2024.6.5

“にんじんの皮”は剥かなくていい!?もっと早く知りたかった豆知識

“にんじんの皮”は剥かなくていい!?もっと早く知りたかった豆知識

お店で買ってきたにんじんを調理するとき、まずは下ごしらえとして皮をむきますよね。でもじつはそれ、必要のない作業かも…?今回は、「にんじんの皮、むく?むかない?」問題について解説していきます!皮をむかずに作っても食べやすいおすすめのにんじんレシピもご紹介するので、ぜひ最後までご覧くださいね。

にんじんの皮、じつはもう「むけていた」!

にんじんを調理するとき、無意識に皮をむいている人も多いのではないでしょうか?でも、私たちが皮だと思っている部分、じつは皮ではないんです!

にんじんの皮はじつはとっても薄く、表面を覆う膜のような存在。そのため、出荷の際に洗浄するときに、ほとんどがはがれてしまうんだそうです。つまりお店で販売されているにんじんは、すでに「皮がほぼない」状態ということなんですね。だから、おうちで調理する際に改めて皮をむく必要はないんです!

にんじんの皮に近い部分は、βカロテンやポリフェノールといった栄養素が多く含まれている部分でもあります。そのため、栄養面の観点からも、皮はむかずに食べる方がおすすめ。どうしてもかたさが気になる場合は、ピーラーで薄くむいてきんぴらなどにするとおいしく召し上がれますよ。

βカロテンとは?

にんじんの皮付近に多く含まれるβカロテン。にんじんといえば、βカロテンを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?何となく体によさそうなイメージがありますが、どのような栄養素なのでしょうか?

βカロテンを摂取すると、体内でビタミンAに変換されます。ビタミンAには、皮膚や粘膜の健康を維持する働きや、細胞の増殖や分化の手助けをしてくれる働きがあります。また、βカロテンには抗酸化作用があることもわかっているんですよ。

βカロテンは脂溶性の栄養素なので、油と一緒に摂取すると吸収率がよくなります。油を使って炒め物や揚げ物にしたり、油の入ったドレッシングやごま油で和えて食べるのがおすすめですよ。

にんじんは皮をむかずに調理でき、さらにむかない方が栄養素を多く摂取できます。食べ方も工夫しながら、おいしく効率的に栄養素を摂取したいですね。

まるごと食べたいにんじんレシピをご紹介!

皮をむかずに使えることがわかったにんじん。それでも気になるという方もいるかもしれません。ここからは皮をむかなくてもおいしく食べられる、おすすめのにんじんレシピをご紹介します。定番のにんじんしりしりや、ごはんによく合うにんじんとたらこの彩り和風炒めなど、晩ごはんの副菜にぴったりなおすすめレシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。

1.とまらない美味しさ にんじんしりしり

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食べはじめたら止まらない!にんじんしりしりのレシピをご紹介します。沖縄の郷土料理にんじんしりしりは、にんじんの甘みと炒り卵のやさしい味わいがマッチした一品です。だしの風味やごま油の香りが食欲をそそり、あっという間になくなってしまうこと間違いなし!パパッと簡単にできるので、あと一品欲しいときにぜひどうぞ。

材料(2人前)

  • にんじん・・・150g
  • 溶き卵 (Mサイズ)・・・1個分
  • (A)料理酒・・・小さじ2
  • (A)しょうゆ・・・小さじ2
  • (A)みりん・・・小さじ2
  • (A)砂糖・・・小さじ2
  • (A)顆粒和風だし・・・小さじ1/2
  • ごま油・・・小さじ1

トッピング

  • 白いりごま・・・適量

作り方

準備.にんじんは皮をむいておきます。
1.にんじんは千切りにします。
2.中火で熱したフライパンにごま油をひき、1を入れてにんじんがしんなりするまで炒めます。
3.(A)を入れて中火で炒め、全体に味がなじんだら溶き卵を回し入れて卵に火が通るまで炒め、火から下ろします。
4.お皿に盛り付け、白いりごまを散らして完成です。

2.常備菜に レンコンのきんぴら

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常備菜におすすめな、レンコンのきんぴらを作ってみませんか?シャキシャキとした食感を楽しめるレンコンに、にんじんの鮮やかな彩りを添えたきんぴらです。定番のごぼうを使ったきんぴらとは、また違ったおいしさですよ。甘辛い味わいはごはんにもお酒にもよく合うので、晩ごはんの一品にぜひお試しくださいね。

材料(2人前)

  • レンコン・・・150g
  • 水 (さらす用)・・・適量
  • にんじん・・・1本
  • (A)しょうゆ・・・大さじ1.5
  • (A)酒・・・大さじ1
  • (A)砂糖・・・大さじ1
  • (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・大さじ1
  • (A)顆粒和風だし・・・小さじ1
  • (A)みりん・・・小さじ1
  • (B)白いりごま・・・大さじ1
  • (B)鷹の爪輪切り・・・少々
  • ごま油・・・大さじ2

作り方

1.レンコンの皮をむき、5mm幅のいちょう切りにし、水に10分程さらして水気を切ります。にんじんは皮をむき、長さ3cmの細切りにします。
2.ボウルに(A)を入れて混ぜます。
3.中火で熱したフライパンにごま油をひき、1を入れ、レンコンに火が通るまで炒めます。
4.2を入れて中火で炒め、汁気がなくなったら(B)を加えてさっと炒め合わせます。全体に味がなじんだら火から下ろし、器に盛り付けて完成です。

3.にんじんとたらこの彩り和風炒め

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白いごはんが進む、にんじんとたらこの彩り和風炒めのレシピをご紹介します。たらこの旨みと塩味が、にんじんのやさしい甘みを引き立てます。たらこのプチプチとした食感がいいアクセントになって、クセになりますよ。シンプルな味つけでさまざまなおかずによく合うので、ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

  • にんじん (150g)・・・1本
  • たらこ・・・30g
  • 白いりごま・・・大さじ1
  • (A)料理酒・・・大さじ1
  • (A)白だし・・・大さじ1
  • ごま油・・・大さじ1
  • 大葉・・・2枚

作り方

準備.大葉は軸を切り落としておきます。にんじんは皮をむいておきます。たらこは薄皮を取り除いておきます。
1.大葉は千切りにします。
2.にんじんは千切りにします。
3.中火で熱したフライパンにごま油をひき、2を入れしんなりするまで炒めます。
4.たらこ、白いりごま、(A)を入れ中火のまま汁気がなくなるまで炒め、火から下ろします。
5.お召し上がりの直前に1をのせてお召し上がりください。

にんじん、皮をむかずに使ってみよう!

いかがでしたか?今回はにんじんの「皮」に関する新常識と、むかずに食べるメリットをご紹介しました。皮ごと食べるなら、千切りや細切りにして炒めるのがおすすめ!ぜひ今回ご紹介したレシピを参考にして、にんじんの栄養を丸ごとおいしく召し上がってくださいね。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

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