最終更新日 2024.10.29

楽ワザ!大根に"すばやく"中まで味を染み込ませる方法に「早く知りたかった…!」

楽ワザ!大根に"すばやく"中まで味を染み込ませる方法に「早く知りたかった…!」

これからの季節に食べたくなるものといえば「おでん」や「煮物」!おでんや煮物の具といえば「大根」が定番ですが、味をしみ込ませるのに意外と手間がかかるイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、「大根に一瞬で味がしみ込む裏技」を検証してみました。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

時短かつ味が染み込みやすくするポイントは2つ!

大ぶりに切った大根は、やわらかくするのにも、中まで味をしみ込ませるのにも時間がかかるので、普段の献立に組み込むにはちょっとハードルが高い、と感じる方もいらっしゃいますよね。

実は、これからご紹介するふたつのポイントをおさえることで、これらのお悩みが解消できるんです!そのポイントとは…?

ポイントその➀:電子レンジで加熱

ひとつめのポイントは、下ゆでに電子レンジを活用することです!これは、すでに実践したことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。

ふろふき大根やおでんに入れるサイズにカットした大根は、かぶるくらいの水で長い時間ゆでないとやわらかくなりません。電子レンジを使えば短時間でやわらかくなるので、料理に時間が取れないときでも気軽に作ることができるんです!ほかにも、電子レンジで食品を加熱すると水分が飛ぶため、そこに煮汁がよく染みこむ、という利点もあります。

ポイントその➁:アツアツの大根を冷たい調味液に浸ける

ふたつ目のポイントは、電子レンジから取り出したアツアツの大根を冷たい状態の調味液に入れること!こちらはあまり聞きなれない方法ですよね。あらかじめ調味しておいた鍋に入れるだけなら、とっても気軽に試せそうです。

今回は実際に上記の2つの裏技を使って、大根の煮物を作っていきます!一般的な大根の煮物の作り方との違いに注目しながら見てみてくださいね。

検証スタート!

材料は、いつもの煮物と同じ!特別なものを用意せずにチャレンジできるのもうれしいポイントですね。

材料

  • 大根・・・300g
  • 水・・・600ml
  • (A)みりん・・・大さじ1
  • (A)しょうゆ・・・大さじ1
  • (A)顆粒和風だし・・・小さじ1

作り方

準備.大根の皮はむいておきます。みりんは、加熱を行いアルコールを飛ばし粗熱をとっておきます。

1.大根は3cm幅の輪切りにし、十字に切り込みを入れます。

切り込みを入れることによって大根の表面積が大きくなり、その分汁に触れやすくなって味がしみ込みやすくなりますよ。

2.耐熱性のボウルに輪切りにした大根を入れ、水を大さじ3(分量外)加えます。

3.ふんわりラップをして、600Wの電子レンジで10分加熱します。

10分経ったら、竹串をさしてスッと入ればOK。固い場合は、様子を見ながら追加で加熱してみてくださいね。大根が透き通ってきたら、火が通った証拠ですよ。

4.鍋に水と(A)を入れます。レンジから取り出した3をそのまま鍋の中に入れ、5分浸けます。

見ていると、熱い大根のなかに、冷たい汁がぐんぐん染みこんでいくのがはっきりとわかります。

5分後の大根はこのような仕上がりになりました。うっすらと大根が色づき、汁を吸っているのが見てとれます。このまま食べても、ほんのり和風の味わいが感じられ、十分おいしいですよ。ここまでかかった時間はたったの15分!まだコンロも使っていません。

5.鍋を火にかけ、温めたら完成です。

今回は15分追加で温めました。5分汁に浸けただけの大根よりさらに色が濃くなっています。一口食べると、噛むほどに煮汁がじゅわっと口の中に広がります。中までしっかりとやわらかく味も染みこんでいて、ジューシーという言葉がぴったりな絶品煮物に仕上がりました。

試してみる価値ありの裏技!

検証の結果、裏技を使った大根はとてもおいしく仕上がることがわかりました!時間がないときでも、この方法なら気軽に大根の煮物を作れそうですね。

一方で、時間が取れるときには鍋でじっくり下ゆでするのもおすすめです。下ゆですることで大根特有のえぐ味などが取り除かれ、中まで味が染み込みやすくなりますよ。ぜひシチュエーションに合わせて、やりやすい方法を選んでみてくださいね!

これからの時季に食べたい!おすすめの大根レシピ

ここからは、ご紹介した裏技にちなんで、味がしみしみの大根の煮物レシピをご紹介します。今回は、甘辛い味つけでごはんが進むイカと大根のほっこり煮をピックアップしました。ぜひチェックしてみてくださいね!

イカと大根のほっこり煮

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めんつゆだけで味が決まる、イカと大根のほっこり煮をご紹介します。ごろっと大きめにカットした大根と歯ごたえのあるイカの食感のバランスがよく、思わず箸が伸びる一皿です。トッピングのゆずのさわやかな香りが甘辛い味わいと相性抜群ですよ。イカの下処理に少し手間がかかりますが、その分イカの旨みが染みわたったしみじみおいしい煮物ができあがるので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

材料(2人前)

  • 大根・・・300g
  • 水・・・適量
  • イカ (1杯)・・・200g
  • ゆずの皮・・・2g
  • (A)めんつゆ (2倍濃縮)・・・80ml
  • (A)水・・・150ml

トッピング

  • 小ねぎ (小口切り)・・・適量

作り方

準備.イカは内臓を取り除き、吸盤をしごいておきます。
1.大根は皮をむき、乱切りにします。
2.耐熱ボウルに入れて大根が被る程度の水を注ぎ、ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで7分加熱し、お湯を切ります。
3.ゆずの皮は千切りにします。
4.イカの胴体は1cm幅の輪切りにし、ゲソは長さ5cmに切ります。
5.鍋に(A)を入れて中火でひと煮立ちさせます。2、3、4を加え、イカに火が通り、煮汁が半分程になるまで7分程煮たら火から下ろします。
6.お皿に盛り付け、小ねぎを散らして完成です。

大根の煮物は簡単においしくできる!

いかがでしたか。今回は、大根に味をすばやくしみ込ませる裏技と、おすすめの大根の煮物レシピをご紹介しました。やわらかさやおいしさ、かかる時間など、さまざまな点でおすすめの裏技ですので、難しいと思っていた方もぜひ作ってみてくださいね。寒い日は、ホクホクの大根を食べて温まりましょう!

※ご使用の電子レンジの機種や耐熱容器の種類、食材の状態により加熱具合に誤差が生じます。 様子を確認しながら加熱時間を調整してください。必要に応じて食材に完全に火が通るまで加熱してください。

※こちらの記事は2023.2.4に初公開した内容を再投稿したものです。

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