秋に旬を迎える魚といえば「サンマ」!旬のサンマは脂がのり、旨味もたっぷり。塩焼きが定番ですが、お刺身や煮物など、ほかにもさまざまな食べ方で楽しむことができる魚ですよね。そこで今回は、おいしいサンマの選び方と、サンマを使った絶品おかずレシピをご紹介します。
いまが旬の食材“サンマ”を選ぶ3つのポイントって?覚えておきたいおすすめレシピも
サンマは身だけでなく内臓も丸ごと食べられるのはなぜ?
ふっくらとした身はもちろん、ちょっぴり苦みのある内臓まで丸ごと楽しめる点もサンマの魅力ですが、なぜサンマは内臓まで食べられるのかご存知ですか?
サンマが内臓まで食べられる理由は、胃がない「無胃魚」だから。胃がないと食べたものはすぐに排泄されてしまいます。体の中に排泄物がほとんどたまらないため、内臓までおいしく食べられるというわけなんです。
必見!おいしいサンマを選ぶポイントをご紹介
内臓まで丸ごと食べられるサンマは、鮮度が命!そこで今回は、おいしくて鮮度のよいサンマを選ぶポイントをご紹介します。
新鮮でおいしいサンマを選ぶためにチェックしたいポイントは以下の3つです。
①形、感触
②口
③目
それでは一つずつ詳しく見ていきましょう。
①形、感触
まずは、サンマの形をチェック!特に注目すべきポイントは、頭から背中にかけての形です。頭から背中にかけて盛り上がった形になっていて、全体的にハリがあるものを選びましょう。
また、選ぶ際に触れることができるときには、お腹の部分にやさしく触れてみましょう。お腹の部分にもハリがあり、やわらかくないものを選ぶことが大切です。
②口
次にサンマのとがった口先をチェックしましょう!「くちばし」とも呼ばれる下あごの先は、新鮮なものほど黄色く、鮮度が落ちると茶色っぽくなってしまいます。
③目
最後にチェックしたいのが、サンマの「目」です!黒目の周りが透明で濁っていないサンマが新鮮なサンマです。
ちなみに、お腹のハリと目の透明さは魚全般に共通するポイントですので、ほかの魚を選ぶ際にもぜひ参考にしてみてくださいね。
おいしいサンマレシピをご紹介!
ここからは、サンマを使ったおいしいおかずレシピをご紹介します。トースターで焼ける塩焼きやサンマの揚げ甘辛煮、サンマの南蛮漬けなど、今すぐ食べたくなる魅力的なレシピばかり!ぜひチェックしてみてくださいね。
トースターで楽チン さんまの塩焼き
サンマのおいしさを存分に楽しめる食べ方といえば、塩焼き!おうちに魚焼きグリルがなくても、オーブントースターを使えば手軽にサンマをおいしく焼くことができますよ。塩をふって余分な水分を拭き取り、サラダ油を塗ってから焼いたサンマは、皮はパリっと、そして中はふっくらジューシーな仕上がりに。大根おろしやすだちを添えて、さっぱりと楽しむのがおすすめです。ぜひお試しくださいね。
材料(1人前)
- サンマ・・・1尾
- 塩・・・小さじ1/2
- サラダ油・・・大さじ1
- 大根・・・20g
- すだち・・・1/2個
作り方
準備.大根は皮を剥いておきます。
1.大根はすりおろします。すだちは横半分に切ります。
2.サンマの両面に、塩を振りかけ、10分ほどおきます。
3.キッチンペーパーでしっかりと水分を拭き取り、全体にサラダ油を塗ります。
4.天板にアルミホイルをひき、3を乗せます。
5.オーブントースターで10分ほど、中に火が通り、こんがりと焼き色が付いたら取り出します。
6.お皿に盛り付け、1の汁気を絞った大根とすだちを添えて完成です。
※お使いのトースター機種によって焼き加減が異なりますので、様子を見ながらご調整ください。今回は1000W200℃で焼いています。トースターは庫内が狭く、食材と熱源の距離が近いため、加熱中の食材の油が落ちたり、油はねなどが原因で発煙、発火の恐れがあります。加熱中は目を離さないでください。
