■紹介文
皆さんはパン作りに使う「砂糖」には何をお使いでしょうか😊
一番使いやすいのは、普段の料理にもよく使う上白糖や三温糖で、少しコクのある甘さが欲しいときには黒糖なんかを使うと思います。
成型の時にフィリングとして使う砂糖としてはグラニュー糖を使う事が多いですし、飾り用の上掛け砂糖としては粉砂糖なんかを使いますよね😉
ひとくちに「砂糖」といってもそれぞれの砂糖は主原料が違うので、使う砂糖の種類によって出来上がるパンの色も味も違ってきます。
今回は低カロリーでミネラルが豊富と言われているメープルを使った、メープルシュガーロールのレシピを紹介したいと思います😊
メープルとはカエデ属の樹木のことで、この木から取れる樹液をメープルシロップといいます。色は茶色い琥珀色で、はちみつに似ていますがはちみつよりは味はまろやかですね。
はちみつにはボツリヌス菌が含まれているため1歳未満の赤ちゃんには使えませんが、メープルシロップはそういった心配も無いので、小さな赤ちゃんがいるご家庭では、お菓子作りにメープルシロップを使う事も多いんじゃないでしょうか🙂
このメープルシロップを煮詰めて水分を飛ばし粉状にした物をメープルシュガーといい、パンやお菓子作りをするときにレシピによって使い分けしている事が多いようです。
今回はパン生地を作るときにメープルシロップを使い、フィリングとしてメープルシュガーを使った、ダブルメープルのパンに仕上げています😋
■材料(8個分)
ーパン生地
強力粉(春よ恋)250g
ドライイースト(金サフ)3g
砂糖15g
塩4g
無塩バター30g
メープルシロップ15ml
牛乳130ml
溶き卵30g
ーメープルシュガー材料
メープルシュガー20g
グラニュー糖10g
溶かしバター5g
ーその他
ドリュールあり
くるみ9g
■作り方の手順
写真付きで👇の「黒わんこカフェ」のサイトに詳しく載せていますので、是非☺️
https://blackdog.tokyo/202206265387
【1】今回はパン生地に使うメープルシロップと、フィリングとして使うメープルシュガーが特別な材料になります。メープルシュガーは、メープルシロップを焦げないように煮詰めて水分を飛ばして作ることも出来ます😉パン生地を混ぜある程度まとまったらバターを加えてこね上げます。バターがなじんで捏ね上がってくると、あまりベトつかずとても扱いやすいパン生地になります🙂
【2】一次発酵は30℃60分。つるんとしたパン生地が綺麗に膨らんでますよねっ😁少し光っていて、触った感じは若干ペタペタするので、気になるときは打ち粉をしてからベンチタイムに入ってくださいね。
【3】一次発酵終わればガス抜きをして、やや大きめの長方形に伸ばしましょう。二回折りたたんでベンチタイムに入るので、どのぐらいの大きさという基準は特にありません🙂
【4】長い辺短い辺どちらから折りたたんでもいいので、まずは二つ折りにしましょう。
【5】もう一回二つ折りにすると、正方形に近いパン生地が出来上がるので、この状態で固く絞った濡れふきんをかぶせベンチタイム15分とります。ベンチタイムの時間が少し長めなのは、成型の時に大きな長方形に伸ばすからですね😉
【6】ベンチタイムを待っている間に、メープルシュガーをつくります。材料はメープルシュガーとグラニュー糖、塗るときに使う溶かしバターですね。溶かしバターは、バターを600Wで20~40秒程度加熱すれば溶かしバターになるので、ベンチタイム終了1,2分前には溶かして準備しましょう☝メープルシュガーとグラニュー糖はしっかりと混ぜ合わせておきましょう。
【7】ベンチタイムが終わったらガス抜きをしながら25cm×30cmの長方形にパン生地をのばしましょう。パン生地の中央にガスがたまっていると、パン生地をのばすときにパン生地が浮いてしまうので、出来るだけ中央部分のガスはしっかり抜きながらのばしましょう☝
【8】パン生地をのばし終わったら、上2cmほどあけて溶かしバターを塗っていきます。パン生地全体に塗り忘れがないように塗ってくださいね😊溶かしバターを塗ることで、この後振りかけるメープルシュガーがしっかりとパン生地にはりついてくれて、パン生地をカットした時に多少は漏れ出にくくなります🙂
【9】溶かしバターを塗り終わったら、準備しておいたメープルシュガーを出来るだけ隅から隅まで塗っていきましょう😉切り落とした時に端っこにもメープルシュガーが入っている方がいいので、かなりギリギリまで散らしてイイと思います🙆♂️
