香り高く旨味がぎゅっと詰まった「きのこ」。食感もよく、炒めものや和えものなどさまざまな料理に活躍する食材です。今回は、そんなきのこの上手な食べ方を種類別に解説!きのこのおいしさを存分に引き出す方法をご紹介しますよ。おすすめレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。
「きのこ」の上手な食べ方って?4つの種類をそれぞれ実際に試してみた!
きのこは洗う?洗わない?
きのこの下処理をするとき、洗うかどうか迷ったことはありませんか?土のような汚れがついているとつい洗い流したくなりますが、基本的にスーパーなどで売っているきのこは洗う必要はありません。洗うことで風味が落ち、きのこに含まれる水溶性の栄養素も失われてしまうのだそうです。
市販のきのこは、おがくずなどの木材に米ぬかなどの栄養分を加えて固めた「菌床」で栽培されています。土や虫などがつかない環境で栽培されているため、洗わずにおいしくいただくことができるんです。
もし汚れが気になる場合は、濡らした布巾やキッチンペーパーなどでやさしく拭き取るのがおすすめ。ただ、なめこは特有の粘りによって汚れが付着している場合があるので、さっと水洗いをしてから使うようにしてくださいね。
きのこをおいしく食べる方法とは…?
種類によって大きさや形が異なるきのこ。種類に合わせたベストな下処理方法がわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は、料理に使う機会の多い「しめじ」「えのき」「エリンギ」「まいたけ」の食べ方を解説します。
しめじは手で引き抜くだけ!
しめじの下処理方法はいたって簡単。石づきがついたままの状態で、手でつまんでそっと引き抜くだけです。
このようにスポッと気持ちよく取れました。同じようにすべて取っていくと、最後には石づきだけが残ります。包丁やまな板を使わずにできるのはうれしいですね!
えのきはフォークで細かく!袋ごと切ればゴミも出にくい
えのきを使うときは、袋ごと石づきを落とすとおがくずなどのゴミが散らばりにくくて便利!ひと袋まるごと使うなら、あとは袋を持ったまま鍋やフライパンに入れるだけです。
一度ばらしてから使いたいときは、フォークを使うのがおすすめ!
根元のくっついている部分を重点的にフォークで割いていくと…
このように簡単に細かくばらすことができました!手で細かく割こうと思うと時間がかかってしまいますが、この方法ならスピーディーに下処理を済ませられますよ。
エリンギやまいたけは手で割くのがベスト!
この2つのなかでも特にエリンギは、包丁で切っているという方が多いのではないでしょうか?でも実は、まいたけもエリンギも手で割くのがおいしく食べるポイントなんです!手で割くことで断面に凹凸ができ、よりきのこの香りが感じられて、味つけも染み込みやすくなるのだそうですよ。
包丁を使うのは石づきを取るときだけ!
あとは軸の部分を持って、手で割いていきます。
まいたけも同様に、固い石づきがあれば包丁で取り除いてから食べやすい大きさに手で割きましょう。
上手な食べ方をマスターしよう!
今回ご紹介した食べ方は、きのこのおいしさがアップするだけでなく、誰でもできる簡単さもうれしいポイント!覚えておくと重宝するので、ぜひみなさんも試してみてくださいね。
おすすめレシピをご紹介!
ここからは、しめじを使った絶品レシピをご紹介します。今回は、ワンポットで簡単に作れる醤油パスタのレシピをピックアップしました!ぜひチェックしてみてくださいね。
ツナときのこのワンポット醤油パスタ
さっと作れるお手軽レシピ!ツナときのこのワンポット醤油パスタのご紹介です。味つけはしょうゆ、砂糖、顆粒和風だしのみとシンプルですが、しめじやツナの旨みがよく染みていてリピート間違いなしのおいしさですよ。鍋ひとつで作れるので、時間をかけずに調理を済ませたいときにもぴったりな一品です。ランチや夕食にぜひいかがでしょうか。
材料(1人前)
- スパゲティ・・・100g
- しめじ・・・50g
- ツナ油漬け・・・50g
- 水・・・400ml
- (A)しょうゆ・・・大さじ1
- (A)砂糖・・・小さじ1
- (A)顆粒和風だし・・・小さじ1
トッピング
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
- のり (刻み)・・・適量
作り方
準備.ツナ油漬けは油を切っておきます。
1.しめじは石づきを切り落とし、手でほぐします。
2.鍋に水、(A)を入れて強火で加熱します。沸騰したら1、ツナ油漬け、スパゲティを半分に折って入れ、パッケージの表記通りに加熱します。
3.スパゲティに火が通ったら火から下ろします。器に盛り付け、トッピングを散らして完成です。
旬のきのこをおいしく食べよう!
いかがでしたか?今回はきのこの上手な食べ方と、おすすめレシピをご紹介しました。種類に合わせた食べ方を覚えておけば、いつものきのこがよりおいしく味わえること間違いなし!ぜひレシピとあわせて参考にしてみてくださいね。