最終更新日 2025.2.19

”いちご”のヘタ、洗ってから取る?取ってから洗う?「何か変わるの!?」「お手軽だし真似しよう」

”いちご”のヘタ、洗ってから取る?取ってから洗う?「何か変わるの!?」「お手軽だし真似しよう」

これから旬を迎える、甘酸っぱさがおいしい「いちご」。おうちで食べるときは、何気なくヘタを取っている方も多くいますが、もしかしたら知らない間に大切な栄養を逃がしてしまっているかも…。今回は、気づきにくい栄養の「もったいない」を解消すべく、クラシルの管理栄養士(樺沢風音さん)がおすすめするいちごのヘタを取る正しいタイミングをご紹介します。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

いちごに豊富に含まれている栄養素は?

いちごは、果実類の中でもトップクラスでビタミンCが多く含まれています。100gあたりに含まれるビタミンCは62mgで、同じ重さのレモンのビタミンC含有量に比べると6割ほどなのですが、レモンはいちごのように丸ごと食べられるわけではないので、手軽にビタミンCを摂取することができるという点ではいちごの方に軍配が上がります。

ビタミンCは、水に溶けやすい性質をもつ、水溶性ビタミンのひとつです。いちごを食べる前には水洗いをすると思いますが、そのときに栄養が逃げてしまわないように工夫するのが「もったいない」を防ぐための重要なポイントです。

ヘタを取るタイミングとは?

いちごのビタミンは、実の先端よりもヘタの真下の部分に多く含まれています。そのため、包丁で白い部分ごと切り落としてしまうと、ビタミンが多く含まれている部分をわざわざ捨ててしまうことになってしまいます。ヘタを取るときは、葉っぱ部分をつまんで取り除く程度にとどめておくのがおすすめですよ。

さて、そのうえで重要なのはヘタを取るタイミング。いちごを食べる直前に水洗いをするとき、「ヘタを取ってから洗う」方がいいでしょうか、それとも「洗ってからヘタを取る」方がいいでしょうか?

正解は、「洗ってからヘタを取る」方です!この順番を逆にしてしまうと、取り除いたヘタの部分から、水と一緒にビタミンCが流れ出て失われてしまいます。

おすすめは、ヘタ付きのまま水で洗い、やさしく水気を拭き取ることです。ヘタの間の汚れが気になる場合は葉っぱを上に持ち上げ隙間を洗い流しましょう。その後、ヘタを取って、栄養を逃さずおいしくいただきましょう!

いちごを味わうスイーツレシピ

いちごのヘタを取る正しいタイミングがわかったところで、ここからはいちごを使って誰でも簡単に作れるスイーツレシピをご紹介します。今回は、材料を重ねるだけのいちごのミルフィーユをピックアップしました。ぜひご紹介した下ごしらえ方法を活用して、ビタミンCも逃さずおいしくいただいてくださいね!

フライパンで簡単 いちごのミルフィーユ

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ミルフィーユはお菓子作り上級者でないと作るのが難しいスイーツ、というイメージがありますが、冷凍パイシートを活用すれば簡単においしく作れますよ。パイシートはフライパンで焼くのでオーブンも必要ありません。サクサク食感のパイ生地とクリームの甘さに、いちごの酸味が加わって絶品のおいしさです。おもてなしにもぴったりで、喜ばれること間違いなし!ぜひ作ってみてくださいね。

材料(2人前)

  • 冷凍パイシート (10×17cm)・・・1枚
  • グラニュー糖・・・大さじ1
  • いちご・・・3個

トッピング

  • ホイップクリーム・・・50g
  • いちご (飾り用)・・・2個

作り方

準備.冷凍パイシートはパッケージの表記に従って解凍しておきます。
1.冷凍パイシートは6等分に切り、フォークで数ヶ所に穴をあけ、グラニュー糖を両面にふりかけます。
2.中火で熱したフライパンに1を入れ、蓋をして10分こんがりと焼けるまで加熱をします。
3.裏返し、再び10分蓋をして弱火で焼き色がつくまで加熱したら粗熱をとります。
4.いちごは4等分に切ります。
5.3の1枚にホイップクリーム、4を3枚、ホイップクリームの順に重ねます。同様にもう1段重ね、3を1枚のせます。
6.トッピングをのせて完成です。

いちごのビタミンCを逃がさないで!

いかがでしたか。今回は、いちごのヘタを取る正しいタイミングと、いちごを使ったスイーツをご紹介しました。いちごに含まれているビタミンC、せっかくなら余すところなくいただきたいという方は、手間も道具もいらないワザなので、ぜひやってみてくださいね!

監修:クラシル 管理栄養士 樺沢風音

※こちらの記事は2023.2.20に初公開した内容を再投稿したものです。

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