旬の野菜のおいしい食べかたや
季節の手しごとを投稿しています
東北には県の数だけ、郷土汁があります。どの県も根菜たっぷり。食材の組み合わせや味付けなどで、その県それぞれの個性を感じることができます。
私が生まれ育った秋田は比内地鶏がおいしいので、地鶏のだしを生かした「いものこ汁」が有名です。これは鍋なのか?というほど具材たっぷりの汁。
今日の東京は雪。根菜には体を温める効果があるので、寒い日におすすめです。
鶏もも肉
250g(1枚)
油揚げ
1枚
さといも
200g
ごぼう
100g
にんじん
50g
長ねぎ
50g
まいたけ
50g
糸こんにゃく
100g
せり、みつばなど
20g(なくてもOK)
水
600ml
塩
小さじ1
●水(または、だし)
800ml
●醤油、酒、みりん
各大さじ2
●塩
小さじ1/2(濃いめが好きな方は小さじ1)
-
【1】さといも下茹で
-
さといもは皮をむいてひと口大に切り、片手鍋に水(600ml)、塩(小さじ1)を入れて5分ほど下茹でする。(手がかゆくなる方は、酢水の中で皮むくと◎)
-
【2】ごぼう、にんじん、鶏肉を煮る
-
ごぼうは斜め薄切りにして水にさらす。にんじんは5mm厚に切る。鶏肉はひと口大に切る(調理ばさみを使うとまな板が汚れないのでおすすめ)。鍋に、●の調味料、ごぼう、にんじん、鶏肉を加え火にかける。
-
【3】他食材切る
-
さといもをざるにあげる。せりは2cm幅、糸こんにゃくは食べやすい長さに切る。ねぎは5mm厚の斜め切り、油揚げは1cm幅に切り、まいたけはほぐす。
-
【4】さといも、油揚げ、まいたけ加える
-
【2】の鍋がひと煮立ちしたら、アクをとり、さといも、油揚げ、まいたけを加え、ふたをして弱火で10分煮る。
-
【5】ねぎ、こんにゃく加える
-
ねぎ、こんにゃくを加えて中火で1-2分煮て、ねぎがお好みの硬さになったら完成。
投稿者からのコメント
■調理のポイント
・さといもを触ると手がかゆくなる方は、酢水の中で皮むくと◎
・さといもは下茹でがおすすめ。さといもを下茹でしないと汁がとろとろになりすぎて鶏肉のだしが感じにくくなる。
・いものこ汁は水でもおいしく作れますが、だしを使うとさらにおいしい。昆布でもかつおでもOK。かつおだしを使う場合は、鶏のだしを生かしたいので薄めにするのがポイント。
・食材の投入は、火の入りにくい食材から順に入れると仕上がりがきれい&おいしい。
・いものこ汁は少量でも作れますが、大鍋で作ったほうが旨味たっぷりでおいしいです。翌日はうどんを入れて、けんちんうどん風にしても◎
※みやすさのために書式を一部改変しています。