ダマがなくツヤがありコシが切れてなめらか。
口の中で溶ける、本格派。
卵黄
2個
グラニュー糖
50g
薄力粉
20g
牛乳
200ml
バニラペースト
小さじ1/4
グランマニエなどのリキュール
小さじ1
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BONIQをセット 94.5℃ 0:15(15分)に設定する。 ※温度・時間については《作る際のポイント》参照。
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卵液を作る ボウルに卵黄、グラニュー糖を入れ泡立て器を使って白くなるまで混ぜ合わせる。 薄力粉をふるい入れ混ぜ合わせる。 牛乳1/3を加えて混ぜ合わせ、混ざり切ったら残りの牛乳とバニラペーストをさらに加えて混ぜ合わせる。
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フリーザーバッグに投入 ②の卵液をフリーザーバッグに入れる。
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BONIQに投入 BONIQが設定温度に達したらフリーザーバッグを湯せんに入れながら、バッグ内に気泡が残らないようにしっかり空気を抜いて密封し、低温調理をする。 この時、フリーザーバッグが浮き上がってきやすいので、耐熱の器などを使い完全に沈める。 (気泡が残っていたり食材全体が完全に浸かっていないと、熱が適切に伝わらず、加熱ムラが生じる。) ※フリーザーバッグの密封方法:https://youtu.be/N-t1ox7mox0
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濾す 設定時間終了タイマーが鳴ったらフリーザーバッグを取り出し、目の細かいザルや裏ごし器でボウルに手早く濾す。 ※クリームを取り出す時は硬めのヘラなどを使い、フリーザーバッグの上からカスタードをバッグの口の方に集めると取り出しやすい。
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冷やす カスタードの表面をラップで覆い(表面が乾燥するのを防ぐ)、ボウルを氷水に当てて完全に冷やす。
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混ぜる 濾したカスタードクリームを、ツヤが出て滑らかになるまでゴムベラや泡だて器でよく混ぜる。香りづけのリキュールを入れる場合は、ここで入れてよく混ぜる。
投稿者からのコメント
《作る際のポイント》 「クレーム・パティシエール」いわゆる「カスタードクリーム」は、お菓子作りに欠かせないものですが、作ろうと思えば、手に入りやすい材料で簡単に(鍋を火にかける従来の方法で)作ることができます。 しかし、ダマがなくツヤがありコシが切れてなめらかな、お店レベルのカスタードを作るのには温度やタイミングが重要であり、そこに行き着くまでには技術や経験が必要となり、シンプルであるがゆえ実はとても難しくあります。 加熱が足りないとダマになったり粉っぽくなり、火が入り過ぎるてもまたダマになってしまいます。鍋を火から下ろすタイミングを間違えれば、口当たりの悪いクリームになってしまうのです。 それを温度管理の得意な低温調理で実現できないかと考え、行った実験「カスタードクリームは低温調理可能か?温度・時間比較実験」の結果からBONIQ設定 94.5℃ 15分を導き出しました。 なぜ94.5℃なのか?というと、 卵液を加熱するとだんだんコシのあるクリームになってきます。それは小麦粉に含まれるデンプンが糊化するからです。そのまま加熱を続けて94.5℃に達すると、突然クリームのコシが切れて柔らかくなります。このデンプンのコシが切れる現象をブレークダウンと言いますが、ブレークダウンが起きていないカスタードクリームは冷めると固くなってしまい、滑らかなクリームに仕上がらないのです。この小麦粉(デンプン)のブレークダウンの起こる温度が94.5℃ということです。 卵液を作る際、卵黄にグラニュー糖を入れたらすぐに混ぜてください。混ぜずに時間が経つと卵黄の水分が抜け一部が凝固してしまいます。 本レシピでカスタードクリームの仕上がりが粉っぽくなってしまう場合は、加熱不足が原因です。 以下の3つのポイントをご確認ください。 ①卵黄とグラニュー糖は白くなるまで混ぜ、牛乳も完全に混ざっているか(手順②) ②小麦粉をふるっているか(手順②) ③BONIQでの調理の際、バッグが完全に沈んでいるか(手順④) 出来上がったカスタードクリームは1~2日以内に食べきることをおすすめします。
《BONIQ管理栄養士による栄養アドバイス》 カスタードクリームの原材料は砂糖、卵、小麦粉、牛乳、バニラ(エッセンスでも可)。 砂糖と小麦粉以外は糖質が少なく、高たんぱくな食品です。 砂糖の量が気になる場合は低糖質の甘味料を使用しても良いです。 低糖質の甘味料の甘さが苦手な方は、全量を置き換えるのではなく、砂糖の量を少なめにして半量から置き換えをしてはいかがでしょうか。 その際注意するポイントが甘味料の甘さの強さ。砂糖の数倍の甘さを感じる甘味料もあるので、甘さの強さがどれくらいなのかをしっかり確認してから置き換えを行ってください。 また、今回の栄養価計算の値はレシピの量の1/4を召しあがった時の栄養価です。一度にたくさん食べずに少しずつ楽しむのであればそれほど気にならない値なので、家族やお友達と一緒に手作りカスタードを楽しんでみてはいかがでしょうか。
《注意》 低温調理では高温による殺菌ができないため、食の安全に留意する必要があります。 レシピ記載の温度・時間設定をご参考いただき、例として大きく温度設定を変更するなどはされないようご注意ください。 なお、レシピ記載の設定をお守りいただいた上であっても、食材や調理環境などによっても安全面のリスクが異なるため、最終的には自己責任となりますことご了承ください。 取扱説明書や低温調理ガイドブック、各種の低温調理における情報などをご覧いただいた上で、安全に配慮した調理をお願いいたします。詳細は下記URLから参照下さいませ。 【低温調理のルール〜6つのポイント〜】 https://boniq.jp/recipe/?p=19886 (「低温調理 ルール」で検索もOK) また食中毒に関して、下記のサイトもご一読ください。 特にお年寄りやお子様、免疫力の弱っている方は当サイト推奨温度設定に従わずに、下記厚生労働省サイトの指示に従い全てのお肉で【中心温度75℃ 1分以上】の加熱をしてください。 【食中毒に関する注意点:厚生労働省 食中毒予防】 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuchu/index.html
※みやすさのために書式を一部改変しています。