低温調理を上手に活用!リクエスト多数の「プルドポーク」レシピ。
シェフ直伝、塊肉を長時間の加熱でホロホロにする「70℃ シェフ技プルドポーク&イタリアンビーフ」のお手軽版。
豚こま薄切り肉を使って短時間で作る、簡単プルドポーク!
口の中でほどけるようなやわらか豚肉に濃厚ソースが絡む、絶品おかず。
豚こま切れ肉(薄切り肉も可)
550g
ケチャップ
大さじ4
中濃ソース
大さじ2
しょうゆ
小さじ2
黒こしょう
少々
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BONIQをセット
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食材全体がきちんと湯せんに浸かるよう、十分な水量を用意する。
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63℃ 0:50(50分)に設定する。
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フリーザーバッグに投入
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フリーザーバッグにすべての材料を入れる。
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この時、豚肉同士が重ならないようにする。(豚肉の厚みが1cm以内になるようにする。)
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BONIQに投入
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BONIQが設定温度に達したらフリーザーバッグを湯せんに入れながら、バッグ内に気泡が残らないようにしっかり空気を抜いて密封し、低温調理をする。
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この時、バッグを完全に沈めて食材全体が湯せんに浸かるようにする。
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(気泡が残っていたり食材全体が完全に浸かっていないと、熱が適切に伝わらず、加熱ムラが生じる。)
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※フリーザーバッグの密封方法:https://youtu.be/N-t1ox7mox0
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豚肉をカットする
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BONIQの設定時間終了タイマーが鳴ったらフリーザーバッグを取り出す。
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豚肉を2~3mm幅に細かくカットする。
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BBQソースを煮詰める
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BONIQ後のフリーザーバッグに出た汁のみをフライパンにあけ、焦げないようゴムベラなどでかき混ぜながら、半量になるまで中火で煮詰める。
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仕上げ
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⑤のソースが熱いうちにカットした豚肉を加え、ソースを絡める。
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レタスなどお好みの野菜とともに皿に盛り付けて、出来上がり。
投稿者からのコメント
《作る際のポイント》
工程②、豚肉をフリーザーバッグに入れる際は豚肉同士が重ならないように広げて入れ、厚みが1cm以内になるようにしてください。厚みが変わる場合は「低温調理 加熱時間基準表」の豚肉の基準に従ってBONIQ設定を決定してください。
また、厚みにバラつきがあると均一な火入れができないため、平らにして厚みを合わせます。
工程⑥、低温調理後熱々のソースに肉を絡めることでやわらかく仕上がった肉が一層温まり、より口の中でとろけるような食感になります。
なるべく出来立てをお召し上がりください。
工程⑥、仕上げにナツメグやコリアンダーなど、お好みのスパイスを混ぜ込んでもおいしく召し上がれます。
プルドポークはアメリカの定番バーベキュー料理で、ダッチオーブンなどで豚の塊肉を長時間煮込んで作るバーベキューソース味の煮込み料理です。
本場ではサンドイッチやハンバーガーに挟んで食べるのが一般的ですが、レタスに巻くだけでもヘルシーでおいしいです。
食べ切れずに冷えてしまった場合などは、オムレツの具や炒め物の具として活用できます。
同時調理でたくさん作って冷蔵庫に常備しておくと、何かと使えて便利です。
《BONIQ栄養士による栄養アドバイス》
今回使用した豚切り落とし肉は適度に脂がついていますが、極力脂身の少ないものを選べばもっと脂質量を押さえて低カロリーなプルドポークを楽しむことができます。
豚肩肉の脂身付きだと100gあたり脂質が17.2g、エネルギーが239kcal。皮下脂肪なし(表面の脂身なしで肉の間に脂質が混ざっている)の場合は100gで脂質が10.8g、エネルギーが185kcal、赤身の実の場合は脂質3.5g、エネルギーが123calとなります。
つまり、使用する肉の脂身の多さでカロリーが半分ほどに抑えられるのです。
脂質を気にしている方はしっかり目で見て、脂身の白い面積が少ない肉を選ぶとヘルシーなプルドポークを作ることができます。
豚肉にはビタミンB1が多く、ビタミンB1は糖質をエネルギーへと代謝するときに必要なビタミンです。
ビタミンB1は成人女性で1日当たり1.1mg、男性で1.4㎎摂取することを推奨されています。*
部位にもよりますが、豚肉には100gあたり0.7㎎前後のビタミンB1が含まれており、豚肉100gで1日の半分以上のビタミンB1を補うことができます。
鶏もも肉(皮付き)の場合100g中0.1㎎、鶏むね肉(皮付き)の場合100g中0.09㎎と、豚肉よりもビタミンB1がはるかに少ないことがわかります。
ビタミンB1が不足すると糖質がうまくエネルギーへと代謝されず、判断力が鈍ったり、食欲不振や倦怠感を生みます。
ダイエット時のたんぱく源として鶏むね肉ばかりを摂取していると不足する恐れもあるので、豚肉も上手に組み合わせて栄養バランスの良い食生活を心がけましょう。
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*厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」
https://www.mhlw.go.jp/content/10904750/000586553.pdf
《注意》
低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。
レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。
なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。
取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細は下記URLから参照下さいませ。
【低温調理のルール〜6つのポイント〜】
https://boniq.jp/recipe/?p=19886
(「低温調理 ルール」で検索もOK)
また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。
特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。
【食中毒に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防】
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
※みやすさのために書式を一部改変しています。