピをご紹介します。
芳醇な旨味がぎゅっと詰まった出世魚のぶりは、私の中ではハレの食材です。おせち料理には必ず詰めています。
ぶりの臭みをしっかりと抜いて旨味を活かして、甘じょっばいタレを絡めます。調味料は控えめですがとてもよく絡み、ご飯が進む味付けに仕上がります。
冷めてもおいしいですので、おせち料理や行楽弁当のおかずにもぜひおすすめします。
ぶりは調理してから切ると崩れてしまいますので、おせちやお弁当などに作り置きする場合にはひと口大に切ってから調理するとよいです。
※解凍したぶりを調理する場合は冷凍保存は避けましょう。再冷凍となり品質が損なわれるとともに、雑菌が繁殖してしまうためです。
材料 (4~5人分)
ぶりの切り身
4~5切れ
塩
小さじ2
小麦粉 または 片栗粉
大さじ3程度
サラダ油
大さじ1
酒
大さじ2(30ml)
しょうゆ
大さじ2(30ml)
みりん
大さじ2(30ml)
砂糖
大さじ1
料理を安全に楽しむための注意事項 手順
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【1】ぶりはひと口大に切り、両面に塩をまぶしつけて冷蔵庫に30分ほどおきます。
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キッチンバサミを使うと、皮や筋も切りやすく、また、まな板も汚れず、扱いやすいです。
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ぶり一切れを縦2~3つに切ると、ちょうどひと口大になります。
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メインおかず向けに、1人前をお皿に盛り付けるように作る場合は、ひと口大に切らなくても構いません。
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【2】合わせ調味料を混ぜ合わせておきます。
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【3】ぶりの余分な水気と塩分を洗い流し水分を拭き取ります。
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ぶりなどの青魚には、塩をまぶしてから30分ほど置き、表面を洗い流して、水気をしっかりと拭き取ることで、臭みが取れて、旨味がぎゅっと凝縮されます。
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【4】小麦粉(または片栗粉)をまんべんなくまぶしつけます。
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ぶりに小麦粉(または片栗粉)をまぶすことでボリュームを持たせ、旨味を閉じ込めます。最後に合わせ調味料を加えて炒めると少しとろみが付いて全体的にまとまります。
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今回は直接手でもみ込んでいますが、ポリ袋に入れて行っても構いません。
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【5】フライパンにフライパン用ホイルシートを敷き、サラダ油を薄くひいてぶりを皮がついている側を下にして、できるだけくっつかないように並べ、ふたをせずに中火で熱します。
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フライパン用ホイルシートを敷くことで、より焦げ付きにくく、作りやすくなります。サラダ油をひくことで、火の通りが良くなり、焦げ目がきれいに付きます。
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余分な粉は払い落とし、フライパンに入れないようにしましょう。粉が多過ぎると、ベッタリとした仕上がりになってしまいます。
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【6】「ジューッ……」という音がしてからさらに5~6分ほどそのままにします。焼き目が付いたらひっくり返し3~4分ほど焼きます。
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表面の粉っぽさが薄くなるまで放置しましょう。むやみにいじると、火の通りが悪くなり、小麦粉もはがれてしまいます。洗い物でもしておきましょう。
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くっついている部分は、この時点で無理にほぐすと崩れてしまいます。調味料を絡める際にほぐれていきますので、あまり神経質になる必要はありません。
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もし脂がたくさんにじみ出ている場合は、キッチンペーパーで拭き取っておきましょう。この一手間で、ぶりにタレがなじみやすくなり、また、仕上がりの臭みを抑えることができます。
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【7】手順2の合わせ調味料を回しかけ、強めの中火にしタレの気泡が大きくなったらすぐに火を止めます。ぶりを返したりタレをスプーンでかけながら、両面にタレを絡めます。
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合わせ調味料を加える際は、砂糖が残らないように、ヘラでかき出しましょう。
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タレは煮切る必要はありません。タレの気泡が大きくなり始めたら、すぐに火を止めましょう。加熱し過ぎると、焦げたり、辛すぎる味付けになってしまいます。余熱でタレを絡めるとよいです。
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【8】保存の際は粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。
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フライパン用ホイルシートごと、フライパンから保存容器に移すと、移し替えやすく、洗い物も楽です。
投稿者からのコメント
■作り置きのコツ・ポイント
ぶりなどの青魚には塩をまぶしてから30分ほど置き、表面を洗い流して水気をしっかりと拭き取ることで、臭みが取れて旨味がぎゅっと凝縮されます。
ぶりに小麦粉(または片栗粉)をまぶすことでボリュームを持たせ、旨味を閉じ込めます。最後に合わせ調味料を加えて炒めると少しとろみが付いて全体的にまとまります。
余分な粉は払い落とし、フライパンに入れないようにしましょう。粉が多過ぎると、ベッタリとした仕上がりになってしまいます。
ぶりを焼く際は、表面の粉っぽさが薄くなるまで放置しましょう。むやみにいじると火の通りが悪くなり、小麦粉もはがれてしまいます。洗い物でもしておきましょう。
もし脂がたくさんにじみ出ている場合は、キッチンペーパーで拭き取っておきましょう。この一手間でぶりにタレがなじみやすくなり、仕上がりの臭みを抑えることができます。
仕上げの際、タレは煮切る必要はありません。タレの気泡が大きくなり始めたらすぐに火を止めましょう。加熱し過ぎると、焦げたり辛すぎる味付けになってしまいます。余熱でタレを絡めるとよいです。
保存の際は粗熱を取ってから、充分に消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
■アレンジのヒント
いただく際に添えておいしい具材:大根おろし
混ぜご飯にも。フライパンに一切れ分、しょうがの千切り1/3片分、水大さじ1程度を入れ、ふたをして弱めの中火にかけ、汁気がなくなったら、粗くほぐして、ご飯に混ぜ込みます。
※みやすさのために書式を一部改変しています。