黄色い見た目がかわいらしい「バナナ」。簡単に皮がむける手軽さや食べやすい食感は、子どもからお年寄りまで年代を問わず人気の高い果物です。そのまま食べるのはもちろん、お菓子作りに活用したりスムージーにしても楽しめる、使い勝手の良さも魅力ですよね。
バナナの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」
腹持ちがいいので、朝食やおやつ、スポーツ時などに、手軽に摂れるエネルギー源としても便利ですが、実は美容や健康に必要な栄養素も含んでいます。
今回は、バナナに含まれる栄養素とおいしいバナナの選び方についてご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
- 目次
- おいしい「バナナ」を選ぶ4つのポイント
- 時間差でエネルギーを補給できる!
- 主要な栄養素はこちら
- 美肌作りに必要な栄養素
- 手軽に栄養補給できる「バナナ」は体の強い味方
おいしい「バナナ」を選ぶ4つのポイント
バナナを選ぶときの大事なポイントは大きく分けて以下の4つ。この4点に気を付ければ、おいしいバナナを選ぶことができますよ!
①全体の色がまんべんなく黄色になっているものを選ぶ
まずは全体の色を見てみましょう。バナナは青いうちに収穫されて日本に輸入されるので、たまに青い部分が残ったものもありますが、青い部分があるものは未熟な状態です。
未熟なものは甘みが非常に少なく果肉も固いので、全体が黄色くなったものがおすすめです。
②角に丸みがあり、大きいものを選ぶ
角が角ばったものと丸みを帯びたものがありますが、丸みを帯びている方が甘みが強いのでおすすめです。また、小さくて細いものより、大きくて丸みのあるものを選ぶようにしましょう。
③房の付け根がしっかりしているものを選ぶ
バナナは数本連なって売られていますが、房の付け根がしっかりしていて、茎の部分が太くて短いものを選ぶようにしましょう。
④傷がないものを選ぶ
茎や皮に傷があるものは果肉も傷んでいる場合があるので避けるようにしましょう。
時間差でエネルギーを補給できる!
アスリートたちが試合前や試合時のエネルギー源としてバナナを食べているところをよく目にしますが、これは、バナナの糖質が即効性のあるエネルギー源になるだけでなく、エネルギーを持続させることができるからなんです。
バナナにはさまざまな糖質が含まれており、すぐにエネルギー源になる糖質や体内でゆっくり吸収される糖質などを時間差で消化吸収することで、エネルギーが長時間持続します。
つまり、腹持ちがいいバナナは、朝食を食べる時間がないときや、ジョギングやジムなどの運動前のエネルギー補給にも最適なんです。
主要な栄養素はこちら
また、バナナはエネルギー源になるだけでなく、ミネラルやビタミンもバランスよく含んでいます。バナナ100gに含まれる主要な栄養素は以下の通りです。
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86キロカロリー
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たんぱく質 1.1g
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脂質 0.2g
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炭水化物 22.5g
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カルシウム 6mg
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リン 27mg
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マグネシウム 32mg
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カリウム 360mg
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ビタミンC 16mg
美肌作りに必要な栄養素
栄養バランスがいいバナナは、美容や健康にも嬉しい効果があります。バナナに含まれる栄養素の中でもとくに注目したいのが、以下の4項目です。
■ミネラル
スポーツをする人だけでなく、私たちは普段汗をかくことで水分と一緒にナトリウム、カリウム、カルシウム、マグネシウムなどの電解質が失われていきます。欠乏症になると脱水症状になることがありますが、バナナに含まれるカリウムやマグネシウムを摂取することで予防することができます。
■ビタミンB群
糖質をエネルギーに変えるために必要なビタミンB1、粘膜を保護するビタミンB2、皮膚の健康維持に必要なビタミンB6、血行を促進するナイアシン、造血作用がある葉酸などが含まれています。皮膚や粘膜のトラブル予防、貧血予防などの効果が期待できます。
■ポリフェノール
意外にもバナナにはポリフェノールが含まれています。強い抗酸化作用があるので、免疫力を高める効果が期待できます。
■セロトニン
精神をリラックスさせる効果があるので、イライラ防止や不眠症予防に効果が期待できます。
手軽に栄養補給できる「バナナ」は体の強い味方
バナナに含まれる栄養素と、おいしいバナナの選び方をご紹介しました。ミネラルやビタミンがバランスよく含まれているバナナは、体のエネルギー源になるだけでなく、美容や健康のサポートもしてくれます。
手軽に食べることができるので、朝食やおやつ、運動時のエネルギー補給に常備してみてはいかがでしょうか。
また、クラシルではバナナの保存方法についてもご紹介しています。おいしさを長持ちさせるためにも、ぜひ参考にしてみてください。