■保存期間
冷蔵5日/冷凍1か月
■紹介文
今日は、ピーマンを丸ごと使った肉詰めのレシピをご紹介します。
ピーマンは丸ごと使うと意外と作りやすく、見た目もボリュームもたっぷりで、おもてなしにも使えます。
肉だねは豚こま切れ肉を使いますので、練り合わせることもなく、縮みにくく、ひき肉よりも簡単です。
これらをトマト缶で煮込んで仕上げますので、お子さんにも食べやすい味付けで多少形が崩れてもカバーできます。
ワンポイントごとにコツもあわせてご紹介しますので、ピーマンを半分に切ったり、ひき肉で作る際のご参考にもなれば幸いです。
材料 (4人分)
ピーマン
大ぶりのものなら8個、小ぶりのものなら12個
オリーブオイル
小さじ2
豚こま切れ肉
400g
片栗粉
大さじ1
塩
小さじ1/4
こしょう(粗挽き、粉末、どちらでも構いません)
小さじ1/4
酒
大さじ2(30ml)
トマト缶
400g×1缶
にんにくすりおろし
小さじ1(1片分)
塩
小さじ3/4
オレガノ※
小さじ1/2
粗挽き黒こしょう
小さじ1/4
料理を安全に楽しむための注意事項 手順
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【1】ピーマンは水洗いします。
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今回は大ぶりのピーマン8個を使っています。
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特に、ヘタの反対側にゴミが詰まっていることがありますので、念入りに洗っておきましょう。
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【2】ヘタを取ります。2種類の方法をご紹介します。ペットボトルのふたをヘタに当てて押します。
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ヘタは指で押すとパキッと取れることは取れるのですが、取れなくてピーマンの実が陥没した際のショックが大きいので、ここでは2種類の方法をご紹介します。
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ペットボトルのふたをヘタにぎゅっと押し当てると、ヘタごと取れます。両手を使って行いましょう。
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種は残っても構いません。煮ている間に気にならなくなります。
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【2-2】もうひとつの方法は、ヘタの周りを端ぎりぎりの部分を包丁でカットし実とのつながりの部分に包丁を入れてから取ります。
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安全、確実、急がば回れです。
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種は残っても構いません。煮ている間に気にならなくなります。
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【3】豚こま切れ肉に下味用調味料をもみ込み、肉だねを作ります。
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塩、こしょうがまんべんなく行き渡るようにしましょう。片栗粉の粉っぽさがなくなる程度が目安です。
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【4】手順2のピーマンに手順3の肉だねを入れます。まず少量をピーマンの細くなっているところにギュッと入れます。
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【5】ピーマンのふちまで肉だねを詰め込みます。
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今回ご紹介するレシピは、仕上がった際にピーマンと肉だねが離れにくい方法ですが、よりはがれにくくしたい、という方は、ピーマンの内側に、片栗粉をピーマンが白くなる程度の量(分量外:ピーマン1個あたり小さじ1程度)を、指でしっかりと塗りつけておくとよいです。
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【6】フライパンにオリーブオイルを薄くひき、手順5のピーマンを肉だねを下にして置き、中火にかけます。
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【7】2~3分ほどすると「ジューッ……」という音がしてきますので、そのまま2分ほどピーマンのふちが白っぽくなるまで加熱します。
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加熱している間は、ほったらかしで構いません。もし倒れそうなピーマンが居たら、しっかりと押さえつけるようにするとよいです。
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このように、最初に肉だねを下にしてしっかりと焼き付けることで、ピーマンと肉だねが分離せずに仕上がるようになります。これをせずに、いきなり煮込んだり、ピーマンの横に焼き目を付けるだけで煮込むと、仕上がりの際、肉だねがピーマンから分離して、飛び出してしまいます。
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【8】いったん火を止めます。ピーマンを横に倒し合わせ調味料の材料のうち、まず酒を加えます。
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まず酒を加えることで、材料の臭みやアクを飛ばします。
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フライパンがとても熱くなっています。調味料を加えると「ジュワァァアアアァァア」とものすごい音がして、蒸気が勢いよく上がります。これが苦手という方は、火を止めてから1分ほど待ってから加えるとよいです。
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【9】残りの材料を加え、軽く全体をなじませてふたをして中火にかけます。
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今回はカットトマト缶を使っています。ホールトマト缶を使う場合は、つぶさずに加え、仕上げの際につぶすとよいです。
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オレガノを加える場合は、このタイミングから加えて煮込みましょう。
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粗挽き黒こしょうは、仕上げのタイミングで加えても構いません。
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【10】煮立ったら弱火にし10分ほど煮込みます。
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ピーマンから出る水分と、肉だねから出る旨味で、じっくりと煮込みます。
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【11】ざっと混ぜ合わせ味見をして仕上げます。
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ホールトマト缶を使っている場合は、このタイミングでヘラでつぶします。
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粗挽き黒こしょうを加えていなかった場合は、ここで加えて、混ぜ合わせてから味見をします。もし物足りないようなら、塩少々(親指と人差し指でつまんだ量。小さじ1/6程度)を加えて、調整しましょう。
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トマト缶やピーマンの水分量によっては、酸味が強く仕上がる場合があります。その際は、砂糖(分量外:4人分小さじ1/4~、8人分小さじ1/2~)を加えて調整するとよいです。
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【12】保存の際は、
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粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
投稿者からのコメント
■作り置きのコツ・ポイント
ピーマンの種は残っていても構いません。煮ている間に気にならなくなります。
今回ご紹介するレシピは、仕上がった際にピーマンと肉だねが離れにくい方法ですが、よりはがれにくくしたいという方は、ピーマンの内側に片栗粉をピーマンが白くなる程度の量(分量外:ピーマン1個あたり小さじ1程度)を、指でしっかりと塗りつけておくとよいです。
最初に肉だねを下にしてしっかりと焼き付けることでピーマンと肉だねが分離せずに仕上がるようになります。
ホールトマト缶を使う場合は、つぶさずに加え、仕上げの際につぶすとよいです。
トマト缶やピーマンの水分量によっては酸味が強く仕上がる場合があります。その際は、砂糖(分量外:4人分小さじ1/4~、8人分小さじ1/2~)を加えて調整するとよいです。
保存の際は粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
■アレンジのヒント
一緒に加えておいしい具材:お好みのきのこ
肉だねにチーズを加えても。ただし作り置きには向きません。
※みやすさのために書式を一部改変しています。