今日は、じゃがいもとひき肉を使ったメインおかずのレシピをご紹介します。
合い挽き肉を炒めて、ひと口大に切ったじゃがいもと残りの材料をすべて一緒に加えて、煮込んで出来上がりです。
ミートソースたっぷりの仕上がりです。そのままはもちろん、チーズを加えてポテトグラタンにしたり、なすやトマトなどお好みの野菜を加えたりと、お好みで色々なアレンジ展開ができます。
じゃがいも
400~500g(小6~10個、中3~6個)
合い挽き肉
400g
薄力粉(または片栗粉)
大さじ2
サラダ油
小さじ2
水
200ml
カットトマト缶
400g×1缶
ケチャップ
大さじ2
中濃ソース※
大さじ2
顆粒コンソメスープの素
小さじ1(固形なら1/2個)
手順
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【1】じゃがいもはひと口大(親指と人差し指でOKを作ったサイズ目安)に切ります。新じゃがいもを使う場合は、皮ごとひと口大に切って構いません。後述しますが、緑色になっている部分や芽は必ず取り除きましょう。また、古いじゃがいもを使う場合や、小さいお子さんやご高齢の方が召し上がる場合は、新じゃがいもを使う場合でも、皮はむいて使うことをおすすめします。この作業は、手順3でひき肉を焼いている間に行うと効率が良いですが、無理しない程度に対応しましょう。
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【2】フライパンにサラダ油を薄くひき中火にかけます。
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【3】フライパンをそのまま2分ほど熱したら合い挽き肉を広げ入れ、周りの色が変わるまでそのままさわらずに4~5分ほど焼きます。フライパンを充分に熱して温度を高くしてからひき肉を焼くことで、表面のたんぱく質を急激に固め、旨味を逃さず調理を進めます。
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【4】薄力粉(または片栗粉)を加え、ヘラでひき肉を切るようにしながら、粉っぽさがなくなるまでひき肉とよく混ぜ合わせます。
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【5】手順1のじゃがいも、合わせ調味料の材料をすべて加えて全体をよく混ぜ合わせます。合わせ調味料の材料を入れる順番は、特にありません。
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【6】ふたをします。沸騰したら弱火にし、20分ほど煮込みます。煮込み途中10分ほどで一度底からかき混ぜておくとよいです。中火以上でガーッとやると焦げ付きやすいです。弱火で放置しておきましょう。
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【7】じゃがいもが煮えて、竹串が通ったら出来上がりです。
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【8】保存の際は、粗熱を取ってから、充分に消毒した保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。
投稿者からのコメント
今回は、じゃがいもを皮ごと一口大に切って使っています。じゃがいもの選び方や、食べ方について少しご説明いたします。
【じゃがいもの選び方】炒め物にしたり、煮崩れすると台無しになる料理、シチューやスープなどは長卵型のメークインが向いています。じゃがいものほくほくとした食感を味わったり、加熱してつぶしていただく料理、ポテトサラダやマッシュポテトは、丸形の男爵が向いています。今回のレシピでは、どちらでも構いませんが、強いて言うなら、ほくほくとした食感の男爵が良いでしょうか。皮がピンと張っていて、しっかりと硬いものがよいです。シワが寄っていたり、芽が出始めているものや、皮の部分が緑色になっているものは避けましょう。
【じゃがいもは食中毒に注意しましょう。私は折に触れて消毒の話をしたり、食中毒について記載していますが、だいたい自分が酷い目に遭った経験から、しつこく話をしています。じゃがいもが持っている栄養の大部分は、糖分です。そして、じゃがいもは植物ですので、植物由来の窒素を含んだアルカリ性物質、この「糖」とアルカリ性物質「アルカロイド」からできるグリコアルカロイドの約95%は、αソラニン、αチャコニンというものです。これらは、天然毒素です。苦味を持ちます。
