■紹介文
秋ならではの食材として柿フィリングのリングパンを焼いたんですが、柿をもう少し厚めに切れば、柿のコンポートとしてタルトの素材に使えますよね🙂
じゃあ実際に柿のタルトにしてみたらどんな感じになるんだろうと思ったので、チャレンジしてみました😆
タルトを作る工程は大きく分けて四つで、
(1)タルト生地を作る
(2)柿のコンポートを作る
(3)土台になるカスタードクリームを作る
(4)1~3を組み合わせてタルトを完成させる
という流れになります。
(1)~(3)はそれぞれ別の記事に書きましたので、材料の分量表にあるリンクからたどって、先に準備してください😉
このレシピは、(4)の柿のタルトを完成させるというところから始めたいと思います😊
タルト作りはすごいややこしそうに見えますが、それぞれの工程を分けて考えれば、一つ一つはたいしたことはしていないので、一回作れば大体の流れは分かると思います。
タルトの作り方の流れが分かれば、あとは乗せる材料を変えれば、好きなタルトか作れると思いますよっ🤗
■材料(18cmタルト型用)
ータルト生地
無塩バター60g
砂糖40g
塩ひとつまみ
卵黄1個
薄力粉110g
ー柿のコンポート
柿(190~200g)3個
砂糖60g
レモン汁15ml
ーカスタードクリーム
グラニュー糖50g
卵黄2個
牛乳250ml
バニラエッセンス2~3滴
薄力粉25g
ーナパージュ
ナパージュ50g
水10ml
■作り方の手順
写真付きで👇の「黒わんこカフェ」のサイトに詳しく載せていますので、是非☺️
https://blackdog.tokyo/202111094259
■作り方
【1】冷蔵庫で冷やしておいたタルト生地を伸ばす作業になります。冷蔵庫から出てきたタルト生地をそのままめん棒でのばすと端っこがひび割れするので、僕は一度軽く握って少し柔らかくしてから、伸ばしています😊伸ばすときに便利なアイテムがあって、アクリルルーラーという厚さ3mmのアクリルの細長い板が売ってるんですね。これを左右においてその間をめん棒でのばしていくと、きっちり厚さ3mmの生地に伸ばせるので、めちゃくちゃ便利ですよ!😆
【2】タルト生地は、使用するタルト型の一回り大きいぐらいの大きさに伸びればOKです。僕の家にはタルト型がまだないので、代わりにそれっぽ耐熱皿で代用しています。耐熱皿をひっくり返し置いてみて、十分覆えるぐらい生地が伸びているので、今回はこれでOKです😉
【3】タルト生地をタルト型の中央に合わせてかぶせます。中央部分がきちっと型に張り付いていたら、側面を綺麗に張り付かせていきましょう。側面からいきなり張り付かせると、型の下側がちぎれることがあるので、真ん中からから軽く外側に生地を送ってから、側面を張り付かせるといいと思います。型によっては底がないタルト型もあるので、その場合は、底と側面を別々の生地に切り出して使用しましょう🙂
【4】タルト型からはみ出た生地は、タルト型の上でめん棒を転がせば、綺麗に切断されて下に落ちると思います🙂ただ、タルト生地は焼きいているときに縮んで小さくなるので、こういう器を使うときは内側で切ってそろえず、容器が隠れるようにタルト生地で覆った方が、焼き上がった後に縁が出て良いかも知れません🤔
【5】タルト生地をタルト型にセットしたら、底の部分にフォークで沢山穴を開けておきましょう。穴が空いていないと、タルト生地の底に含まれていた空気が、焼いている途中でタルト生地を押し上げて、生地が浮いてしまいます😵
【6】フォークで穴を開け終わったら、オーブンに入れて180℃15分で焼き上げましょう。ヘルシオの時は25分ぐらい焼いた方がしっかり焼けると思います☝
【7】タルト生地が十分冷えたら、準備しておいたカスタードクリームを塗る作業をしましょう。カスタードクリームはレシピで紹介しているものであれば、比較的かちっとした仕上がりなので、塗っても液だれするような事はないと思います🙂
【8】今回は柿のコンポートを立てて立体的に見えるように積み上げたかったので、土台になるカスタードクリームも中央分が高くなった、山の形で塗っています☝
【9】カスタードクリームの土台が出来たところで、今回のタルトの主役、柿のコンポートをのせていきます。柿のコンポートは柿三個分(48枚)作って10枚程度あまりますが、他に飾りようがなかったので、余った柿のコンポートは食パンの上に乗せて食べました😆
【10】柿のコンポートは重なるように、同じ向き、同じ間隔で並べていきましょう。この並べ方は桃のタルトでもよく使われる形だと思います😉一段目を並べ終わったら、二段目は一段目の柿のコンポートの間に並べていきます。最初の一枚の場所が決まれば、あとは一段目と同じように重ねながらぐるっと並べていきます。
