2024.11.25

“大根”をピーラーでむくのはNG!?意外と知らない落とし穴に「知れてよかった」

“大根”をピーラーでむくのはNG!?意外と知らない落とし穴に「知れてよかった」

野菜の皮をむくときに便利なのが「ピーラー」。包丁を使うのが苦手な人でも、簡単に薄く皮をむけるのがうれしいですよね。でも大根の皮をむくときはちょっと待って!じつは意外な落とし穴が潜んでいるかも…?今回はこれから到来するおでんシーズンに備えて、「大根の皮をピーラーでむかない方がいい理由」を解説します。よりすぐりのおでんレシピもご紹介するので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

大根の皮はピーラーでむかない方がいいの…?

おでんなどを作るときに、大根をピーラーでむかない方がいい理由。それは、大根の皮付近にある「繊維」のせいなんです!

大根の皮付近には繊維が縦に通っていて、この部分は火を通しても筋っぽくなりがち。ピーラーを使って皮を薄くむいてしまうと、この繊維の部分が残ってしまうことがあるんです。

大根の輪切りをよく見ると、外側から3~4mm内側のところに白いフチのような部分があります。この線に沿って包丁で厚めにむいていくと、筋張った部分をきれいに取り除くことができますよ。味をしみこませたい煮物やおでんを作るときには、包丁を使って桂むきにするのがよさそうですね。

厚めにむいた皮は、きんぴらや漬物などにするのもおすすめ。固めの食感が活かされ、シャキシャキとおいしく食べられますよ。

桂むきは難しい…という方にはこちらの方法も!

大根の皮は包丁で厚めにむいた方がいいということは分かったけれど、もっと簡単な方法はないの?と思った方もいるのではないでしょうか。じつは桂むきにする以外にも、おすすめの方法はあります!

大根の皮の簡単なむき方

■縦に皮をそいでいく

桂むきはちょっと難しいという方には、こちらの「縦にむく方法」がおすすめ。大根を適当な長さに輪切りしたら、切り口に包丁を当てて包丁を縦にずらしながらむきましょう。包丁を使いますが、桂むきよりも簡単ですよ。

大根の皮の剥き方 縦に剥く方法

■爪楊枝を使う

できるだけ包丁を使いたくないという人には、爪楊枝を使ったこんな方法もあります!内側の繊維の線のあたりの深さまで爪楊枝で斜めに切りこみを入れたら、あとは爪楊枝をその切りこみに沿って当て、左右に滑らせながら大根の皮をはがすようにむいていくだけ。皮をむきすぎる心配がなく、とっても簡単にツルッとむけますよ。

包丁いらずでどんどんむける!専門家に聞いた“大根の皮”を簡単にむく裏ワザ

おいしいおでんレシピをご紹介!

大根の皮のむき方をいくつか見てきたところで、ここからはそんな大根を使って作るおいしいおでんレシピをご紹介します。具だくさんで作る定番のレシピや、オイスターソースでコクを出したおでんなど、どれも絶品のレシピばかりです。ぜひチェックしてみてくださいね。

1.出汁からとる具沢山おでん

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具だくさんがうれしい、定番のおでんレシピをご紹介します。昆布とかつお節でていねいにだしをとったおでんは、具材に煮汁がたっぷり染みこんでとってもおいしく仕上がります。大根を下ゆでしたりこんにゃくのアク抜きをしたりと下準備は多いですが、丁寧に作ってよかった!と思えるような、心からほっとする一品ですよ。ぜひお試しくださいね。

材料(4人前)

  • 大根・・・500g
  • 水 (下ゆで用)・・・適量
  • ゆで卵・・・4個
  • こんにゃく・・・100g
  • お湯 (アク抜き用)・・・適量
  • 厚揚げ・・・1枚

出汁

  • 水・・・800ml
  • 昆布・・・8g
  • かつお節・・・8g
  • (A)料理酒・・・200ml
  • (A)薄口しょうゆ・・・大さじ2
  • (A)みりん・・・大さじ2
  • (A)砂糖・・・小さじ2

手順

準備.大根の皮を剥いておきます。
1.昆布の表面の汚れを濡らしたキッチンペーパーで拭き取り、出汁用の水に入れて30分置きます。
2.大根を2cm幅の輪切りにし、5mm幅の格子状に切り込みを入れ、鍋に水と一緒に入れて竹串が刺さるまで20分中火でゆでて湯切りします。
3.こんにゃくを横半分に切り、対角線に切って表面に5mm幅の格子状に切り込みを入れ、お湯を沸騰させた鍋に入れてパッケージの表記どおりに茹でて湯切りをしアク抜きをします。
4.厚揚げを横半分に切り、斜めに切ります。
5.1を別の鍋に入れて中火で沸騰直前まで加熱します。
6.昆布を取り出して中火で沸騰させたら火を止め、かつお節を入れて2分おいてこします。
7.同じ鍋に6、(A)を入れてひと煮立ちさせたら、2、3、ゆで卵を入れて味が染み込むまで30分中火で煮込みます。
8.4を入れて再度ひと煮立ちさせたら火から下ろし、お皿に盛り付けて完成です。