じゃがいもを皮ごと食べると、皮は少し苦味を感じることがあると思います。あれは、毒素の味だからです。可食部に含まれる毒素のうち、3割~8割が皮の部分に含まれています。100gあたり平均7.5mgです。
植物は外敵に食べられないように進化します。じゃがいもは、地下の茎が発達して、でんぷん糖を蓄積し、かたまりのようになった「塊茎(かいけい)」です。動物や虫からすると、格好の栄養分です。それらから身を守るため、皮の部分や、成長しようとしている芽の部分に、がっつりと毒を盛るんです。
ですのでこの毒素は、芽の部分に一番多く含まれています。また、たまに皮が緑色になっていることがありますが、あれは毒の塊やと思ってください。100gあたり100mg以上含まれています。先述の数値の約13倍強含まれています。買わない、うっかり混じっていたら必ず包丁で深くえぐり取りましょう。
この毒素は、皮、何より芽や緑色の部分、つまりじゃがいもは成長しようとするとワーッと毒を盛りますので、じゃがいもを保存する際は、日の当たらない、暗くて涼しい、かつ通気性のよい場所に保存しましょう。20℃以上になると発芽したり、腐りやすくなります。
また、皮にたくさん含まれること、繰り返しになりますが日にあたって成長しようとするとワーッと毒を盛りますので、家庭菜園や、保育所や小学校で一生懸命育てました的なじゃがいもは要注意です。
家庭菜園も、プロフェッショナルな方で、要は成長時や乾燥時にしっかりと管理をしている場合は良いのですが、育ち方が未熟だったり、土が充分に被っておらず皮に日光当たりまくりで皮が緑色になったり、収穫し乾燥の際に日光にムダにさらして皮が緑色になっていたり、「わーちっちゃくてかわいいー 新じゃがみたいー」それ、全部毒の塊です。50mg摂取すると症状が出る可能性があり、150mg~300mg摂取、もっと具体的には、体重1kg当たり3mg~6mgすると死に至る可能性があります。大切なことなのでもう一度いいます。食中毒は、死ぬのです。また、子どもの場合、大人より少ない量で発症する可能性があり、体重1kg当たり0.42mgでの発症が報告されています。
この毒素は加熱しても分解されません。グリコアルカロイドの融点は271–273℃です。
とはいえ、めちゃくちゃ怖がる必要はありません。じゃがいもは誰もが年間を通じて頻繁に少しづつ食べています。一般的なグリコアルカロイドの濃度(100gあたり2~10mg)で適切に栽培・収穫・流通・調理されていれば、摂取しても健康上の懸念にならないと考えられています。
じゃがいもの毒素は、可食部に含まれる毒素のうち、3割~8割が皮の部分に含まれている(100gあたり平均7.5mg)こと芽や、皮が緑色になっている部分に一番多く含まれる(100gあたり100mg以上)こと50mg摂取すると症状が出る可能性があり、150mg~300mg摂取、体重1kg当たり3mg~6mgすると死に至る可能性があること子どもの場合、大人より少ない量で発症する可能性があること(体重1kg当たり0.42mgでの発症が報告されている)融点は271–273℃なので加熱しても分解されないこと一般的なグリコアルカロイドの濃度(100gあたり2~10mg)で適切に栽培・収穫・流通・調理されていれば、摂取しても健康上の懸念にならないと考えられるというものです。これらを知った上で、皮をむくむかないの判断をし、安全においしく食べましょう。
あと、下痢や嘔吐といった症状は、原因となる物質を外に逃がそうとする、身体そのものの防御反応です。気持ち悪くなったり、お腹が痛くなったりしたら、むやみに市販の下痢止めなどの薬を服用する・させるのではなく、早めにお医者さんの診断を受けましょう。
フライパンを充分に熱して温度を高くしてからひき肉を焼くことで表面のたんぱく質を急激に固め、旨味を逃さず調理を進めます。
保存の際は粗熱を取ってから、充分に消毒した容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
一緒に加えておいしい具材:玉ねぎ(みじん切り)/お好みのきのこ類/なす/トマト/ピーマン/にんにく(すりおろし/みじん切り/丸ごと)
オーブンで焼く:じゃがいもはそのままでも、つぶしてマッシュポテトグラタンにしても。
チーズとの合わせ方:乗せるだけではなく、ぜひ、混ぜ込んで加熱しましょう。もちろんオーブンで焼いても良いですし、フライパンでひと煮立ちでもトロトロでおいしいです。
バターを加えても。
パスタソースや、ご飯と合わせてワンプレートにしても。ただしダブル炭水化物になりますので、その点はご注意くださいませ。
じゃがいもを崩して構わないのであれば、冷凍保存も可能です。1か月目安です。
※みやすさのために書式を一部改変しています。