「クァベギ」という食べ物を知っていますか?クァベギとは、韓国で人気のツイストドーナツのことで、最近では日本でも専門店が増えてきました。この記事では、クァベギの特徴や作り方、世界のドーナツについて解説します。記事の後半ではクァベギのおすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
韓国ドーナツ「クァベギ」について知りたい!由来や作り方について解説!
- 目次
- クァベキとは?
- トッポギ
- ハットグ
- ケランパン
- ホットク
- プンオパン
- クンバム
- 世界にはどんなドーナツがある?
クァベキとは?
「クァベギ」とは、韓国でよく食べられているねじり揚げドーナツのことで、私たちがよく知っている「ツイストドーナツ」にあたるものです。材料にもち米を使うことが多く、日本のふんわりとした食感のツイストドーナツと比べると、クァベギはもっちりとした食感なのが特徴です。
韓国には、繁華街をはじめとして駅の近くやオフィス街、学校の周辺など人通りの多いところに屋台が出店されています。日本でいうとお祭りのような風景なのですが、これが日常的で、そこで通りすがりにおやつや軽食を食べるのです。クァベギもそこでよく売られているおやつのひとつです。韓国の屋台で売っているおやつを以下でいくつかご紹介します。
トッポギ
円筒型のお餅を、コチュジャンを使った甘辛いタレで煮込んだ料理。玉ねぎや長ねぎ、にんじんなどの野菜も入っています。ほかにも、餃子や練り物、ゆで卵などを具材に使うこともあるそうで、間食として人気のメニューです。
ハットグ
ハットグとは、ホットドッグを韓国風の発音で呼んだ名前です。しかし、ハットグとは、パンの間にソーセージを挟んだホットドッグのことではなく、ソーセージに小麦粉で作った生地をまとわせて揚げたアメリカンドッグのこと。日本でも人気のあるチーズハットグは、これをアレンジしたものです。
ケランパン
ケランパンとは「卵パン」という意味で、大判焼きのような見た目のおやつです。ほんのり甘い生地の間に卵をまるごと1個割り入れて、鉄板で一緒に焼きます。ハムやピーマンなどの具材を加えることもあるそうです。
ホットク
シナモンや黒砂糖をパン生地で包んで焼いたものです。油を使わずに焼いたものや、揚げ焼きにしたものがあります。もっちりとした生地が特徴で、具材にナッツをトッピングしたり、チャプチェを入れたりする場合もあるそうです。
プンオパン
プンオパンは、日本でいうところのたい焼きのようなおやつです。「プンオ」は「フナ(鮒)」という意味なので、フナ焼きやフナパンということになります。たい焼きよりサイズは小さく、皮は薄くてパリパリとした食感が特徴です。
クンバム
クンバムとは、焼き栗のことです。日本の甘い焼き栗とはまた違ったおいしさで、クンバムは甘さが控えめですがこんがりと焼いた香ばしさを楽しめます。
世界にはどんなドーナツがある?
韓国のドーナツとしてクァベギをご紹介しましたが、世界にはほかにもたくさんのドーナツの種類があります。以下で世界のドーナツをご紹介するので、見てみましょう。
マラサダ
マラサダはハワイのドーナツとしてよく知られていますが、実はポルトガルで生まれたものなんです。昔、ハワイでベーカリーを開いて生計を立てていたポルトガルからの移民が多かったことから、ハワイでマラサダが親しまれるようになったのだとか。
マラサダという名前には、ポルトガル語で「不細工」や「大雑把」という意味があります。周りに砂糖がまぶしてあり、一見すると日本のあんドーナツにそっくりな見た目です。形や味に特に決まりはなく、卵やバターをたっぷり使ったリッチな生地を揚げているということが特徴です。シナモンやココア、きな粉をまぶしたり、中にクリームなどを詰めたり、スライスしてアイスを挟んだりするお店もあります。
クラップフェン
クラップフェンはドイツのドーナツです。ドイツの中でも地域によって呼び方や作り方に違いがありますが、ドライフルーツやジャム、クリームなどが中に入っています。もともとは、大晦日や謝肉祭の時期に伝統的に食べていたものですが、今では通年売っていて、いつでも食べられるそうです。
ベニエ
ベニエはフランスのドーナツで、アメリカではフレンチドーナツとも呼ばれているのだとか。私たちがイメージするような穴が開いたドーナツとは違い、油で揚げた生地の間にジャムやクリームを挟んで、上から粉砂糖をたっぷりと振りかけたものです。形に決まりはなく、四角いものも、丸いものもあります。
ちなみに、ベニエとはフランス語で「衣揚げ」という意味があり、肉や魚、野菜などいろいろな食材に衣をつけて揚げた天ぷらのような料理を指す場合もありますよ。
クァベギの作り方は?
生地の素朴な味わいともっちりとした食感がとってもおいしいクァベギ。クァベギのもっちりとした食感を出すには、生地作りにもち米粉を使うといいですよ。作り方を簡単にご紹介します。
まず、強力粉ともち米粉、ドライイースト、砂糖、卵、牛乳、バターを使ってパン生地を作ります。生地を一次発酵させたあと、クァベギ1個分の大きさに生地を切り分け、二次発酵させます。生地を油で揚げて、グラニュー糖や粉糖をまぶして完成です。
トッピングは、シナモンパウダーやココアパウダーを使ってアレンジすることができます。また、ホイップやチョコレート、ナッツをトッピングするのもおすすめです。クラシルでは、クァベギ風のレシピやアレンジ方法もあるので、この後ご紹介します。
クァベギのレシピをご紹介!
ここからは、おうちで作れるクァベギのレシピをご紹介します。ホイップやチョコレートでトッピングした華やかなクァベギは喜ばれること間違いなし!ぜひチェックしてみてくださいね。
クリームたっぷり クァベギ風ドーナツ
ストロベリーパウダーと抹茶パウダーでカラフルに仕上げた、クァベギ風ドーナツをご紹介します。ふわふわのドーナツとあまーいホイップが相性抜群!発酵後の生地はやわらかくて形が崩れやすいので、成形した後はクッキングシートにのせ、そのまま油に入れるときれいに仕上がりますよ。ぜひお試しくださいね。
カラフルクァベギ風ドーナツ
こちらは、ツイストドーナツにカラフルなチョコレートとナッツやドライフルーツをトッピングしました。ついつい写真に撮りたくなるようなかわいさですよ!素朴な味わいのドーナツに、甘いチョコとナッツの食感、ドライフルーツの酸味がアクセントとなりとってもおいしいですよ。
クァベギを食べてみよう!
今回は、クァベギの特徴や作り方、世界のドーナツについて解説しました。韓国の屋台グルメは日本でも話題になるものが多く、とってもおいしいですよね。クァベギをまだ食べたことがないという方は、おうちでも簡単に作れるレシピをご紹介したので、ぜひ味わってみてくださいね。
クラシルでは、ホットクやトゥンカロンなど、韓国で人気のおやつのレシピもご紹介しています。そちらも、ぜひ参考にしてみてください。