最終更新日 2023.3.30

えのきたけの選び方と栄養素 | 買い物で役立つ基本の「き」

えのきたけの選び方と栄養素 | 買い物で役立つ基本の「き」

「えのきたけ」は味わいにくせがなく、比較的安価で購入できることからジャンルを問わず使いやすい食材ですよね。汁物や鍋に使ったり、炒め物にしてシャキシャキ食感を楽しむなど、その食べ方はさまざまです。今回は、えのきたけに含まれる栄養素と、おいしいえのきたけの選び方についてご紹介します!ぜひ、献立選びやお買い物の際に役立ててくださいね。

  • 目次
  • 一年中楽しめる「えのきたけ」
  • 主要な栄養価はこちら
  • 注目の栄養素を解説!
  • おいしい「えのきたけ」の選び方は?
  • えのきたけをおいしくいただきましょう!

一年中楽しめる「えのきたけ」

天然のえのきたけは日光に当たって茶色く色づいているのですが、一般的にスーパーなどに出回っているえのきたけは、日光に当てずに栽培された白くて細長いものが多いです。みなさんにとって馴染みのある「えのきたけ」も白くてひょろっとしたものだと思います。

また、天然のえのきたけは、秋から冬にかけてが旬とされていますが、栽培物のえのきたけは、季節を問わず年中手に取ることができます。

主要な栄養価はこちら

白く細長い見た目からは想像がつかないかもしれませんが、さまざまな栄養素を含んでいるんですよ。

えのきたけ100gに含まれる主要な栄養価は以下の通りです。

  • エネルギー   34kcal
  • たんぱく質   2.7g
  • 脂質      0.2g
  • 炭水化物    7.6g
  • 食物繊維    3.9g
  • カリウム    340mg
  • ビタミンB1   0.24mg
  • ビタミンB2   0.17mg
  • ナイアシン   6.8mg
※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

注目の栄養素を解説!

えのきたけは食物繊維をはじめ、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシンなどが含まれています。以下で詳しく見てみましょう。

■食物繊維

食物繊維は水溶性と不溶性に大きく分けることができ、えのきたけには不溶性食物繊維が多く含まれています。不溶性食物繊維は、腸のぜん動運動を活発にして便通を促します。また、脂質や糖、ナトリウムなどを吸着して排出する働きもあります。

■ビタミンB1

ビタミンB1は糖質をエネルギーに変えるために欠かせないビタミンです。特に糖質を多く摂取する方や運動によるエネルギー消費の多い方は、ビタミンB1がより多く必要になると言われています。

■ビタミンB2

糖質、脂質、たんぱく質をエネルギーに変えるために欠かせないビタミンで、特に脂質を分解し、代謝します。また、皮膚や粘膜などの健康維持に働きます。

■ナイアシン

ビタミンB群の一種で、水に溶けやすい性質を持つビタミンです。脂質、糖質、たんぱく質の代謝に欠かせない栄養素であり、アルコールの分解にも働きます。

おいしい「えのきたけ」の選び方は?

えのきたけを選ぶときの大事なポイントは、大きく分けて以下の3つ。この3点に気をつければ、新鮮でおいしいえのきたけを選ぶことができますよ!

■綺麗な白色をしているか

えのきたけを選ぶときにまず最初にチェックしていただきたいのは、「色」です。新鮮なえのきは綺麗な白色をしているのですが、鮮度が落ちてくるにつれ、だんだんと黄色っぽくなる傾向があります。必ず色白なえのきたけを選ぶようにしてくださいね!

■軸が太く、全体的にハリがあるか

次は「軸」です。軸が太く、シャッキッとハリのあるものが良品!えのきたけを持ったときに、全体的にハリがあり締まっているものがオススメですよ。

■水っぽくなっていないか(袋の内側やえのきたけに水滴がついていないか)

最後に「水分」。えのきたけは鮮度が落ちてくると、水っぽくなる傾向があります。一般的には、透明の袋に入った状態で販売されているものが多いですので、袋の内側に水滴がついていないか、えのきたけが汗をかいていないかなどをチェックしてくださいね。

えのきたけをおいしくいただきましょう!

今回はえのきたけに含まれる栄養素と、新鮮なえのきたけの選び方についてご紹介しました。少しの知識で新鮮なものを選ぶことができるのはうれしいですよね。新鮮なものを選ぶことで、おいしい状態を長く楽しむことができますよ。

また、えのきたけの保存方法についてはこちらの記事でご紹介していますので、あわせてご覧くださいね。

【えのきたけ】の保存方法についてはこちら

人気のカテゴリ