畑のお肉とも言われる「大豆」。煮物やスープに入れてもおいしいですよね。そんな大豆を世界でいちばん輸出している国はどこでしょうか?ぜひ予想してみてください。答え合わせのあとは、ランキングにちなんで大豆を使ったおかずレシピをご紹介します。ぜひ最後までお楽しみくださいね。
世界でいちばん“大豆”を輸出している国は?2位アメリカを大きく引き離した意外な1位は…
ランキングの発表!
このランキングは、FAOの調査を参考に作成しました。2022年の年間の大豆輸出量を比べています。みなさんの予想した国はどこでしょう?さっそくランキングの発表です!
第5位・・・ウルグアイ 3,065,208.51 t
第4位・・・カナダ 4,283,426.24 t
第3位・・・アルゼンチン 5,195,178.01 t
第2位・・・アメリカ 57,332,027.18 t
気になる第1位は...。
第1位・・・ブラジル 78,932,117.89 t
第1位はブラジルでした!
ブラジルに大豆のイメージがある方は少ないのでは?世界的に見ると、大豆は食用としてだけではなく、家畜の飼料にも活用されています。食用として食べられているのは全体の15%ほど。日本のように、大豆を料理に使う国は意外と少ないんですよ。
日本の食卓には、豆腐や納豆、みそ、しょうゆなど大豆由来の食材がかかせませんよね。これらの食材には、国産大豆、輸入大豆のどちらもが使われますが、なかでも大豆をそのまま味わう煮豆に使われる大豆は、ほぼ国産のものでまかなわれているのだとか。おうちにある大豆食材のラベルにも、ときどき目を向けるとおもしろいかもしれませんね。
大豆を使ったおかずレシピをご紹介!
ここからは、ランキングにちなんで、大豆を使ったおかずレシピをご紹介します。トマト缶を使ったお手軽ポークビーンズやそぼろ入りみそ大豆、大豆と根菜のきんぴらなど、大豆が大活躍するおかずレシピをピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね。
1.トマト缶でお手軽 ポークビーンズ
市販のトマト缶を使って作れる、お手軽ポークビーンズをご紹介します。じっくりと煮込んだトマトスープは、一口食べるとほっとするおいしさ。大豆を加えることで、満足感のあるスープに仕上がりますよ。豚肉や野菜の旨み、バターのコクやホクホクとした食感の大豆など、飽きのこないおいしさがつまった一品です。ぜひ試してみてくださいね。
材料(2人前)
- 豚こま切れ肉・・・100g
- 玉ねぎ・・・60g
- じゃがいも・・・60g
- 水 (さらす用)・・・適量
- 大豆の水煮・・・100g
- すりおろしニンニク・・・小さじ1/2
- カットトマト缶・・・200g
- 水・・・200ml
- ケチャップ・・・大さじ3
- コンソメ顆粒・・・小さじ2
- オリーブオイル・・・小さじ1
- 塩・・・少々
- 黒こしょう・・・少々
- 有塩バター・・・8g
- パセリ (乾燥)・・・適量
作り方
1.玉ねぎは1cm角に切ります。じゃがいもは皮をむいて芽を取り除き、1cm角に切り、水に5分ほどさらします。
2.フライパンにオリーブオイル、すりおろしニンニクを入れて弱火で熱します。香りが立ってきたら、豚こま切れ肉、1の玉ねぎを入れて炒めます。
3.豚こま切れ肉の色が変わったら、1の水気を切ったじゃがいも、大豆の水煮、カットトマト缶、水を入れて中火で煮ます。
4.煮立ったらケチャップ、コンソメ顆粒を入れて、じゃがいもに火が通るまで中火で10分ほど煮込みます。
5.塩、黒こしょう、有塩バターで味を調え、火から下ろします。器に盛り付け、パセリを散らして完成です。
2.そぼろが入った味噌大豆
いろいろな食べ方を楽しめる、そぼろ入りみそ大豆を作ってみませんか?素朴な印象のみそ大豆ですが、ひき肉を入れることでジューシーな旨みが加わりますよ。ごま油が香るみそ大豆は、しょうゆやいりごまを入れて炒めると、より風味豊かな味わいに仕上がります。おにぎりに混ぜてもおいしいので、ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- 大豆の水煮・・・100g
- 豚ひき肉・・・50g
調味料
- みそ・・・大さじ2
- 砂糖・・・大さじ2
- 料理酒・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
- しょうゆ・・・小さじ1/2
- 白いりごま・・・小さじ2
- ごま油・・・小さじ2
作り方
準備.大豆の水煮は水気をよく切っておきます。
1.中火で熱したフライパンにごま油をひき、大豆の水煮を炒めます。
2.大豆に焼き色が付いてきたら、豚ひき肉を加え、中火で炒めます。
3.豚ひき肉の色が変わったら、調味料を入れ、中火で炒めます。
4.汁気が無くなりつやが出てきたら、しょうゆと白いりごまを加え、中火で炒め合わせます。
5.器に盛り付けて完成です。
3.大豆と根菜のきんぴら
シャキシャキとした根菜と大豆のきんぴらはいかがでしょうか?素朴な味わいの大豆に、甘辛い和風の味つけがからんだきんぴらは、ついついお箸が止まらなくなるおいしさです。お好みで一味唐辛子をかけたり、ほかの野菜を加えてアレンジしたりするのもおすすめですよ。あと一品ほしいときの副菜やお酒のおつまみに、ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- レンコン・・・200g
- 水 (さらす用)・・・適量
- ごぼう・・・200g
- 水 (さらす用)・・・適量
- 大豆の水煮・・・100g
調味料
- しょうゆ・・・大さじ2
- 料理酒・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
- 砂糖・・・大さじ1
- 顆粒和風だし・・・小さじ1
- ごま油・・・大さじ1
- 一味唐辛子 (仕上げ用)・・・適量
作り方
準備.大豆の水煮は水気を切っておきます。 レンコンは皮をむいておきます。 ごぼうは皮をこそげ落としておきます。
1.レンコンは5mm幅の半月切りにします。水を張ったボウルに入れて、10分程さらし、水気を切ります。
2.ごぼうはささがきにします。水を張ったボウルに入れて、10分程さらし、水気を切ります。
3.中火に熱したフライパンにごま油をひき、1、2を入れ、火が通るまで5分程炒めます。
4.大豆の水煮、調味料を入れ、汁気が少なくなるまで中火で炒めます。
5.火を止め、器に盛り付け、一味唐辛子を散らして出来上がりです。
大豆料理のレパートリーを広げよう!
いかがでしたか?今回は世界の大豆輸出ランキングと、大豆を使ったおかずレシピをご紹介しました。サラダのトッピングや煮物に使ってもおいしい大豆ですが、ほかにもバリエーション豊かな使い方ができますよ。今回のレシピを参考に、大豆料理のレパートリーを広げてみてくださいね!
※20歳未満の飲酒はやめましょう。
[出典]FAO - FAOSTAT, Countries by commodity, Top 20 Country, Export quantity of Soya beans