今回は、この一品があれば食卓がぱっと華やぐ、菊花かぶのレシピをご紹介します。
菊花かぶの作り方を知っておくと便利です。
おせち料理のお重に詰めると、見た目もさっぱりした味も嬉しいですし、普段使いなら箸休めにはもちろん、ぶりの照り焼きなどこってりした青魚に添えると、まるで割烹料理のように味も見た目も楽しむことが出来ますよ。
酒の肴、特に前菜として美味しくいただけますし、酢が利いて見た目も華やかですので、お弁当の一品としても役立ちます。
ぜひお試しいただき、ふわぁっとした花の形で華やかな食卓の名脇役を飾っていただけると幸いです。お試しくださいませ。
手順
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【1】かぶは葉を取り除いてよく洗い、葉が付いていた所と反対側のしっぽのような部分を切り落とし、厚め(2~3mm程度)に皮をむきます。
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取り除いた葉や皮は、ふりかけにすると、美味しくいただけますよ。
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【2】かぶは上下半分に切ります。
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かぶの下ごしらえ用の塩水を用意しておきましょう。
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【3】かぶの前後に竹串か割り箸を置きます。
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かぶの厚みの3/4程度まで、端から端まで、包丁で出来るだけ細かく切れ目を入れます。
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端まで切れ目を入れたら、向きを90度変えて、同じように端から端まで切れ目を入れ、格子状に切れ目を入れます。
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かぶを切り離してしまわないよう、竹串か割り箸を置くことで、包丁のストッパーの役割になりますよ。
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【4】切れ目を入れたかぶは下ごしらえ用の塩水に切れ目を下にして、30~40分程度漬けて、しんなりとさせます。
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【5】かぶを塩水に漬けている間に、合わせ調味料の用意をしましょう。
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密封できる保存用の袋に、合わせ調味料の材料を全て入れます。
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だし昆布は、袋の中でキッチンバサミで切ると、周りに飛び散ったりせず、扱いやすいですよ。
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【6】塩水に漬けておいたかぶは、平らなほうが手のひら側に当たるように持って水気をぎゅっと絞ります。
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かたく絞りましょう。絞り方が甘いと、塩辛くなってしまいます。
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【7】水気を絞ったかぶは合わせ調味料の入った袋に入れて、出来るだけ空気を抜いて密封し冷蔵庫で一晩(12時間)ねかせて出来上がりです。
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【8】いただく際は水気を切って、竹串を使って切れ目を花びらのように広げ赤唐辛子をあしらうときれいです。
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4等分に切って、小さくしてから、これらのあしらいを行っても良いですよ。
投稿者からのコメント
【ちなみに】
【1】切れ目を入れる際、4~5mmの格子状にしたことがあります。割り箸より少し細めくらいの幅です。
【2】菊花とはいえない仕上がりになりました。花というより、……触手?
なんだか、水族館に居そうな何かになってしまいました。
■作り置きのコツ・ポイント
かぶに切れ目を入れる際は切り離してしまわないように、割り箸や竹串をかぶの前後に置いて切ると、包丁のストッパーの役割になって、扱いやすいです。
かぶの切れ目は出来るだけ細かく切りましょう。
かぶの水気を絞る際は、平らなほうを手のひらに当てて絞ると崩れることなく絞れるのでかたく絞りましょう。絞り方が甘いと塩辛い仕上がりになってしまいます。
■アレンジのヒント
ラディッシュをかぶと同じように切って加えると、とても美しいです。皮はそのままで葉が付いていた根元と、しっぽのひげのみ切って細かく切れ目を入れると良いです。その場合、盛り付ける際はお花の中央には刻んだ柚子の皮を乗せるときれいですよ。
かぶとラディッシュを一緒に漬け込むと、かぶにラディッシュの色が移りかぶがほんのりとピンク色になります。もし色移りがNGの場合は、別々に漬けることをおすすめします。
※みやすさのために書式を一部改変しています。