【11】すべて並べ終わったら、つや出し用のナパージュを作ります。どの商品も使い方は変わらないと思いますが、ナパージュは水を加えて加熱するだけで使うことが出来ます🙂水の分量は、使うナパージュの量の20%あればOKです。
【12】ナパージュと水を鍋に入れて中火中ぐらいで加熱していくと、徐々にナパージュが溶けますので、お水としっかり混ぜて、完全に溶けるまで加熱しましょう。
【13】ナパージュを塗るときは、コンロの火は保温か弱火弱にしたままにしておきましょう。コンロの火を止めた瞬間から、ナパージュが固まっていくので、塗っている間は液体にしておくために、加熱しておいた方がいいと思います🙂ナパージュを塗った柿のタルトは、キラキラと輝いていますよねっ🤩
【14】ナパージュを塗り終わったら一応柿のコンポートのタルトは完成なのですが、今回は耐熱容器の縁の部分にタルト生地がなく、ちょっと柿のコンポートの周りが寂しかったので、余ったカスタードクリームを絞り袋に入れて、カスタードクリームで縁を飾りました🤔
【15】カスタードクリームでなくても、ホイップクリームを別に作って、もっと派手な飾りにしてもいいと思いますし、柿のコンポートの上にミントで飾っても綺麗ですよねっ😆
【16】タルト型にタルト生地をはめた後、切り落としたタルト生地があると思うので、それは厚さ3mmに伸ばしてクッキー型で抜けば、クッキーに仕上げることが出来ます😊クッキーとして焼く時は、180℃8分ぐらいで焼けば大丈夫だと思います😉
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タルト生地のレシピはこちら
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【1】タルト生地はバター、砂糖、卵黄、薄力粉で出来ます。材料がとてもシンプルなので、初めてタルト作る人にもオススメ出来るレシピだと思います😉
【2】最初に常温で少し緩めたバターをボウルに入れます。バターを冷やしたままミキサーで混ざるという方法もあるみたいですが、僕は冷たくまだ少し固いバターをへらで練って使っています。あんまり緩んでしまうと、最後に手で捏ねる時にめちゃくちゃやりにくいので、僕はバターはある程度冷たいまま使いますね😉
【3】バターがひとまとまりになったら、砂糖を加えて混ぜていきます。バターと砂糖が混ざると、ざらっとした黄色いクリーム状になります。砂糖の白い感じが残っているときは、完全に混ざっていないと思います。完全に混ざって綺麗なクリーム状にしましょうね🙂
【4】バターと砂糖が混ざったところで、卵黄を加えてしっかりと混ぜていきます。卵黄の液体感がなくなるまでしっかり混ぜると、黄色いクリーム状になります。卵黄のべちょっとした感じがなくなるまで混ぜてくださいね。
【5】バターと卵黄が混ざったところで塩ひとつまみを加えます。
【6】塩を加えてしっかりと混ぜ合わせたら、薄力粉をふるって入れましょう。最初は薄力粉の量が多くて混ざりにくそうに思えますが、しっかりと混ぜているうちにそぼろ状になってきます。
【7】薄力粉とバターが混ざってきて、薄力粉の粉感がなくなれば手で触っても大丈夫なので、僕は最後は手で捏ねて完成させます。その方が早く綺麗に混ざりますしね😉
【8】手で捏ねているうちに薄力粉の白い粉がなくなり、ひとまとまりのねっとりとしたタルト生地になります。ここまで混ぜ合わせれば、タルト生地の完成です。
【9】完成したタルト生地はサランラップにくるんで、一時間以上冷やしましょう。円形にしていますが、冷蔵庫から出して使うときは、固くなっているタルト生地を手で軽く捏ねて伸ばしやすくしてから使います。なので、特に円形でなくてもイイと思います😊
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柿のコンポートのレシピはこちら
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【1】今回は柿のコンポートを作るので、特別な材料としては柿になります。柿はやや硬い目の柿を使い、皮を剥いたら1/16カットにしましょう😉1/16カットは、最初に十字に切って(1/4)、その半分(1/8)の半分(1/16)という感じで切ればOKです。タルトに使うときは同じ厚さである方が良いので、厚さには注意して切るようにしましょう☝
