最終更新日 2023.3.30

ハイボールのカロリーはどれくらい?他のお酒との違いも解説!

ハイボールのカロリーはどれくらい?他のお酒との違いも解説!

ウイスキーを炭酸水で割った「ハイボール」。太りにくいとも言われていますが、実際にどれくらいのカロリーがあるのでしょうか。今回はそんなハイボールのカロリーをビールや日本酒などほかのお酒と比較して解説します。後半では、炭酸以外の割り方や飲み方、さらにウイスキーを使ったお酒のレシピもご紹介していますよ!

  • 目次
  • ウイスキーってどんなお酒?原料や作り方を解説
  • ウイスキーの種類
  • ウイスキーとハイボールのカロリー
  • ウイスキー
  • ハイボール
  • ほかのお酒との比較
  • ビール
  • 日本酒(清酒/純米吟醸酒)

ウイスキーってどんなお酒?原料や作り方を解説

まずは、ハイボールのベースとなるウイスキーとはどんなお酒なのか、おさらいしてみましょう。

ウイスキーは一般的に「穀物を原料として、糖化、発酵の後に蒸留を行い、木製の樽で貯蔵熟成させてできるお酒」と定義されています。ただ、国によってウイスキーに使う原料や製造、熟成年数などそれぞれ条件が定められているため、国ごとにウイスキーの定義は異なります。

以下が、一般的なウイスキーの作り方です。

「仕込み(糖化)」

「発酵」

「蒸留」

「熟成(貯蔵)」

「ブレンド」

ウイスキーの原料になる穀物は主に大麦やライ麦、トウモロコシなど。これらの材料や配合によってウイスキーの味わいが変わります。

ウイスキーは蒸留して作られるアルコール度数の高いお酒です。原料のブドウや米などに含まれる糖をアルコール発酵させて作るワインやビール、日本酒などとは異なり、ウイスキーはアルコール発酵のあとに蒸留を経て樽の中で長期間熟成させます。そうすることによって透明だった原酒から深い琥珀色に変わり、香りが複雑でまろやかになるんですよ。

ウイスキーの種類

また、ウイスキーは大きく、原料に大麦麦芽だけを使った「モルトウイスキー」、トウモロコシやライ麦、小麦などの穀物を原料にした「グレーンウイスキー」、この2つを組み合わせた「ブレンデッドウイスキー」に分けられます。モルトウイスキーは香り豊かで個性的な味わいが特徴なのに対し、グレーンウイスキーは軽快で穏やかな味わいが特徴です。

さらにウイスキーは作られる国によっても風味が異なる面白いお酒です。なかでもアメリカのアメリカンウイスキー、スコットランドのスコッチウイスキー、カナダのカナディアンウイスキー、アイルランドのアイリッシュウイスキー、日本のジャパニーズウイスキーは「5大ウイスキー」とも呼ばれており、それぞれ独特の魅力があります。使う原料や樽の材質によって味わいや香りが異なるので、国やメーカーごとに飲み比べてもおもしろいかもしれませんね。

ウイスキーとハイボールのカロリー

ウイスキーのことがわかったところで、さっそくウイスキーのカロリーをチェックしてみましょう。

ウイスキー

100mlあたり
・エネルギー 223kcal
・たんぱく質 0g
・脂質    0g
・炭水化物  0g
・食物繊維  0g
・糖質    0g
※アルコール度数 40.0%

ハイボール

一杯(150ml)あたり

・エネルギー 67kcal
・たんぱく質 0g
・脂質    0g
・炭水化物  0g
・食物繊維  0g
・糖質    0g
※ウイスキー(アルコール度数40.0%)を30ml、炭酸水120ml、1:4の割合で作ることを想定して計算しています

100mlあたりのカロリーは高めであることがわかりますが、シングルで飲む場合は30mlのため、一杯あたりの目安量ではありません。炭酸水で割ってハイボールにしてもカロリーはありますが、炭水化物や糖質は0であることがわかります。

ちなみに、上記では0kcalの炭酸水で計算していますが、コーラやジンジャーエールなどのジュースで割るとその分カロリーは増加しますので、カロリーが気になる方は割る飲み物にも注目してみてくださいね。

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

ほかのお酒との比較

ではほかのお酒はどれくらいのカロリーがあるのでしょうか?ここでは、ビールや焼酎など、それぞれ一杯あたりのカロリーを確認して、ハイボールと比較してみましょう。

ビール

1缶350mlあたり
・エネルギー 138kcal
・たんぱく質 1.1g
・脂質    0g
・炭水化物  10.9g
・食物繊維  0g
・糖質    10.9g
※アルコール度数 4.6%

日本酒(清酒/純米吟醸酒)

1合180mlあたり
・エネルギー 183kcal
・たんぱく質 0.7g
・脂質    0g
・炭水化物  7.4g
・食物繊維  0g
・糖質    7.4g
※アルコール度数 15.1%

焼酎(単式蒸留焼酎)

100mlあたり
・エネルギー 140kcal
・たんぱく質 0g
・脂質    0g
・炭水化物  0g
・食物繊維  0g
・糖質    0g
※アルコール度数 25.0%

赤ワイン

120mlあたり

・エネルギー 81kcal
・たんぱく質 0.2g
・脂質 微量
・炭水化物 1.8g
・食物繊維 -(未測定)
・糖質 食物繊維が未測定のため不明
※アルコール度数 11.6%

白ワイン

120mlあたり

・エネルギー 90kcal
・たんぱく質 0.1g
・脂質 微量
・炭水化物 2.4g
・食物繊維 -(未測定)
・糖質 食物繊維が未測定のため不明
※アルコール度数 11.4%