【10】メープルシュガーを散らし終わったら、パン生地を下から巻いていき、太巻きにします。今回は8個のパン生地に切り分けるので、幅30~32cm幅の太巻きになるよう、軽く転がしながら調整してください。
【11】巻き終わったパン生地はスケッパーや包丁で切ってもいいですが、僕はパン生地を巻いて切り落とすタイプのパンを作るときは、糸で切るようにしています。この方が切れ目が綺麗に仕上がりますし、パン生地も潰れないですみます🙂あとこの手のパンを作るときは、あんまり強くしっかりと巻くのはやめておきましょう。切り落としたときは綺麗な断面になっていても、二次発酵をしたときに膨らんだ生地の逃げ場がなくなって、パン生地が上にせり上がり山みたいな形になって失敗することがあります😵
【12】切断面を上にしてマドレーヌ型やアルミホイールに乗せて、天板に並べていきましょう。僕は生地が横に広がったときに、生地同士がくっつかないようにしたいので、こういうパンを焼くときはマドレーヌ型に入れて焼く事が多いですね😉全ての生地を天板に並べ終わったら、30℃40分で二次発酵。
【13】二次発酵をしている間に、お好みでくるみを小さく砕いたものを準備してください。アーモンドスライスなんかでもいいと思います🙂
【14】二次発酵が終わった生地は一回り程度膨らみます😊マドレーヌ型に入れておけば、仮に巻き終わりの閉じ方が甘くて生地が離れてしまっていても、マドレーヌ型が受け止めてくれます。二次発酵が終わった時に型からはみ出て膨らんで、隣のパン生地とくっついている時は、ハサミなどでパン生地を切り離し天板を二枚に分けて焼くようにしましょう☝
【15】予熱をしている間にドリュールを塗ります。牛乳でもドリュールの代わりになりますが、しっかりした茶色に仕上げたいときは、やっぱり卵をつかったほうがいいですね。ドリュールを塗り終わったら、砕いたくるみを真ん中らへんに散らしていきましょう。くるみはあまりパン生地の外側に散らすと、膨らんだときによくわかんないところに移動してかっこ悪くなるので、真ん中らへんにまとめた方がイイと思います🤔
【16】焼き上げは180℃15分。ヘルシオを使用しているときは、230℃5分→210℃10分ぐらいでした。あんまり高い温度でガンガン焼くと表面が濃くなり過ぎて焦げているように見えるので、ちゃんと見ながら適当の天板を前後入れ替えて焼いていきましょう😉
【17】メープルシュガーロールの完成です😋メープルシュガーはシナモンに比べて色が薄いので、焼き上がったときには余り見えませんが、食べればしっかりとWメープルの味を堪能出来ますよっ😆
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ドリュールのレシピはこちら
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【1】溶き卵をつくります。パン材料として溶き卵を使った残りでもドリュールとして使うことは出来ますが、溶き卵を一度こしてドリュールに仕上げますので、溶き卵の量が減っていると十分な量のドリュールを作れないことがあるので注意しましょう☝
【2】溶き卵を茶こしなどでこして、卵黄液を作ります。溶き卵をこしてつくるので、卵黄単体よりは少しサラサラした液体になります。あまりねっとり濃い状態だと、パン生地に塗るとき綺麗に塗ることが出来ないので、僕はこの方法が一番使いやすいと思います😉もしこした卵黄液の量が少ないときは、少量の牛乳などを混ぜて量を増やす事も可能です。
【3】卵黄液が出来たら、ひとつまみのわずかな塩を入れて混ぜればドリュールは完成です。塩をいれることで卵黄液ののびが良くなって、パン生地に塗りやすくなります😊
【4】ドリュールは一回にドバッと塗るのはやめましょう。液だれしたままパン生地に残り、焼きムラの原因になります。また、塗るときに使用する刷毛も毛先が柔らかく、毛が抜けにくい刷毛を使うことをおすすめします。
【5】ドリュールは結構余りがちなので、僕は余ったドリュールは毎回卵焼きにしてます😉
■POINT
メープルシロップはスーパーでも手に入ると思いますが、メープルシュガーは見たことがないので、同じレシピで作る時はお取り寄せしてくださいね😉
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詳しいレシピは「黒わんこカフェ」で検索(^^)
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