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野菜の旨味がたまらない!根菜たっぷり豚汁

野菜の旨味がたまらない!根菜たっぷり豚汁

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今回は、豚汁のレシピをご紹介します。 子供の頃は豚汁がとても苦手でした。 脂っこくて味は濃くてクドいし、何かが足りずに野菜の固さと臭さが勝っている、何がおいしいのかわからない、謎の味噌汁でした。わかめでいいのに……と、出される度に思いました。 大人になって、初めてお店で食べた豚汁、本当においしかったです。こう、耳の下がじんわりと痛くなるようなおいしさで。 子どもたちも大喜びですね。 それから試行錯誤して、だしたっぷりにしたり、昆布を入れてみたり、豚肉を下ゆでしたり、やっぱり豚肉は炒めてみたり、ごま油を加えてみたり、酒を加えてみたり、仕上げにしょうゆを入れてみたり…、といろいろやってみました。 結局はすごくシンプルになりました。だしは無し、調味料はみそだけです。 根菜の旨味&みそに含まれる豊富なグルタミン酸、そして豚肉のイノシン酸、この2つの旨味の相乗効果で、だしが無くても充分においしいです。むしろ、だしを使うと、旨味がうるさいといいますか、「飽きる味」になることもありました。 そして豚肉はさっと湯通しするひと手間でくどくならず、しかも安いお肉でもおいしくいただけます。 作り置いてもおいしくいただける、根菜たっぷり、野菜の旨味と、みその香りがしっかりと活きた、身も心も温まるアツアツの豚汁、お試しくださいませ。

材料

(4~6人分)
  • 豚肉(バラ肉、赤身、切り落とし、こま切れなど。バラ肉は旨み+こってり、赤身・切り落とし・こま切れは旨み+あっさりとした味)
    200g
  • 大根
    1/3本
  • ごぼう
    1本
  • にんじん
    1/2本
  • 長ねぎ
    1本
  • れんこん(あれば)
    100g
  • 里芋(あれば)
    小4~6個
  • 油揚げ
    1枚
  • 800cc~1000cc(鍋の具材がひたひたにつかるまで)
  • みそ(2種類のみそを合わせると味に深みが出ます)
    大さじ2
  • みそ(2種類のみそを合わせると味に深みが出ます)
    大さじ1~1+1/2
  • 七味唐辛子(お好みで)
    器によそってから、お好みの量を振りかける

手順

  • 【1】根菜を刻みます。
  • 【2】もし、他の煮物などで余った大根の皮があれば2~3cm幅に切りそろえます。
  • 【3】ごぼうは洗って、ひげがあれば取り除きます。皮は取り除かずそのままで、厚さ5~6mm程度、長さ3~4cm程度の斜め切りにします。ごぼうが太い場合は、縦半分に切ってから斜め切りにすると良いでしょう。
  • 【4】にんじんは皮付きのまま細い場合は縦方向に4つに切り、細い場合は縦半分に切ってから、厚さ5~6mmのいちょう切り または半月切りにします。
  • 【5】里芋を加える場合は上下を切り落として皮をむき、厚さ1cm程度に切ります。
  • 【6】鍋に根菜を入れ、その上から水をひたひたに注ぎ、強火で加熱します。
  • 【7】根菜を煮ている間に、長ねぎ、油揚げ、豚肉の下ごしらえをします。
  • 【8】油揚げは沸騰したお湯に30秒ほどひたすか、キッチンペーパーで包んで600Wの電子レンジで30秒~1分程度加熱し、油を切ります。
  • 【9】油を切った油揚げは、縦半分に切ってから、幅1cm程度に切りそろえます。
  • 【10】豚肉の下ごしらえをします。
  • 【11】火を止め、豚肉を入れ、肉同士がくっつかないように混ぜながら、熱湯にひたしゆっくりと10数えます。お風呂で数えるあの速度です。
  • 【12】ゆっくり10数えたら、すぐにざるにあけておきます。
  • 【13】根菜がやわらかくなったら、豚肉、油揚げ、長ねぎを加えます。
  • 【14】出来上がりです。

投稿者からのコメント

豚汁は、いろいろな具材が合います。 上記の「材料」に記載した具材は、私が一番おいしいと思う組み合わせで、基本は豚肉、大根、ごぼう、にんじん、長ねぎ、油揚げがあればOKです。 里芋、れんこんは「あればさらにおいしい」というものですので、もし片付かず困っているものがあれば、ぜひ加えて、根菜一掃にお役立ていただけますと幸いです。 でも、もっと色々なアレンジが出来ます。 「あれ?こんにゃくがない」「さつまいも入れるとおいしいのに!」「きのこは?豆腐は?白菜は?」など、思っておられる方もいらっしゃるかと思います。 私が試しておいしくいただけた具材、そして、それぞれの具材についての補足をメモしておきます。ご参考になれば幸いです。 根菜はぜひ、皮付きのまま使いましょう。根菜そのものの甘味のある良い出汁が出てとてもおいしくいただけます。 根菜を冷たい水から煮ることで、均一に熱されます。熱湯にいきなり入れるとムラが出てしまうのです。根菜は冷たい水から煮ることで、旨味たっぷり、そして味がきちんと染みて仕上がります。 豚肉を湯通しすることで、豚肉の表面の余分な脂やたんぱく質を落としてアクを防ぎ、うまみや香りをぎゅっと閉じ込めます。また、豚肉は最後に加えることで、特に豚肉の香りと旨味が活きた味になりアクまみれになることもありません。 煮込み用のみそと、仕上げ用のみそを分けるのは、煮込むと香りが飛ぶためです。まずは薄めの調味料でしっかりと煮込み、根菜がしっかり柔らかくなってから、仕上げ用のみそを加えることで、調味料が控え目でも、味が引き立ち、香り良く仕上がります。 作り置きとして保存する際は、冷蔵庫で保存しいただく分だけ温めたほうが賢明です。室温が10度以下なら台所でも構いませんが、必ず朝晩1日2回、煮返しましょう。煮詰まってきたら、少し(30cc前後)水を足しながら煮返すと良いです。 根菜は煮物をする際に取った皮、面取りや飾り切りをしたクズも、ぜひご活用くださいませ。おいしく仕上がりますよ。 針生姜を添えたり、うどんを入れても、とてもおいしく、体が温まりますよ。ぜひお試しくださいませ。 他レシピを参照する場合のご参考:みそはだいたいがグラム表記になっています。みそ大さじ1は18gですので、例えば「みそ40g」は、大さじ2強、でOKです。
※みやすさのために書式を一部改変しています。

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