※参照:「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

このようにウイスキーとほかのお酒を比較してみると、ウイスキーには炭水化物や糖質が含まれていないことがわかります。これは、ウイスキーが蒸留酒であることに理由があります。

ビールや日本酒、ワインなどは原料に酵母を加え、発酵させて作られる醸造酒です。これらのお酒は、原料の糖分や栄養素、色素などが残るため深みやコクのある味わいを楽しめるのが特徴です。ぶどうを発酵させて作るワインがわかりやすい例かもしれません。

一方蒸留酒は、醸造酒を加熱して気化させ、さらにそれを冷やして液化したものです。ウイスキーや焼酎がこの蒸留酒にあたります。アルコール度数は醸造酒に比べると高くなりますが、この蒸留という過程を通して作ることで、原料の不純物や糖質などが取り除かれるのです。ウイスキーのカロリーは高めに感じますが、これはほとんどアルコール由来のカロリーのため、体内に残りにくいとされていることから「太りにくい」と言われているようです。

しかし、いくら糖質のないウイスキーでもカロリーは含まれます。お酒を選んでいるといっても適量を守ることは健康のためにも大切です。飲み方や量を工夫して、楽しくお酒を飲みたいですね。

基本からアレンジまで!ウイスキーの割り方をご紹介

ウイスキーの飲み方といえば炭酸水で割るハイボールが注目されていますが、実はほかにもウイスキーの魅力を味わえる飲み方がたくさんあります。ここからはウイスキーを楽しめる割り方をご紹介します。

ハイボール(炭酸割り)

まずはウイスキーを炭酸水で割る定番のハイボールから。そのまま飲んでウイスキーの香りやのど越しを楽しんだり、レモンやライムを添えて爽やかな香りをプラスすることもあります。

水割り

氷と水でウイスキーを割った水割りもウイスキーが飲みやすくなる割り方のひとつです。氷と水で割るので、少しウイスキーの香りが弱まりますがさっぱりと飲みやすく、料理の味を邪魔しないので食事に合う飲み方として知られています。また、ウイスキーと常温の水を同量で割って飲むことでより香りを楽しめる「トゥワイスアップ」という飲み方もあり、同じ水割りでも違う楽しみ方ができます。

ロック

オンザロックとも言い、氷を入れたグラスにウイスキーを注いでそのまま飲む飲み方です。氷を入れることでウイスキーの強い風味やアルコールによるツンとした刺激がやわらぎ、飲みやすくなります。丸氷など、かたくて大きめの氷を使うことで水っぽくならずに楽しむことができますよ。

ジュース割り

ジンジャーエールやコーラ、オレンジジュースなどのジュース類もウイスキーとよく合うんです!ウイスキー特有の香りがふわっと残りつつもジュースの風味をしっかりと感じられるので、はじめての方でも飲みやすく仕上がりますよ。

ウイスキーは割り方によってまったく異なる味わいを楽しむことができます。シチュエーションやタイミングに合わせて飲み方を変えてみるのもおもしろいかもしれません。記事後半でご紹介する割り方もおいしいので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

ウイスキーを楽しもう!おすすめウイスキーレシピをご紹介

ウイスキーがどんなお酒なのか、ほかのお酒とのカロリーの違いが分かったところで、ここからはウイスキーを使ったドリンクレシピをご紹介します。基本のハイボールやおすすめのアレンジをぜひお楽しみください。

ハイボール

食事のお供にもぴったり!おいしいハイボールの作り方をご紹介します。氷をたっぷり入れて作ることで爽快感が増し、さっぱりといただけますよ。炭酸水を入れたあとは混ぜすぎないのがポイント!ウイスキーの複雑な香りとのど越しのよさを楽しんでくださいね。

コークハイ

甘めのお酒が好きな方は炭酸水をコーラに変えたコークハイがおすすめです。甘みの強いコーラとふわっと香るウイスキー特有の香りが相性抜群!くし切りにしたレモンを入れれば、よりさっぱりといただけます。コーラはメーカーによって甘さが変わるので、ぜひお好みのものを探してみてくださいね。

ホットウイスキー

寒い日やリラックスタイムにもうれしい、ホットウイスキーはいかがでしょうか。温まった琥珀色のウイスキーにレモンとシナモンの香りがよく合い、ほっと癒やされる味わいです。そのままでは飲みにくいという方はオレンジなどのフルーツで香りと風味をプラスして楽しむのもおすすめですよ。

ミントジュレップ

ウイスキーで作るカクテルのレシピも覚えておいて損はありません!まろやかな味わいで飲みやすいミントジュレップはいかがでしょうか?ガムシロップのおかげでほんのり甘く、清涼感のあるミントの香りがよく合います。ミントを潰して香りを出すほど爽やかな味わいが口いっぱいに広がりますよ。おもてなしにもおすすめの一杯です。

ハイボールのカロリーを知って適切な量を飲もう!

ハイボールのベースとなるウイスキーがどんなお酒なのか、また、ハイボールのカロリーがどれくらいあるのかについて、ほかのお酒のカロリーと比較してご紹介しました。ウイスキーに炭水化物は含まれていませんが、ほかのお酒と比べると比較的カロリーが高いことがわかりました。だいたいのカロリーを知っておくことで、お酒を飲むときの参考になりますよ。アルコールは飲み方や付き合い方を工夫しながら適量を楽しんでくださいね。

※こちらのレシピはウイスキーを使用しております。アルコールが含まれますので、お子様やアルコールに弱い方、妊娠中の方、授乳中の方はご注意ください。また、運転時、スポーツ時、入浴時はアルコールの摂取をお控えください。

※20歳未満の飲酒はやめましょう。

※飲む直前に混和し、作り置きはおやめください。

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