※アルミホイルが熱源に直接触れると溶けてしまう恐れがあります。熱源に触れないようご注意ください。
サンマの揚げ甘辛煮
お箸を持つ手が止まらない!サンマの揚げ甘辛煮のレシピをご紹介します。下味をつけて片栗粉をまぶし、カラッと揚げたサンマを、甘辛いしょうゆダレに絡めて仕上げました。ごはんにはもちろん、お酒のおつまみにもぴったりのおかずです。お好みで粉山椒をかけて楽しむのもおすすめですよ。ぜひレパートリーに加えてみてくださいね。
材料(2人前)
- サンマ・・・2尾
-----下処理-----
- 料理酒・・・大さじ1
- すりおろし生姜・・・小さじ1
- 片栗粉・・・大さじ3
-----甘辛ダレ-----
- 水・・・50ml
- しょうゆ・・・大さじ2
- 砂糖・・・大さじ1
- みりん・・・大さじ1
- 揚げ油・・・適量
- 大葉 (飾り用)・・・2枚
作り方
準備.大葉は軸を切り落としておきます。
1.サンマは頭と尾を切り落とし、3等分の筒切りにします。内蔵を取り除いて流水で洗い、キッチンペーパーで水気を拭き取ります。
2.バットに1、下処理の材料を入れて手でよく揉み込み、ラップをかけて冷蔵庫で15分程置きます。
3.片栗粉を入れて、全体にまぶします。
4.揚げ油をフライパンの底から3cm程の高さまで注ぎ、170℃に熱します。3を入れて、中に火が通るまで7分程揚げたら油を切ります。
5.別のフライパンに甘辛ダレの材料を入れて、中火にかけてひと煮立ちさせます。
6.4を入れて煮汁が少なくなるまで中火で煮絡め、火から下ろします。
7.大葉を敷いた器に盛り付けて出来上がりです。
サンマの南蛮漬け
さっぱりと食べられる、サンマの南蛮漬けはいかがでしょうか。カリッと揚げたサンマを、熱いうちに手作りの南蛮ダレに漬けて、中までしっかりと味をしみこませました。脂がのった旨味たっぷりのサンマと、タレのさわやかな酸味が相性抜群でとてもおいしいですよ。野菜の彩りが鮮やかで、食卓がパッと明るくなる一品です。ぜひ作ってみてくださいね。
材料(2人前)
- サンマ (3枚おろし・2尾)・・・160g
- (A)料理酒・・・大さじ1
- (A)すりおろし生姜・・・小さじ1
- 片栗粉・・・大さじ2
- 揚げ油・・・適量
- 長ねぎ (50g)・・・1/2本
- にんじん・・・50g
- ピーマン (40g)・・・1個
- 酢・・・100ml
- (B)砂糖・・・大さじ3
- (B)しょうゆ・・・大さじ2
- (B)鷹の爪輪切り・・・小さじ1/2
- (B)塩こしょう・・・小さじ1/4
作り方
準備.ピーマンはヘタと種を取り除いておきます。 にんじんは皮をむいておきます。
1.長ねぎは斜め薄切りにします。にんじんとピーマンは細切りにします。
2.サンマは半分に切ります。バットに移し、(A)を入れて手でよく揉みこみ、ラップをかけて冷蔵庫で15分程置きます。
3.鍋に酢、(B)を入れ、中火にかけてひと煮立ちさせたら、火から下ろします。
4.別のバットに1を入れ、3を熱いうちに回し入れ、全体に味をなじませます。
5.別のバットに片栗粉、キッチンペーパーで水気を拭き取った2を入れて、全体にまぶします。
6.フライパンの底から3cm程の揚げ油を注ぎ、170℃に熱し、5を入れます。中に火が通るまで5分程揚げ、油を切ります。
7.熱いうちに4に入れてなじませ、粗熱が取れたらラップをかけて冷蔵庫で30分程漬けます。
8.全体に味がなじんだら、器に盛り付けて完成です。
おいしいサンマ料理で「食欲の秋」を楽しもう!
いかがでしたか?今回は、秋に旬を迎えるサンマの選び方と、サンマを使った絶品レシピをご紹介しました。簡単でおいしいサンマ料理のレパートリーがあれば、毎日の食卓がもっと豊かになりますよ。ぜひこの秋は、今回ご紹介したレシピを参考に、おうちでおいしいサンマ料理を作ってみてくださいね。
※20歳未満の飲酒はやめましょう。