小さくてころころした見た目がかわいらしい「芽キャベツ」。別名「子持ちキャベツ」とも呼ばれますが、実はキャベツ以上にたくさんの栄養を含んでいるんです。
芽キャベツの選び方と栄養素|買い物で役立つ基本の「き」
12月~2月に旬を迎える芽キャベツは、シチューやポトフなど冬にぴったりのメニューとも相性抜群。今回は、芽キャベツに含まれる栄養素や、おいしい芽キャベツの選び方についてご紹介します。ぜひお買い物の際の参考にしてみてくださいね。
- 目次
- 芽キャベツはキャベツの子ども?
- 主要な栄養素はこちら
- ビタミンCはキャベツの3倍!
- おいしい芽キャベツの選び方
- おいしい芽キャベツを選んで味わおう!
芽キャベツはキャベツの子ども?
キャベツを小さくしたような見た目の「芽キャベツ」ですが、成長したらキャベツになるというわけではありません。1本の幹に多数発芽し、それらが結球したものが芽キャベツです。
こうやって見ると、普通のキャベツとは全然違いますよね。こんな風に、ひと株あたり50個以上もの実ができるんだとか。この見た目が別名の「子持ちキャベツ」に繋がっているんですね。
主要な栄養素はこちら
芽キャベツ100gに含まれる主な栄養素は以下の通りです。
- エネルギー 52kcal
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たんぱく質 5.7g
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脂質 0.1g
- 炭水化物 9.9g
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ビタミンA(βカロテン当量) 710μg
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ビタミンB1 0.19mg
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ビタミンB2 0.23mg
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ビタミンC 160mg
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ビタミンK 150μg
- 食物繊維 5.5g
ビタミンCはキャベツの3倍!
緑黄色野菜である芽キャベツには、ビタミンAやビタミンC、食物繊維など様々な栄養がバランスよく含まれています。中でも特に注目したいのが以下の3つ!
■ビタミンC
芽キャベツには、キャベツの3倍ものビタミンCが含まれています。コラーゲンの合成をサポートし、丈夫な血管・筋肉・骨を作るのを助けます。また、抗酸化作用があるので、免疫力の向上にも効果が期待できます。
■ビタミンK
血液の凝固を助ける働きがあります。不足すると出血しやすくなったり、出血したときに血が止まりにくくなるおそれがあります。また、カルシウムの吸収を助ける働きもあるため、骨粗しょう症の予防にも効果が期待できます。
■βカロテン
活性酸素の発生を抑え、取り除く働きを持っています。免疫力の低下を防いだり、老化防止に効果が期待できます。また、カロテンは体内でビタミンAに変化し、皮膚や粘膜を健康に保つ働きがあります。
おいしい芽キャベツの選び方
新鮮でおいしい芽キャベツを選ぶポイントは以下の3つです。
■緑色が濃い
まずは色味をチェックします。濃い緑色のものが新鮮でおいしく、黄色っぽくなっているものは鮮度が落ちている可能性が高いです。
■巻きがしっかりとしていて、重みがある
触ったときに固く、しっかり葉が重なっているものがおいしいです。また、持ってみてずっしり重さがあることもポイントです。
■大きさや形が揃っている
芽キャベツは袋やパックに入って売られていることが多いですが、その中で大きさや形が揃っているかもチェックしましょう。形はきれいな球状のものや縦長のものなど色々ありますが、それ自体は品質に関係ありません。用途に合わせてお好みのものを選んでみてくださいね。
おいしい芽キャベツを選んで味わおう!
芽キャベツに含まれる栄養素と、おいしい芽キャベツの選び方についてご紹介しました。ポイントをしっかり押さえて、新鮮でおいしい芽キャベツを楽しんでくださいね。
クラシルでは、芽キャベツの保存方法についてもご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。