この季節に出回る「新玉ねぎ」。フレッシュで辛くないイメージがありますが、みなさんは普通の玉ねぎと新玉ねぎの違いをご存知でしょうか?今回は、普段食べている玉ねぎと新玉ねぎの違いを解説します。使い分け方や、新玉ねぎを使った絶品レシピもご紹介しますよ。ぜひ最後までチェックしてみてくださいね。
「普通の玉ねぎ」と「新玉ねぎ」は何が違うの?【使い分けるポイントも解説】
普通の玉ねぎと新玉ねぎは何が違うの?
新玉ねぎと普通の玉ねぎは、品種が違うと思っている方もいるでしょうか。じつはふたつは基本的には同じものなんです!
よく私たちが食べている普通の玉ねぎは年間を通して手に入りやすいですよね。それは、収穫後1ヶ月ほど表皮を乾燥させてから出荷されているから。玉ねぎは産地により春と秋の2回収穫時期をむかえることにくわえ、乾燥させることによって日持ちするため1年中手に入るんです。
一方で、新玉ねぎは3〜4月頃に収穫したあと乾燥させずにすぐに出荷されます。春にとれる早生種のため水分を多く含み、新鮮でやわらかく辛味が少ないのが特徴です。新玉ねぎは品種の違いではなく、早取りの玉ねぎの総称なんですよ。
特徴を活かして使い分けよう!
ここからは、新玉ねぎと普通の玉ねぎはそれぞれどんな料理に適しているのかご紹介します。
■ 新玉ねぎ
新玉ねぎは、なんといっても辛みが少ないのが特徴です。収穫から時間が経っていないため、みずみずしくてやわらかいので、サラダやマリネなど生で食べると新玉ねぎのおいしさを存分に味わうことができます。水分が多いので煮込むと形が残りにくく、短時間でとろりとした味わいが楽しめます。
■ 普通の玉ねぎ
辛みが強いので、生で食べるよりも加熱して食べるのがおすすめです。炒め物や揚げ物にしても水分が出にくく、シャキシャキした食感が楽しめます。煮込み料理で玉ねぎの形や食感を残したい場合は、普通の玉ねぎを使うといいですよ。
乾燥の有無で味わいが違うふたつの玉ねぎ。特徴を活かして、上手に使い分けてみてくださいね。
新玉ねぎを使ったおすすめレシピをご紹介!
ここからは旬をむかえる新玉ねぎを主役にしたレシピをご紹介しますよ。見た目も楽しい「新玉ねぎの肉詰めあんかけ」をピックアップしました。新玉ねぎがとろけて、やみつき必至なおいしさです。ぜひチェックしてみてくださいね。
新玉ねぎの肉詰めあんかけ
新玉ねぎを丸ごと使って作る、新玉ねぎの肉詰めあんかけは季節のおいしさが堪能できる一品です。玉ねぎの中心をくり抜いたら肉だねを詰めて、じっくり煮込みます。とろとろの玉ねぎとジューシーな肉だねがよく合い、絶品です!とろみをつけずにスープでいただいても、とってもおいしいですよ。ぜひ試してみてくださいね。
材料(2人前)
- 新玉ねぎ・・・2個
- 豚ひき肉・・・80g
- 塩こしょう・・・少々
- ナツメグ・・・少々
- 水・・・150ml
- (A)しょうゆ・・・大さじ2
- (A)みりん・・・大さじ2
- (A)顆粒和風だし・・・小さじ1/2
- 水溶き片栗粉・・・大さじ2
- 小ねぎ (小口切り)・・・適量
作り方
1.新玉ねぎは上下1cmを切り落とし、外側2~3枚を残してスプーンで中をくり抜きます。
2.1でくり抜いた部分はみじん切りにします。
3.ボウルに2、豚ひき肉、塩こしょう、ナツメグを入れ、手で粘りが出るまで混ぜます。
4.1に3を詰め込みます。
5.鍋に水、(A)を入れ中火で加熱し、沸騰したら4を入れ蓋をして15分中に火が通るまで中火で煮ます。
6.玉ねぎを取り出し、残った汁を中火で加熱し煮立たせ、水溶き片栗粉を入れてとろみが中火でつくまで加熱し、火から下ろします。
7.器に5を盛り付け、6をかけ、小ねぎを散らして完成です。
春を告げる新玉ねぎをおいしくいただこう!
いかがでしたか?普通の玉ねぎと新玉ねぎの違いや特徴、新玉ねぎを使った絶品レシピをご紹介しました。いつも普通の玉ねぎを食べている方も、新玉ねぎを食べて春の訪れを感じるのもいいですね。ぜひこの時期ならではの甘い玉ねぎを味わってみてくださいね。