【2】3個分きりましたが、18cmタルトに使った後は、10枚ほど残っていたので、3個分全部は必要ないかも知れません。でも2個だと足りないので、レシピは3個分で作成しました😉
【3】フライパンに砂糖を入れたらレモン汁を加えてお砂糖としっかり混ぜましょう。加熱する前に混ぜればOKです🙂
【4】砂糖とレモン汁が混ざったところで、柿をフライパンに入れ、中火弱~中火中ぐらいの火力で加熱を始めます。最初のうちは水気が少ないですが、加熱が進むとどんどん柿から水分が出てきて、いい感じに砂糖と混ざってくれます😊
【5】まだ切ったばかりの柿の雰囲気が残っているので、固さもあります。フライパンで加熱しているときは、必ずへらを使って底からすくうようにしてひっくり返しましょう。菜箸でガツガツ混ぜると、柿の形が崩れてくると思います😵
【6】加熱が進むと水分が沢山出て、柿が半透明になってきます。固さが取れて、桃に非常に似た感じになってきます。柿三個分は結構量が多いので、真ん中の方と端の方途では色合いが若干違ってくるかと思いますので、真ん中の方でコンポートに仕上がった柿から、順番に平たい器に一枚ずつ並べていきましょう。
【7】お皿一枚分ですが、出来上がった柿のコンポートはこの器二枚分ぐらい出来ているので、結構量はありますね。食べたときの食感も、桃みたいな感じがすごくするのに、味はしっかりと柿なので、柿が好きな人には絶対オススメのレシピですねっ🤗
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少し固めのカスタードクリームのレシピはこちら
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【1】今回は卵で作るスタンダードなカスタードクリームになりますので、特別な材料としては卵黄が2個分になっている事ですね😉
【2】最初にボウルにグラニュー糖と卵黄を入れ、しっかりと混ぜます。最初のうちはグラニュー糖のザラつきがありますが、混ぜて行くうちに白っぽさがなくなって、グラニュー糖が混ざった卵液になります。
【3】グラニュー糖が混ざった卵液が出来れば、薄力粉をふるっていれます。薄力粉はそのまま使うとダマになって混ざりきらない部分が出てきやすいので、必ずふるって目を細かくしてから混ぜるようにしましょう☝
【4】薄力粉と卵液がしっかり混ざると、薄い黄色のとろりとしたクリーム状になります。クリーム状になったところで、牛乳を鍋にかけ小さな気泡が少し出るぐらいまで温めます。温まったらバニラエッセンスをお好みで2~3滴垂らして香り付けします🙂温まった牛乳を2回に分けてボウルに入れ、クリーム状の素材と混ぜていきます。
【5】クリームと牛乳が混ざると、見た目はほぼ牛乳みたいなクリームが出来るので、こしながら鍋に戻します。
【6】鍋にクリームを戻し終わったら、中火弱~中ぐらいの火力で加熱していきます。加熱を始めた直後から薄力粉が固まり始めて鍋の底に何かあるような感じがしてきます。加熱を始めたら、カスタードクリームが出来上がるまでクリームを鍋の底からひっくり返すようにかき混ぜ続けましょう🙂
【7】最初は(6)のような牛乳の色をしていた鍋のクリームですが、かき混ぜているうちに液体状から、とろみが強くなり、だんだん底が見えるようになってきます。色も黄色いクリームになってくるので、結構わかりやすいですね😉だいぶクリーム状になってきたなぁと思ったら、火力は中火弱か弱火強まで下げて、完成するまで混ぜ続けましょう。
【8】出来上がったカスタードクリームは平たい器に移しましょう。平たい器に移した方が、保冷剤で粗熱を取るときに早く冷えてくれます😉
【9】器に移し終わったら、サランラップを隙間なくかけます。空気に触れている部分が少ないほど、傷みにくくなります😊
【10】サランラップをかけ終わったら、保冷剤を置いて粗熱をとり、冷蔵庫に入れてタルト生地やパン生地が出来上がるまで、十分冷やしておきましょう。かっちり系のカスタードクリームなので、冷えるとぷるんとした感じに出来上がります😋ぷるんとしているので、切り分けるのもとても楽ですよっ😆
■POINT
タルト生地、柿のコンポート、カスタードクリームは全部冷蔵庫で冷やしておくので、慌てて同時に作らなくても大丈夫です😉
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詳しいレシピは「黒わんこカフェ」で検索(^^)
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