小さな桃のような見た目で、とてもかわいらしいオレンジ色の果実「あんず」。「アプリコット」と英名でも呼ばれています。
あんずの保存方法|長持ちのコツ|優しく扱う
ジャムやシロップ漬け、干しあんずなど、加工して食べられることが多いあんずですが、酸味の少ない生食用の品種も出回っています。旬は6~7月で、豊かな香りと甘酸っぱい味わいはたまらないおいしさです。
今回は、そんなあんずの正しい保存方法をご紹介します。旬の時期のフレッシュなあんずのおいしさを、長くキープして楽しみましょう!
保存のポイントは「優しく扱うこと」と「加工」
■まだ熟していない場合
①パックから取り出し、風通しの良い場所で保存して追熟させる
【ポイント】
・全体がしっかり色づき、良い香りが立ってきたら、十分に熟した証拠です。
・収穫後のあんずは熟すスピードが早いため、状態をこまめにチェックしましょう。
■すでに熟している場合
①乾燥しないよう、袋やラップで包む
②冷蔵庫に入れて保存する
【ポイント】
・熟した生のあんずは傷むのが早いため、傷がつかないよう優しく丁寧に扱い、なるべく早く食べきるようにしましょう。
■ジャムやシロップ漬けに加工して冷蔵保存
①あんずの皮をむき、種を取り除く
②砂糖などを加えて煮詰め、ジャムやシロップ漬けに加工する
③煮沸消毒した清潔な瓶などの容器に詰めて冷蔵庫で保存する
【ポイント】
・ジャムやシロップ漬けを容器から出すときには、清潔なスプーンを使うようにしましょう。
・加工後も、なるべく早く食べきるように心がけましょう。
■ピューレに加工して冷凍保存
①皮をむき、種を取ったあんずと砂糖を鍋に入れて、やわらかくなるまで煮る
②粗熱を取り、ミキサーやフードプロセッサーでなめらかなピューレ状にする
③冷凍用ジッパー付き保存袋に入れ、空気をしっかり抜いてジッパーを閉じる
④冷凍庫で保存する
【ポイント】
・色がきれいなため、ムースやソースなどに使うのがおすすめです。
・冷凍したピューレは必ず再加熱してから召し上がるようにしてください。
旬の時期にはフレッシュなあんずを楽しもう!
今回は、初夏〜夏が旬の「あんず」の保存方法をご紹介しました。生のあんずは出回る時期が限られているので、旬の時期に購入したら上手に保存して、長くフレッシュなおいしさを楽しみたいですよね。
もちろん、生食以外にも、ジャムやシロップ漬けなど、おいしく加工できるのもあんずの魅力。ぜひいろいろな食べ方で楽しんでみてくださいね。
また、クラシルでは「あんずの選び方」についてもご紹介しています。ぜひ、こちらも参考にしてみてくださいね。