2025.3.22

韓国料理「チュクミ」ってどんな料理?味や特徴、食べ方について解説!

韓国料理「チュクミ」ってどんな料理?味や特徴、食べ方について解説!

ビビンバやサムギョプサルなど、韓国料理にはおいしいものがたくさんありますが、「チュクミ」はご存じですか?近年韓国で人気の出ている料理で、日本でも話題になっているんですよ。この記事では、チュクミの味や名前の意味、作り方、おいしい食べ方などについて詳しく解説します。ぜひ参考にしてみてくださいね。

  • 目次
  • チュクミとは
  • ナッコプセやナクチポックムとの違い
  • ナッコプセ
  • ナクチポックム
  • チュクミのおいしい食べ方
  • そのまま食べる
  • えごまの葉などで巻く
  • サムギョプサルと合わせる

チュクミとは

チュクミ(쭈꾸미)」とは韓国語で、小さなタコ(主にイイダコ)のことを指します。

韓国ではこの

イイダコと一緒に玉ねぎやニラ、キャベツ、ニンニクといった野菜をピリ辛味のソースで炒めた料理を「チュクミポックム(쭈꾸미볶음)」、通称「チュクミ」

と呼ぶのだそうです。

数年前に韓国のテレビ番組に登場したことをきっかけに現地での人気に火がつき、日本でも注目される韓国グルメとなりました。韓国では、チュクミの専門店が軒を連ねる「チュクミ通り」もあるんですよ。

そんなチュクミのソースに使うのは、コチュジャン(韓国の辛みそ)粉唐辛子しょうゆみりんなど。辛さの中に甘みも感じられる、やみつきになる味わいです。このソースと具材と炒め合わせたうえ、少し煮込むように調理することもあります。甘辛いソースとタコの風味、そしてタコのコリコリとした食感がチュクミの魅力なのです。さらに、韓国の餅「トッポギ」を具材に入れたり、チーズをトッピングしたりとアレンジを楽しむことができるのも人気の理由の一つといえます。

また、食感や味わいだけでなく、ヴィジュアルも注目されました。生のイイダコを炒めるときに、鉄板の上で踊るような動きをするのもとてもインパクトがあり、SNSでも話題になっていたのだとか。さまざまな理由が重なって人気となったチュクミ。日本でもチュクミを食べられるお店が増えているので、機会があったらぜひ食べてみたいですよね!

ナッコプセやナクチポックムとの違い

チュクミと似た料理に、「ナッコプセ」や「ナクチポックム」があります。これらとチュクミには、どのような違いがあるのでしょうか。以下で確認してみましょう。

ナッコプセ

違いはタコの種類にあります。

  • チュクミ:イイダコ
  • ナッコプセ:手長ダコ

ナッコプセは釜山のソウルフードのひとつで、手長ダコやホルモン、エビなどを入れて作る辛い鍋料理のことです。名前は使用する材料から由来しており、韓国語で手長ダコを意味する「ナクチ」と、牛ホルモンの「コプチャン」、エビを意味する「セウ」を組み合わせて名付けられたのだそうです。

野菜を入れてチュクミと同じような甘辛いソースで味つけをする点は同じですが、チュクミはイイダコを入れるのに対して、ナッコプセは手長ダコを入れるのが大きな違いといえます。

調理方法は地域によって少し違いがあり、釜山では煮込んで鍋料理として食べますが、ソウルでは炒め物として食べるようです。

ナクチポックム

ナクチポックムは、名前からもわかるように手長ダコを炒めた料理のことです。先ほどご説明したソウル式のナッコプセもナクチポックムで、手長ダコに加えてコプチャンとセウ(エビ)を使ったものを特にナッコプセと呼び分けているといったイメージです。

  • チュクミ:イイダコ
  • ナッコプセ:手長ダコ
  • ナクチポックム:手長ダコ & コプチャン(ホルモン)& セウ(エビ)

ナクチポックムはスープがないため辛味が強く、辛いものが多い韓国料理の中でも特に辛いといわれています。

チュクミのおいしい食べ方

チュクミの材料や味わいについてわかったところで、チュクミのおいしい食べ方もチェックしてみましょう。

そのまま食べる

チュクミはそのままでももちろんおいしく食べることができます。旨味たっぷりのタコに甘辛いソースが絡んで、お酒のおつまみにもぴったりですよ。

えごまの葉などで巻く

韓国では、チュクミをえごまの葉で巻いて食べるのが一般的で、お店で注文すると付け合わせとしてえごまの葉が出てくることも。えごまの葉の特有の風味と苦味がチュクミとマッチします。チュクミと一緒に大根の甘酢漬けやナムルなどを巻いてもおいしいですよ。

サムギョプサルと合わせる

サムギョプサルは豚バラ肉の焼肉のこと。ジューシーで旨味たっぷりのサムギョプサルもチュクミと相性抜群です!両者のおいしいさが融合した「チュクミサムギョプサル」をメニューとして提供しているお店もあるんですよ。

チャーハンにする

韓国では、チュクミを食べたあとのしめとしてチャーハンを作ることもあります。具材の旨味たっぷりの甘辛いチャーハンは、お腹がいっぱいでも食べたくなること間違いなしですよ!

ごはんのおかずにする

しっかりとした味つけのチュクミは、ごはんのおかずにぴったり!チュクミをのせたごはんに生卵を加えて混ぜれば、ビビンバのように楽しむこともできます。

チーズフォンデュにする

辛みのあるチュクミはチーズと絡めて食べるのもおすすめです。まろやかな味わいのチーズと合わせると、辛さがやわらぎ食べやすくなりますよ。サイドメニューとしてチーズフォンデュを置いているお店もあるようです。

チュクミの作り方

続いて、チュクミの作り方をチェックしてみましょう。日本では生のイイダコは手に入れにくいので、今回は冷凍イイダコを使った作り方をご紹介します。

①解凍した冷凍イイダコを下ゆでして、水気を切る。

②玉ねぎやキャベツ、ニラなどの野菜を食べやすい大きさに切る。

③ボウルにコチュジャンや粉唐辛子、しょうゆ、みりんなどの調味料を入れて混ぜる。

④③にイイダコを入れて混ぜ、味をなじませる。

⑤フライパンにサラダ油をしき、野菜を炒める。

⑥野菜に火が通ったら、④も入れて炒める。イイダコに火が通ったら器に盛りつけたらできあがり。

💡チュクミ作りのポイント💡
・冷凍イイダコを解凍してから一度ゆでることで、仕上がりが水っぽくなるのを防ぐことができます。
・にんじんやピーマン、しめじなど、お好みの野菜を使ってお作りいただけます。

甘辛い味つけがクセになる!チュクミを食べてみよう

今回は、チュクミの特徴や名前の意味、おいしい食べ方や作り方などを解説しました。甘辛さとタコのコリコリとした食感がやみつきになるチュクミ。お酒のおつまみにもごはんのお供にもぴったりです。ぜひ味わってみてくださいね。

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