カリブ発祥のカクテル「ピニャコラーダ」。ホワイトラムをベースに、パイナップルジュースとココナッツミルクを加えて作るロングタイプのカクテルです。今回はそんなピニャコラーダの歴史をはじめ、語源や味の特徴、飲み方などをご紹介します。甘くさっぱりとした味わいのトロピカルカクテルをぜひおうちで作ってみてくださいね。
カクテル「ピニャコラーダ」とは?由来や歴史、おいしい飲み方について解説!
- 目次
- ピニャコラーダとは?
- ピニャコラーダのアルコール度数や味が知りたい!
- ピニャコラーダをおいしく飲むには?
- ピニャコラーダはアレンジ自在!
- ピニャコラーダをアレンジしてみよう!
- マリブ・ピニャコラーダ
- バイア
- ノンアルコール・ピニャコラーダ
ピニャコラーダとは?
甘くトロピカルな味わいが魅力の「ピニャコラーダ」。ホワイトラムをベースにパイナップルジュースとココナッツミルクやココナッツクリーム、生クリームを組み合わせて作る、カリブ発祥のカクテルです。カリブの楽園とも呼ばれる国「プエルトリコ」にあるバーで誕生したと言われています。「ピニャコラーダ」という陽気な響きのある名前は、現地の公用語であるスペイン語で「裏ごししたパイナップル」や「パイナップルの生い茂る峠」を意味しているのだとか。有名ホテルで提供され、長い間人々に愛され続けたピニャコラーダは「国の飲み物」としてプエルトリコの国民的ドリンクの地位を確立し、世界的にも有名カクテルになりました。
ピニャコラーダのアルコール度数や味が知りたい!
ピニャコラーダの材料になるのは、ホワイトラムとココナッツミルクやココナッツクリーム、生クリーム、パイナップルジュース、クラッシュアイスです。これらの材料をカクテルシェイカーに入れて、しっかりとシェイクしてからクラッシュアイスの入ったグラスに注ぎ、飾りにカットしたパイナップルやチェリーを添えます。そんな見た目も可愛らしく、南国感たっぷりなピニャコラーダですが、アルコール度数も気になるところですよね。ベースとなるホワイトラムのアルコール度数は40%ほど。これだけ聞くと驚いてしまいますが、そこにパイナップルジュースやココナッツミルクなどを加えて作るので、ピニャコラーダのアルコール度数はだいたい8%程度になります。パイナップルジュースやココナッツミルクが入るため、まろやかな口当たりに仕上がり、南国の情景が目に浮かぶような甘くトロピカルな味わいを楽しむことができます。
ピニャコラーダをおいしく飲むには?
ピニャコラーダはロングカクテルなので、時間をかけて楽しめるカクテルです。ただし、クラッシュアイスが入っているので、氷が溶けて味が薄まってしまう前に飲むと最後までおいしくいただけます。また、グラスのふちなどに飾られているフルーツを食べながら飲むのもおすすめ!ピニャコラーダのさっぱりとした甘さとフルーツの酸味など、相性を楽しんでみてくださいね。
ピニャコラーダはアレンジ自在!
ピニャコラーダには基本のレシピがありますが、アレンジすることでまた違った味わいを楽しむことができるんです!例えば、基本のピニャコラーダにカラフルな果実系のリキュールを加えれば、味わいも見た目も華やかに。ココナッツミルクの代わりにヨーグルトを入れれば、食後のデザート感覚でいただけます。そのほかにも、パイナップルを絞ったフレッシュジュースで作ってみたり、マンゴーなどほかのトロピカルフルーツをプラスすれば、より南国感溢れるピニャコラーダを作ることができますよ!
ピニャコラーダをアレンジしてみよう!
このようにさまざまなアレンジが楽しめるピニャコラーダですが、すでにピニャコラーダのアレンジカクテルとして知られているものもあるんです。ここでは3種類のアレンジカクテルをご紹介します。
マリブ・ピニャコラーダ
ホワイトラムとココナッツミルクの代わりに「マリブ」というココナッツリキュールと牛乳を使用して作るピニャコラーダです。ココナッツミルクやホワイトラムをそろえなくても、マリブさえ用意しておけばいつでも手軽にピニャコラーダを作れるので、ぜひ覚えておきたい組み合わせです。
※『マリブ』は「ザ・アブソリュート・カンパニー・アクティボラーグ」の登録商標又は商標です。
バイア
通常はホワイトラムを使用して作るピニャコラーダですが、ホワイトラムだけでなくダークラムも使用して作るのが「バイア」です。シェイカーに2種類のラム酒とココナッツミルク、パイナップルジュースを入れてシェイクして作ります。2種類のラム酒を使用することで、より深みのある味わいのピニャコラーダに仕上がりますよ。
ノンアルコール・ピニャコラーダ
カクテルのようなおしゃれな見た目ながらノンアルコールで作られる「モクテル」に近年人気が集まっていますが、ピニャコラーダ風のものも登場しています。使用する材料は、パイナップルジュースとココナッツミルク。そのほかに、レモン果汁やデコレーション用にカットしたフレッシュフルーツやミントなども用意しておくと見た目よく仕上げることができます。パイナップルジュースだけでなく、角切りにしたフレッシュパイナップルも加えてミキサーにかけると、より果実味溢れる贅沢な味わいを楽しめますよ!風味や味わいをアップさせるために、ピニャコラーダシロップを使用するのもおすすめです。ノンアルコールなので、お酒が飲めない方も楽しめるのがうれしいですね!
知っておきたい「チチ」との違い
ピニャコラーダのほかにも、パイナップルジュースとココナッツミルクを使うカクテルがあります。それは、ハワイ生まれの「チチ」です。実はもともと「チチ」のベースもラムだったのだとか。偶然にも材料とレシピが同じだった両者ですが、チチはベースにウォッカを使用するレシピに変わったのだそうです。マリブとハワイはどちらも美しい海に囲まれたリゾート地。南国を代表する食材であるパイナップルジュースとココナッツミルクというトロピカルでおいしい組み合わせが、同じカクテルを生み出してしまったのは必然だったのかもしれませんね。
自分好みのピニャコラーダを探してみよう!
今回は、南国のカクテル「ピニャコラーダ」についてご紹介しました。ホワイトラムにココナッツミルク、パイナップルジュースの組み合わせが基本のピニャコラーダは、意外にもアレンジしやすいカクテルです。ベースのリキュールや割るジュース、プラスするフルーツを変えることで、自分好みのアレンジピニャコラーダを見つけるのもおもしろいかもしれませんね!型にはまらずに楽しめるピニャコラーダをぜひ自宅でも作ってみてくださいね!
※20歳未満の飲酒はやめましょう。