2.ゴマの香りが美味しいおでん

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いつもとちょっと違うおでんを食べたいときは、ごまの香りを効かせたこちらのレシピがおすすめです。ごまの香ばしい風味が旨みたっぷりの鶏だんごとも相性抜群で、こっくりとした濃厚な味わいを楽しめます。今回はオクラやミニトマトなどの野菜を具材にして彩りよく仕上げましたが、がんもどきやじゃがいも、にんじんなどもよく合いますよ。

材料(2人前)

  • 大根・・・200g
  • 米・・・小さじ2
  • 水 (ゆで用)・・・適量
  • 厚揚げ・・・100g

鶏団子

  • 鶏ひき肉・・・150g
  • 長ねぎ・・・10cm
  • 卵 (Mサイズ)・・・1/2個
  • 白すりごま・・・大さじ1
  • みそ・・・小さじ2
  • ミニトマト・・・6個
  • オクラ・・・4本
  • 塩 (板ずり用)・・・適量

スープ

  • 水・・・300ml
  • 白ねりごま・・・大さじ3
  • みそ・・・小さじ2
  • 顆粒和風だし・・・小さじ1
  • しょうゆ・・・小さじ1

手順

準備.ミニトマトのヘタを取り除いておきます。
1.大根は2cm幅の輪切りにして皮をむきます。片面に十字に切り込みを入れます。鍋に米と大根、ひたひたの水を入れて弱火で30分程度ゆでます。
2.厚揚げは斜め半分に切ります。
3.長ねぎはみじん切りにし、ボウルに鶏団子の材料と共に入れて混ぜ合わせます。
4.オクラはガクを取り除いて、塩をふり板ずりし、塩を流水で洗い流します。
5.鍋にスープの材料を入れて、1、2を加えて中火にかけます。沸騰したら弱火にして、3をスプーンで丸く形を作りながら加えて蓋をし、10分程度煮ます。
6.4、ミニトマトを加えてさらに弱火で10分程度煮ます。具材に火が通ったら出来上がりです。

3.オイスターソースで本格おでん

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だし汁にオイスターソースをプラスした、奥深い味わいのおでんレシピをご紹介します。オーソドックスなおでんの具材にコクのあるだし汁がたっぷり染みこんで、ついクセになる味わいですよ。オイスターソースをおでんに入れるのは少し抵抗があるかもしれませんが、驚くほどおいしく仕上がるので、ぜひ一度作ってみてくださいね。

材料(2人前)

具材

  • 大根・・・300g
  • こんにゃく・・・200g
  • 塩 (塩揉み用)・・・小さじ1/2
  • お湯 (ゆでる用)・・・500ml
  • ちくわぶ・・・80g
  • 焼きちくわ・・・1本
  • 厚揚げ (計150g)・・・2枚
  • ゆで卵・・・2個
  • はんぺん・・・1枚

だし汁

  • 水・・・800ml
  • オイスターソース・・・大さじ1
  • 顆粒和風だし・・・小さじ2
  • 塩・・・小さじ1
  • 練りからし・・・小さじ1

手順

準備.大根の皮はむいておきます。
1.大根は3cm幅に切り、十字に切り込みを入れ、耐熱ボウルに入れてラップをし600Wの電子レンジで5分ほど、やわらかくなるまで加熱し、水気を切ります。
2.こんにゃくはボウルに入れて塩をふり、よく揉みこみ、お湯を沸騰させた鍋に入れ、2分程ゆでて湯切りします。粗熱が取れたら両面に5mm幅の格子状に切り込みを入れ、4等分の三角形に切ります。
3.厚揚げは三角形に切り、熱湯をかけ、水気を切ります。
4.ちくわぶは3cm幅の斜め切りにします。焼きちくわは半分の長さに切り、斜めに切ります。
5.はんぺんは対角線状に切ります。
6.鍋にだし汁の材料を入れ、中火で熱し沸騰したら1、2、3、4、ゆで卵を入れ、再沸騰したら弱火にし、蓋をして20分ほど煮込みます。
7.はんぺんを入れて蓋をし5分ほど弱火で煮込み、、はんぺんに火が通ったら火から下ろします。
8.練りからしを添えて出来上がりです。

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

大根といえばやっぱりおでん!

いかがでしたか?今回は大根の皮のむき方と、味がしみしみのおいしいおでんのレシピをご紹介しました。寒くなってくるとアツアツのおでんが恋しくなりますね。ぜひほっくりと煮えた大根が入った、おいしいおでんを作ってみてくださいね。

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